Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

アフタヌーンティー@ブルガリ銀座

2022-11-08 22:03:18 | たべもの

今回のアフタヌーンティーは、銀座ブルガリショップの上にあるバーでした。

お重箱のようなボックス3弾で一人一人にやってきます。

お味はどれも満足の上を行く「これ、美味しい」⇦語彙的にアウトですが、同じ銀座のラデュレくらいに他と違いました。

そしてわかったのは、高級ブランドの飲食施設というのは、高級ホテルよりさらにエクスクルーシブな空間だということ。人の多い東京でシャットアウトされた空間で人にお世話してもらって美味しいものを食べおしゃべりする愉しみ。

ホテルだと半分公共空間でもあるので、例え私史上1番高級だったロンドンのリッツホテルでさえ外につながってる感がありましたが、

今回のブルガリ、そしてソウルのエルメスカフェの高い敷居は、ただお茶をするので誰でもお金を払えば入れるにもかかわらず、存在していました。

この結論が出た今、グッチ並木通りのオステリアとカフェ ディオール by ラデュレにも是非とも行ってみたくなりました。


サウンド・バイツ フランツ・フェルディナンドの世界グルメツアー

2022-09-03 07:28:26 | たべもの

バンド「フランツ・フィルディナンド」のフロントマン/アレックス・カプラノスがガーディアン紙に連載したツアーで食べたものについての本です。

ポイントは、彼の苗字カプラノス。

彼とフランツ・フィルディナンドはグラスゴー出身ですが、アレックスのお父さんがギリシャ人なので、1980年代のスコットランドでは誰もオリーブとか見たことも食べたこともない時代に自宅でギリシャ料理を食べていたことが本書でわかります。

そうでなかったら、流石にイギリスには美味しいものがいっぱいと信じて疑わない私でも、イギリス人のバンドの兄ちゃんのワールドグルメ本を信用しなかったでしょう。

「フランツ・フィルディナンド」は2004年にデビューしてあっという間に世界的な人気バンドになりバスや飛行機を乗り継ぐワールドツアーをしました。当時私もロンドンの街中でアルバムジャケットがよく目に入りましたので、育児ワールドどっぷりでテレタビーズとかペッパピッグとか機関車トーマスにはやたら詳しかったけど最新音楽事情には全く疎くても、あれだけ露出していたら当代人気バンドってことくらいは認知できました。

それでツアーの行き先は北米、南米、西と東の欧州、オーストラリア、日本、シンガポール、韓国と多分アラブアフリカを除く世界中なのでした。

アレックスは大ブレイク前にレストラン厨房でも働いたこともあり、食そのものへの好奇心と冒険心があるだけでなく飲食業界で働く人の視点にも立てるのがさらに本を面白くしています。

文章が面白いので読めるけれど、グルメというとついてくるのが「変わった食材」・・・カエルとか骨とか睾丸とか・・・(に混ざって日本のウニはアレックスが生理的に受け付けなかった唯一の食べ物として挙げられていました。睾丸よりすごいのならやはり私も受け付けないのも無理はない)はやはり人の話を聞くだけに尽きるし、今まで目の前で生きてたカニのハサミを食べる時の生類へ対する憐れみの感情と、人間は他の命をいただいて生きているのだという神の視点のせめぎ合いも面白かった。

スコットランドのハギスも食べたくない私にとって、読んで面白くて且つ自分も行ってみたいと思ったのは、メルボルンにあるというお菓子通りことアクランド通り。チェリー・シュトルードルとかオレンジの皮とアーモンドをチョコレートでくるんだフロレンティーンなどがショーウィンドにずらりと並んだ通りに路面電車が走っていて、車両にはアイロンのかかったクロスが敷かれたテーブルが設てあるというのです。その電車はその通りからメルボルンをぐるりと回るのだそうで、テーブルでご馳走をいただきながら市内を移動し、終点で降りてもそこはおしゃれなバー&レストラン地区というのだから気が遠くなりそうな体験ができそうではないですか。しかし、アレックスとバンド仲間も大興奮したのちに1ヶ月前には予約しないと乗れないと知ったそうです。

今話題のブレット・トレインこと日本の新幹線で食べた「幕の内弁当」も出てくるのですが、その中身について気になるものがひとつ。

「たぶん発酵させた何かのはらわた」とは?

