リッツ・ホテルのアフタヌーン・ティーだけでなく、この旅でいただいたほかのお菓子も報告します。ツイッターで写真はupしたのですけど、今度は蘊蓄つきにもおつきあいください。
V&A cafeのキャロット・ケーキ
V&Aでは常に魅力的な展示をしていて、しかもすご~く広いのでよく歩きます。ふと気がつくと頭と脚がもう限界に・・・という瞬間このカフェのなんとありがたいことか!天井が高くカフェ回りにもやたらと無駄なスペースがあり、繁華街のカフェよりも閉鎖的なので客層も限られるという憩いの空間です。
ここにはイギリス到着の翌日の朝行きましたので、まずは日本ではありそうであまり見ないイギリスの定番お菓子「キャロット・ケーキ」を。これ、大きくてトッピングのバターチーズクリームも分厚く、イギリス着くまで約2週間していたグルテンフリー・ダイエットも吹っ飛びました。実はね、グルテンやめてからまた摂取したら体調が悪くなるのでは、と飛行機の中でもグルテンフリー機内食を注文していたのです。でももう具合が悪くなっても着いちゃったからOKと解禁したんですが、何の変化もありませんでした・・・
BHS Restaurant のイートン・メス
パブリックスクールの双頭イートンとハーローのレガッタ(ボート)戦で、イートンの生徒が伝統的に食べると言われているお菓子。メレンゲとクリームと苺などでできています。これはちょっとオサレに柘榴入りでした。
ところで、 BHS とは何かというと、セルフリッジズを始めとする百貨店が連立するオックスフォード・ストリートで最も地味なデパートで、その名もBritish Home Storesと言うデープにイギリス的な店なのです。ここも、喧噪の中の私の秘密の憩いの場で、流行でもなんでもない普通のイギリスの食事や軽食、デザートが手頃なお値段で食べられます。そして地味な存在なので、混んでない、ここがポイントでもあります。
St. James Tavernのバノフィー・パイ
バノフィー・パイは、ベネディクト・カンバーバッチさんの好きなケーキとしてコレクティブには有名かつ日本のコレクティブの間では「いったいどんなもの?」という謎のお菓子でした。私も食べたことがなかったので、この旅で見かけたら食べてみようと思っていたのですが、博物館カフェにも、バービカンカフェにも、アルメイダカフェにも町のカフェにも見当たらず、ケーキウィンドウをのぞいては去る怪しい人になってた私です。そしてSOHOのレストランの数件で見つけるに至りました!傾向としては、女子ひとりで気軽に入りにくい伝統的なレストラン、又はパブにあるのです。St. James Tavern(SOHO)もディケンズが食事に来たという噂の古いパブです。男性的なケーキなのかも知れません。
お味の方は、クリーム、トフィー、コンデンスミルク・・・という材料は聞かなければ気づかない、さぞかししつこいのだろうと覚悟を決めて食べたら肩すかしにありました。寧ろほんのり甘くてフルーツも乗ってて健康的にさえ感じました。
Byron Burger Clubのバノフィー・メス
上ふたつのお菓子について根気強くお読み下さった方にはもう検討がついてますね!そうです、これはバノフィー・パイをメス(ぐちゃぐちゃ)にしたパフェのようなものです。パイにはないヴァニラ・アイスクリームも入ってます。
Byron Burger Clubとは、グルメハンバーガー・チェーン店です。パブと同じで男性客が多いです。ちょっとオサレなハンバーガー屋さんだからか店員さんがイケメンばかりでゲイの店かと思ったくらいです。
Daffodilのレモン・ポセット
ポセットとは、瓶入りのムースに似たデザートです。ミルクと柑橘類が入って、ここのはラズベリーと苺のコンポートが乗って、ショートブレッドでフタがしてありました。出された時には、私はショートブレッドの裏側しか見えないという愛想のなさです。
しかしながら、ここはイングランド西部のグロースターシャーにあるアールデコ建築の、元映画館という魅力的なレストランです。それよりも何よりも、シャーロック3で、シャーロックは死んだとまだ思っているジョンがシャーロックのいない人生を踏み出そうとメアリーに求婚した高級レストランのロケ地ということが大切ですが。チェルトナムの中心から少し外れた場所にあり、隣にはここのシェフのお料理が買えるデリも併設されています。中央の大きなテーブルでは、老紳士のお誕生日祝いをしていて素敵でした。シャーロックだったら出席者の素性を観察して洗っていたでしょうね。店員さんは感じがよく、私がクロークに預けた上着を忘れていたら帰りがけに声をかけてくれて、着せてくれました。私がお礼を言ったら、「私達はそのためにいるんですから!」との返事が。いい気分でお店を出ました。シャーロックとジョンとは違ってw
