朝方は厚い雲に覆われ今にも雨粒が落ちてきそうな様子だったが、雲の頑張りも
及ばずポツポツから本格的な雨降りに変わった。私の炭小屋への通勤路は谷の
上の方から下って来る。スピードを落とし堤のカーブをゆっくりと曲がると小屋が
顔を出す。その姿は季節の変化と共に佇まいまで全く新しいものに変えてしまう。
春は柔らかな日差しに包まれ、真冬のモノクロの世界とは違う世界を演出する。
何気ない風景だがいつ見ても味がある。炭焼きは4日目に入り点火後、3夜越し
の最終夜になり明日には籠めることを目標にする。過去のデータとの比較では着
火が4時間ばかり早いのに温度上昇がややゆっくり気味、煙突出口の温度調節
によるものかエルボー追加の影響下は判断できず。いずれにしても明日は天王山。
朝方の窯の様子
夕方の様子