雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

北弥陀ヶ原でハクサンコザクラ群生とクロユリ群生満喫♪②

2024年05月20日 | 百名山の山

北弥陀ヶ原のハクサンコザクラ群生!


<1日目> 北弥陀ヶ原でハクサンコザクラ群生とクロユリ群生満喫♪①
<2日目> 北弥陀ヶ原でハクサンコザクラ群生とクロユリ群生満喫♪②


2015/8/4~5(火水) 初めての一人白山…北弥陀ヶ原まで


<2日目> 室堂(4:00)→翠ヶ池(4:35~撮影&朝食~5:30)→お花松原(6:35~45)→
北弥陀ヶ原(7:20~55)
→お花松原付近(8:30~9:00)→大汝峰分岐(10:30)→
室堂(11:00~昼食~11:35)→黒ボコ岩(11:55~12:00)

甚之助避難小屋(12:50~13:00)→中飯場(13:55~14:00)→別当出合(14:30)→金沢(17:35)




室堂~北弥陀ヶ原GPS軌跡…(ヒルバオ雪渓で下り過ぎて途中から尾根に上がった!雪渓は魔物だ


初めての一人白山、初めての北弥陀ヶ原

予定通り早朝4時に出発!山頂を目指す行列に入り込んでいたら、流れにつられて大汝への分岐を見逃してしまった。
暗いのもあるが、やっぱり一人だと注意力が足りない(^^ゞ 
5分ほど戻って大汝方面に向かったが、
予想通りたった一人…ヘッデンの明かりだけでは不安で、
スマホの充電器も電燈代わりに使えたので、明かりだけは2人分(^^♪


 
この時期、分岐手前に毎年残る雪渓!              (4:38分)到着時の静寂な翠ヶ池


大汝分岐手前に残っていた雪渓は、早朝の為、固く絞まって氷状態、緊張しながら慎重に歩いて通過した。


 
(4:44分)あらあら水平線付近が霞んできた!        翠ヶ池と人影が見えていた御前峰。


 
(5:06分)                       (5:07分)

 

(5:08分)
 


(5:20分)陽はすっかり高くなって、池に映るご来光はお預けとなった (+o+)


翠ヶ池に到着して待機していたら、2人連れがやってきた。どうやら私と同じ目的のようで、話ながら3人で待機!
霞んでいたので、予報の5時2分より少し遅れて、5時4分から顔を出し、直後御前峰から「万歳!」と聞こえてきた。
イマイチ赤くは焼けなかったが、見られただけで大満足で、一応目標達成としておこう(^^♪ 

お二人は先を急ぐからと直ぐに出発したが、私は翠ヶ池で朝食タイム…起きてから水しか飲んでいなかった(^^ゞ
標準タイムで北弥陀ヶ原まで約2時間、食欲は無かったが、下りとは言え少し食べておかなければ。

お花松原へのヤブ漕ぎ急下り箇所で虫の集中攻撃にあった(@_@。。。2人だったら被害は半分で済んだのか??
急下りなので後で対処をと思って手抜きしたせいで…おでこ、頬や首から耳まで十数ヵ所も刺された!

何とか立ち止まって帽子と肩にハッカスプレーをしたら、その後はピタリと寄って来なくなり、
(手作り)ハッカ
スプレー恐るべし でも「 時、既にお寿司! 」あっ遅しだった!
今年のヒルバオ雪渓は残雪が多く、あの付近だけ6月の陽気で、虫を食べてくれるトンボもまだ来ないのだろう。


   
中宮道と北縦走路の分岐                   クルマユリ



目の前にド~ンと現れた ヒルバオ雪渓(逆光で空は白くなった)


そして最悪!このヒルバオ雪渓もまた氷状態でストックも刺さらず、一瞬でも滑ったら止まらないと思えた。
ちなみに、帰りにはすっかり陽も射して、表面がシャーベットになっていて、楽々歩けた。。。
 

・・・ひたすら花と戯れる(^^♪


お花松原では先に到着していた2人に再開(^^♪ 私は2人に見送られて一人北弥陀ヶ原に向かった。
一山(ピーク)を超えたら、池塘の傍にハクサンコザクラの群生が見えて、ウキウキ…(*'▽')



一枚の写真には入り切れないほどの群生だった!


  


写真を撮った後は、嬉しくてずっと座り込んで眺めていたが、いつまでいても飽きず、満足度もマックスに!
ここまで来たらもう少し先「うぐいす平」辺りまで行ってみたかったが 、15時迄には別当出合に戻りたかったので、
また来年でも縁があることを願って引き返し、通り過ぎただけのお花松原ではクロユリの写真を撮りながら歩き
雪渓の手前にあったハクサンコザクラの群生が呼んでいたので、またここでもしばしの休憩! 