テスコのアップル・ストルードゥル
イギリス滞在中に、ついには食べられないのか?!と一旦はあきらめかけた、このお菓子は、キャビン・プレッシャー0202Gdanskに登場し、チーズケーキと人気を競い合ってアーサーの懸命な擁護にもかかわらず敗北した、キャロリンいわく「歯の型をとる時に噛まされる物体のような味」の悪名高きデザートです。オーストリア出身らしくドイツ語で Apfelstrudel。発音が問題ですが、英語では/strúːdl/ですので無理矢理カナでは上記のように。
これも数々のケーキ屋、スーパー、カフェで目を更にして探したのですが見つからず、帰国の前日、最後の買物へ行った近所のテスコ(大手スーパー)の冷凍室の最下段にあったという・・・
まず箱を見ると、左に「6」人前と書いてあります。が、中身は2個。その内の1個が下の写真です。ということでこのお皿には3人前の量が乗っていますが、私はこれを朝食として1人でいただきました。お味はアップルパイが甘くない感じ。「歯の型用物体」を思わせる要素としては、生地が中身のアップルと接触した内側ではサクサク感がなくデンプン質に水を足したような食感を若干感じるところもあったあたりかと思われます。キャロリンの飛行機「MJN」ではお食事は電子レンジでチンしているとアーサーが口を滑らせていましたから、きっとテスコのと似たり寄ったりのものかも知れませんね。
Hedgehogさんには、コベントガーデンのレストランのメニューに載っているという情報を在英中にいただいたのですが、ぜひ次の機会がありましたら、そちらの、テスコレシピ以外のものも確認してみたいと思っております。いつになるかわからないけど・・・
V&A cafeのキャロット・ケーキ
V&Aでは常に魅力的な展示をしていて、しかもすご~く広いのでよく歩きます。ふと気がつくと頭と脚がもう限界に・・・という瞬間このカフェのなんとありがたいことか!天井が高くカフェ回りにもやたらと無駄なスペースがあり、繁華街のカフェよりも閉鎖的なので客層も限られるという憩いの空間です。
ここにはイギリス到着の翌日の朝行きましたので、まずは日本ではありそうであまり見ないイギリスの定番お菓子「キャロット・ケーキ」を。これ、大きくてトッピングのバターチーズクリームも分厚く、イギリス着くまで約2週間していたグルテンフリー・ダイエットも吹っ飛びました。実はね、グルテンやめてからまた摂取したら体調が悪くなるのでは、と飛行機の中でもグルテンフリー機内食を注文していたのです。でももう具合が悪くなっても着いちゃったからOKと解禁したんですが、何の変化もありませんでした・・・
BHS Restaurant のイートン・メス
パブリックスクールの双頭イートンとハーローのレガッタ(ボート)戦で、イートンの生徒が伝統的に食べると言われているお菓子。メレンゲとクリームと苺などでできています。これはちょっとオサレに柘榴入りでした。
ところで、 BHS とは何かというと、セルフリッジズを始めとする百貨店が連立するオックスフォード・ストリートで最も地味なデパートで、その名もBritish Home Storesと言うデープにイギリス的な店なのです。ここも、喧噪の中の私の秘密の憩いの場で、流行でもなんでもない普通のイギリスの食事や軽食、デザートが手頃なお値段で食べられます。そして地味な存在なので、混んでない、ここがポイントでもあります。
St. James Tavernのバノフィー・パイ
バノフィー・パイは、ベネディクト・カンバーバッチさんの好きなケーキとしてコレクティブには有名かつ日本のコレクティブの間では「いったいどんなもの?」という謎のお菓子でした。私も食べたことがなかったので、この旅で見かけたら食べてみようと思っていたのですが、博物館カフェにも、バービカンカフェにも、アルメイダカフェにも町のカフェにも見当たらず、ケーキウィンドウをのぞいては去る怪しい人になってた私です。そしてSOHOのレストランの数件で見つけるに至りました!傾向としては、女子ひとりで気軽に入りにくい伝統的なレストラン、又はパブにあるのです。St. James Tavern(SOHO)もディケンズが食事に来たという噂の古いパブです。男性的なケーキなのかも知れません。
