曇り気味の朝、温度は低く寒い。窯立ての続きを始めるには、まずカシの小丸太の裁
断、炭木作り、枝木の裁断から。午前中に窯立てを終え午後から山行きをすることにな
った。思った以上に温度が低く外であまり動かない作業をしていると身体が冷え冷えし
てくる。昨日、彫り上げたカシ猫 2体を窯に追加、今回は全部で6体の炭化を目指す。
やっつけ仕事で、予定通り午前中に炭木を立て終え障壁、焚口づくりを午後一の仕事
に残す。午後は2班に分かれ主力部隊は山行き。過日から先送りの谷渡りをしたままの
カシを成敗しに行く。前回より一回り大きい(重い)ツールホールを持参し根元を引っ張り
上げて寄りかかっている先端を外そうと試みる。
ところがしっかりと他の木に寄りかかって根本を動かしても先端はそのままで倒れない。
山で悪戦苦闘している中、窯では火入れが終わり山の部隊と合流。
危ない手は使えないから仕方なく達磨落としの如く、下から70㌢ほど切り取り再び根元
を引っ張り70㌢ほどを切ることの繰り返し。急峻な所での作業だからじっとしているだけ
でも踏ん張らないといけないから疲れること。危険のないことを確認しながらやっとのこと
で倒せたのが4時半を回った時。
結局、午後はこのカシに掛かりっきり、2年越しの作業に終止符を打つ。割と大きなカシ
をものにし、大方のところ1窯近くはありそう。次回、山から運び出せば次の窯の準備が
そろう。
窯出しをすると直に売り切れの状態が続いており安堵する間のない本当の悲鳴...
でありでもある
中央の斜めになっている問題児
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