発酵させた ー とあるのは、西京漬とか粕漬けではないか?とまでは推測してみたのですけど、内臓系が苦手な私でも幕の内弁当って食べられないものは少ないんですが、いったい「はらわた」と思われた食材とは何なんだろう。


英国式レモネード

2022-07-14 22:00:11 | たべもの

イギリスに行ってよく注文する飲み物のひとつがレモネードです。

日本で同じレモネードと名前がついているのに加糖された炭酸水がありますけど、イギリスでレモネードと言えばレモンのシロップ漬けを水まだは炭酸水で割ったレモンの粒々が浮いてる大変レモレモしいドリンクです。

そのレモンの皮と果汁シロップがお気に入りのケーキ屋さんカフェ「ココフル」で売られています。上の写真はそちらの公式サイトより。

一眼見て気になったものの、お値段が小¥1400、大¥1950でムリ〜と思っていたのですが、6月からの猛暑に後押しされて俄然清水の舞台から飛び降りる気になりました。

しかも、いきなり。店員さんに小の倍以上入っているとアドバイスされて出来もしない暗算を脳内で試み、計算できなかったけど多分お得に違いないと大舞台に乗っちゃいました。

汗かきながら帰宅して早速作って飲もうとしたのに、輪ゴムを巻いたりゴム手袋もしたのに、蓋が開きません・・・夫の長期不在時になんという・・・

結局ネットで調べた「硬いものでコンコン蓋を叩く」「瓶の方を回す」を実践したところ、素手でパカ!!!

東京の自宅にて、氷をたくさん入れた本格レモネードがいつでも飲めて幸せです。

ところで、きっとイギリスだけでなく、他の国でもこういうレモネードは結構メジャーなんでしょうね。アメリカの映画かドラマで、子供がお小遣い稼ぎに自宅の前で自家製レモネードを売っているシーンを見たことがあります・・・中身がどんなのかはわからなかったけど。

 


シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ体験

2022-07-03 20:20:34 | たべもの

もう〜名前長いので、長い間食べたかったのに名前も長い間覚えられなかった、

シュヴァルツヴェルダー=黒い森

キルシュ=さくらんぼ

トルテ=ケーキ

をついについに初体験できました!!!

初めてなら、イケメン・・・じゃなかったホンモノを知りたいので本場ドイツかオーストリアで食べたかったけど、その前に万が一コロナになって味覚を失ったら一生の不覚ではないか、と

東京のドイツに猛暑の中行ってきましたよ〜〜〜

ほらほら、シシィもお出迎え❤︎

商品とヨーロッパの風を吹き込むディスプレイ小物が混じっちゃってショッピング心を惑わされますが、

値札が付いているかいないかで見分けると見た・・・

中庭にも素敵なテーブルがあり、あそこは気温25℃以下になったらね・・・と気づいた瞬間決めてましたが、そんなヘタレな私を鼻で笑う勇者何組かがお茶していました。長居はしてなかったと思う。でしょ?

さすが東京のドイツの壁紙はずっしり重厚さが違いますよ。モダン?フィンランドに任せたでしょ!

・・・いやいやいや、実はカフェの外は結構モダンでした。

中は重厚ですので、ランチにはシュニッツェル。軽くサクサクなカツレツです。厚くないです。大きいです。でもペロリです。

食後にはオーストリアのコーヒー、メランジェ。コーヒーカップがモダンですね。

実は、ランチの後にケーキを食べるのはお腹が苦しくなって無理だろうと予測し、ランチのオーダーの時にシュヴァルツヴェルダーキルシュトルテはテイクアウトとして注文済みだったんです。だってだってそっちが本命!売り切れてしまっては出直しは辛い気温ですもの。。。

しかし私のお腹は特大カツレツの後でも「家で食べるより今ココ」と自分でもびっくりするタフさを発揮したのです。ミルクなしのコーヒー、シュヴァルツァーと共に。

妄想していたのは、さくらんぼのリキュールがヒタヒタにチョコレートスポンジに染み込んだアルコール染みしみな感じでしたが、予想に反してリキュールは風味を楽しむ程度でした。ペロリ。

色々なヴァルツヴェルダーキルシュトルテを試してみたい!と欲望は満たされたというより拡張された感じ・・・

テイクアウトにはもう一つのドイツ語圏の代表的なお菓子、アップルシュトルーデルを選びました。

嫌う人もいるようですが、美味しかったですよ。ヴァルツヴェルダーキルシュトルテには敵わないけど。


ピーナッツパン

2022-05-04 08:56:20 | たべもの

パン売り場の定番と言えば、あんパン、クリームパンの次あたりには存在を許されるピーナッツコッペパン。

もしかしたらチョココロネには負けるかもしれないけど。

でこのコッペパンに挟まれているピーナッツクリームが、アメリカーンなピーナッツバターとは違うものだと知った時の驚き。

ピーナツバターは甘くない。

SKKIPYのパッケージは日本の地味なピーナッツクリームの容器とは違ってカラフルで心躍らせるものがあったけれど、実際に食べると純度の高いものほどただのピーナッツの味。

これじゃない。ピーナッツパンのあれが好き。

お店で買えるものでは帝国ホテルのピーナッツクリームがいい。

でもうちにはニュージーランドの高級ピーナッツバターがある。

甘さを補うためにニュージーランドのマヌーカハニーもトッピング。

でもやっぱりピーナッツコッペパンには敵わない。