お味の方は、クリーム、トフィー、コンデンスミルク・・・という材料は聞かなければ気づかない、さぞかししつこいのだろうと覚悟を決めて食べたら肩すかしにありました。寧ろほんのり甘くてフルーツも乗ってて健康的にさえ感じました。
Byron Burger Clubのバノフィー・メス
上ふたつのお菓子について根気強くお読み下さった方にはもう検討がついてますね!そうです、これはバノフィー・パイをメス(ぐちゃぐちゃ)にしたパフェのようなものです。パイにはないヴァニラ・アイスクリームも入ってます。
Byron Burger Clubとは、グルメハンバーガー・チェーン店です。パブと同じで男性客が多いです。ちょっとオサレなハンバーガー屋さんだからか店員さんがイケメンばかりでゲイの店かと思ったくらいです。
Daffodilのレモン・ポセット
ポセットとは、瓶入りのムースに似たデザートです。ミルクと柑橘類が入って、ここのはラズベリーと苺のコンポートが乗って、ショートブレッドでフタがしてありました。出された時には、私はショートブレッドの裏側しか見えないという愛想のなさです。
しかしながら、ここはイングランド西部のグロースターシャーにあるアールデコ建築の、元映画館という魅力的なレストランです。それよりも何よりも、シャーロック3で、シャーロックは死んだとまだ思っているジョンがシャーロックのいない人生を踏み出そうとメアリーに求婚した高級レストランのロケ地ということが大切ですが。チェルトナムの中心から少し外れた場所にあり、隣にはここのシェフのお料理が買えるデリも併設されています。中央の大きなテーブルでは、老紳士のお誕生日祝いをしていて素敵でした。シャーロックだったら出席者の素性を観察して洗っていたでしょうね。店員さんは感じがよく、私がクロークに預けた上着を忘れていたら帰りがけに声をかけてくれて、着せてくれました。私がお礼を言ったら、「私達はそのためにいるんですから!」との返事が。いい気分でお店を出ました。シャーロックとジョンとは違ってw
テスコのアップル・ストルードゥル
イギリス滞在中に、ついには食べられないのか?!と一旦はあきらめかけた、このお菓子は、キャビン・プレッシャー0202Gdanskに登場し、チーズケーキと人気を競い合ってアーサーの懸命な擁護にもかかわらず敗北した、キャロリンいわく「歯の型をとる時に噛まされる物体のような味」の悪名高きデザートです。オーストリア出身らしくドイツ語で Apfelstrudel。発音が問題ですが、英語では/strúːdl/ですので無理矢理カナでは上記のように。
これも数々のケーキ屋、スーパー、カフェで目を更にして探したのですが見つからず、帰国の前日、最後の買物へ行った近所のテスコ(大手スーパー)の冷凍室の最下段にあったという・・・
まず箱を見ると、左に「6」人前と書いてあります。が、中身は2個。その内の1個が下の写真です。ということでこのお皿には3人前の量が乗っていますが、私はこれを朝食として1人でいただきました。お味はアップルパイが甘くない感じ。「歯の型用物体」を思わせる要素としては、生地が中身のアップルと接触した内側ではサクサク感がなくデンプン質に水を足したような食感を若干感じるところもあったあたりかと思われます。キャロリンの飛行機「MJN」ではお食事は電子レンジでチンしているとアーサーが口を滑らせていましたから、きっとテスコのと似たり寄ったりのものかも知れませんね。
Hedgehogさんには、コベントガーデンのレストランのメニューに載っているという情報を在英中にいただいたのですが、ぜひ次の機会がありましたら、そちらの、テスコレシピ以外のものも確認してみたいと思っております。いつになるかわからないけど・・・
イギリスのデザート、奥深いですよねー。
マークス&スペンサーのチルドコーナーのお菓子が、実はイギリス的スイーツなのでは?と、ヴィクトリアケーキのミニチュアサイズを買ってみたりしてましたが、冷凍コーナーはまだ手を付けたことがありませんでしたー。次回のお楽しみにしようと思います。帰国前日の夜にはスーパー行きますよねー。わたしも最後のパトロールにはスーパーハシゴします。笑〕マークスと、テスコとセインズベリー!あ、スーパーセルフレジ増えてませんでしたか?あれ、帰国前の小銭整理には良いですよねー。
わたしは最近イギリス菓子図鑑、なる本を読んで妄想してます!!