雪渓から直ぐの場所にも ハクサンコザクラ・・パラパラっと群生!


お花松原ではクロユリが大群生!



双子・・渾身の一枚!(*^_^*)



広範囲でこの群生!蕾が多かった。


   
三つ子(合計10人兄弟に会えた気分)             岩の間にリンドウも咲いていた。


ちなみにクロユリの花数(群生)は凄い!凄すぎる!まだ殆どが蕾だったので、お盆頃まで楽しめそう♪


山の天気は変わりやすく。。。



10時過ぎ、帰路を登り切ってヒルバオ雪渓を振り返ると、ガスが迫っていた!


 
分岐に戻ってきた。                  この時、室堂平もガスの中!



室堂手前のコバイケイソウ群生が見事だった!


室堂に戻り、ザックを回収して早めの昼休憩!
 

虫に警戒しながら急登を登り切って、大汝分岐経由で室堂に戻ってきたのが、ちょうど11時だった。

ザックを整理して昼食準備をしていたら、日帰りで来ていたクラブのS氏に声をかけられビックリ!
ちょうどザックを開いていて、持参していた「チーズ」をあげるね!と言ったら、何だか迷惑そうな顔 ('_')?
「はい」と渡したら、「何だ、白山の地図なんかいらない」って思ったらしく、チーズを見て苦笑いであった。
大汝峰を踏んで下りてきたが、せっかくだから今から御前峰に向かうと言って、その後登って行った。

山頂が目的の人、私のようにお花が目的の人、夏休みの家族団らん親子や少年少女を率いるグループなど
平日とは言え、ピーク時の白山は相変わらず人気で賑やかである。 (ピーク時の土日は避けたいものだ)
こんな中で、北弥陀ヶ原で過ごした35分間は、ラッキーにも一人で優雅に貸し切りで、妖精になった気分(^^♪ 

下りは最短の砂防新道で、特急で下山のつもりだったが、休憩込みで3時間かかった。
それでも予定よりかなり早めの14時半に別当出合に到着!一息ついて、留守宅に下山報告を書いていたら、
雷音と小雨がポツポツ…直後にドドーンと大きな雷音が響き、突然土砂降りの雷雨となったのである。
バケツをひっくり返したような…とは、正にこの事である!雨量が半端じゃなかった!



滅多に見ない大粒の雷雨(跳ね返りが半端ない!)
余談・・・過去に雷や土砂降りの山を何度も歩き、この経験のインパクトが強くて
snoopyブログのタイトルは「雨にも負けず山歩き」となりました(*^_^*)


私が待機していた自販機のある待合室に、「後、10分遅かったらどうなっていたか?」と、皆さん言いつつ、
その後10人ほどが駆け込んできて、小振りになるまで誰も身動きが取れず、車までも行けなかった。

下りで擦れ違った大勢の登りのグループ、小さいお子様を2人連れた若いお母さんもいた、どうしただろう?
ちゃんとゴアテックスの雨具が入っているのだろうか?と思える小さなザックの登りの登山者を多く見かけている。

それよりもS氏や途中で追い越したお花松原の2人、間違いなく下山の途中で雷雨に遭遇しているはずである。
今日は運良く雷雨の前に下山できてホッとしたが、逆に雷雨の中を歩いた経験もあるので、
これだけの土砂降りだと水捌けが追いつかず、登山道は川のような濁流になっているだろうと想像できた。
後日S氏に聞いた話では、ゴアテックスでも全身、特に足元はビショ濡れになった・・のだとか

今回一人で自炊小屋泊だったので、着替えや4食分の食料と行動食、初めて持って歩いたバーナーとコッヘル…
白山はお水が豊富なので大いに助かったが、それでも登りではズッシリと重いザックであった。
バーナーなど、いつも気軽に持ってきてくれていた仲間には、本当に感謝しないといけないなぁ(*^^*)

北弥陀ヶ原も初めて行く場所なので、色々不安を抱えて、一人撮影の山旅計画となったけど
一人で歩いていると、沢山の人が声をかけて下さり、特に自炊小屋では、お隣で一緒に食べて話して寝た京都のご夫婦
下山で声をかけて頂き、実家が近くだと分かって以来、話が弾んだ福井の単独女性、皆さんありがとう!
私を頼りに花の名前や場所を聞かれた方達もいて、たまたま居合わせた山仲間は家族のような気軽な存在だった。

2日間、大好きなハクサンコザクラをいっぱい見て、大満足で無事に帰宅できた。


北弥陀ヶ原でハクサンコザクラ群生とクロユリ群生満喫♪①へ




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