アップルストゥルーデルは、以前に食べる機会があり、アップルパイ好きにはたまらないおいしさと思っていましたので、アーサーの説明もおいしそうだし(宣伝文句をそのまま口にしてるっぽいけど)、キャロリンの発言は私の中で「謎」でした。キルケニーでもシードケーキをマーチンのポケットに押し込んでいたので、キャロリンはすごく口が肥えているのか、それともお酒オンリーの人なのか、いろいろと思いめぐらせていました。
おかげさまで得心しました。
紅茶の国だからそれに添える甘い物も種類が豊富なんでしょうか。
イギリスの生クリームはおいしいですか?
牛がいるし乳製品はレベルが高いのではと思うのですが。
Twitterで「パブロバ」の画像もupしてなかったですか?
見たような気がするんですけど・・・。他の人のかな。
ちょっと気になってるんですよね。パブロバ。どんな味かと思って。
語感からロシアのお菓子だと思い込んでましたが、これホビットランドのデザートですよね?
<<マークス&スペンサーのチルドコーナーのお菓子が、実はイギリス的スイーツ
それで大方間違いないと思います。
「大方」というのは、M&Sはむしろいい方のランクかと。
庶民の手に届くあこがれ的な。
それも近年Waitroseの拡大で競合してそうです。
冷凍のお菓子で要注意がひとつあります。
それはオーブンで焼いて完成するものです。
アップル・ストルードゥルもそうでしたw
あ、セルフレジは小さいテスコにもあって、確かにゆっくり入金できるから
小銭もばっちりですね!!
<<イギリス菓子図鑑
うわ~、読んでみたい!
<<アップルストゥルーデルは、以前に食べる機会が
なんと、経験者でいらっしゃいましたか!
しかも、「たまらなくおいしい」経験だったのですね~!
たぶんそれは、本場オーストリア式のもので、
MJNやテスコのような冷凍じゃなかったんですよw
<<シードケーキをマーチンのポケットに押し込んで
そうでしたね、キャロリンあまり甘いものは好きじゃないのかな?
元夫は大金持ちだし、舌がこえてる可能性も大有りですね!!
これですね。
https://twitter.com/sofiaandfreya/status/633709202796609536
パディントンちゃんがパヴロヴァを作ったはずが、
ブラウンさんはイギリス人だから「イートン・メス美味しそう」
と言われてしまった、とつぶやいていたのですね。
似てるんですよね。
ホビットランドのお菓子ですけど、クリームやらメレンゲやらが
当時人気のあったバレリーナのパヴロヴァの衣装に似てるというので
そういう名前になったらしいです^^;
V&Aのキャロットケーキがあまりに美味しそうだったので、昨日、どうにも我慢できず表参道のデイルズフォードに買いに行きました。が、カフェメニューとしては残っているものの、テイクアウトは止めたとのこと(涙)。でもどうにも我慢できず、デイルズフォードの近くにあるマグノリアベーカリーでNYスタイルのキャロットケーキを買ったのですが……味そのものは悪くないものの、ものすごいボリュームで1/3も食べないうちに挫折。一夜あけて朝食代わりに食べたりもしたのに、それでもまだすごく大きな塊が冷蔵庫に残っています。とほほほほ。
ちゃんと読んでませんでした。「パヴロヴァ」の文字だけ目に入っていたみたい。
イートン・メスとは違う味なのかな~。
キャロットケーキにさらに敏感になる諸事情を聞いてしまった
タイミングでアップしてしまいすみません(笑)。
しかし食べても食べてもなくならないという
マグノリアベーカリーのNYスタイルのキャロットケーキとは・・・?!
そっちの方が今度は気になってしかたありませんが!
しかもデイルズフォードではケーキのテイクアウトはなぜやめてしまったのか
謎ですね。
カフェというのは自動的にテイクアウトもできるものと思っていたのに・・・
無地(MUJI)カフェでも、ケーキは決まった種類のみテイクアウト可と
言われたことがあり、不思議です・・・
私もパヴロヴァは食べたのが数ヶ月前で、日本だったけど
ニュージーランド大使館だったので本場のはずが、
美味しくておかわりしたことだけ覚えてるという・・・・(涙)
イートン・メスが文字通りぐちゃぐちゃでいいのに比べ
パヴロヴァはバレエ衣装のように美しく飾るという差はありますが、
材料は同じですからね~。パヴロヴァの方がメレンゲの表側は
サクッとした感触が強かったかも!