雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

ヨーロッパアルプス5つの名峰ハイキング12日間(3)

2016年09月03日 | ヨーロッパアルプス(スイス)

夏の降雪となったサンモリッツ

ヨーロッパアルプス5つの名峰ハイキング12日間
2016/7/12~23 (スイスインターナショナルエアラインズ 成田→チューリッヒ 往復直行便)

<3日目 7/14(木) > サンモリッツホテル~<専用バス>サースフェー~<徒歩>~ハンニック展望台
サース・フェー
<専用バス>~ベルヴェデーレ(休憩)~ティーシュ~<列車>~ツェルマットホテル(泊)


 
シャンパン気候のサンモリッツに夏雪が降った! 
 

朝目覚めて今朝の天気はどうだろう?とホテルの窓から覗いてみると、建物の屋根も窓の下の道路も、目の前の山も白い!
まさか雪が積もった??夜中に雷が鳴っていたのは知っていたが、雪雷だったようで真夏の積雪である。


 
早朝5:30頃、ホテルのベランダから外を撮影

 ホテル・ラウディネラの朝食は美味しかった!
 

  
左画像は料理の一角、右画像は自分でチョイスできるミックス玉子焼きの材料!


 
愛想の良いおじさんに何か聞かれたので「オール」と答えると、8品目入りのミックス卵焼きが出来上がり(^^♪
玉子2個+牛乳?+野菜など8品目・・・昨日と今日2日続けて熱々焼きたての玉子焼きが食べられた!(味も最高)

3日目はサース・フェー経由で移動日。



サンモリッツ~サースフェー経由ツェルマットGPS軌跡


今日は、途中サースフェーに寄り道する他はほとんど移動日となるが、距離が長いので朝の集合時間は6:30分だった。
予定ではサースフェーまで6時間だったので車中で寝るつもりが、移り変わる車窓が素敵で、以外にこれが眠れないのである。

ちなみに本日よりAさんご夫婦が一組加わった!・・・と言うより、昨日の2日目が不参加だったのだ。
昨日の早朝散歩のとき、添乗員さんが受付で病院の場所など聞いていたのは、この方達の為だったようである。
ご主人が急性の帯状疱疹となり、昨日は朝からスイスの病院に行っていたようで、右顔面が痛々しい様子ながら
対処が早かったので回復しているとの事、大勢なので全く気付かなかったが、これで全員集合の19名となったようだ。

今回の添乗員さん、海外は慣れていて50回ほど経験ありと言っていたが、20名を一人で纏めるのは大変(^^ゞ
ハイキング中はその都度、スイス在住のベテラン日本人ガイドさんもいるのだが、それ以外では一人で走り回っていたようだ。


広範囲に雪景色は続く。。。バスの車窓より



出発してすぐ、サンモリッツのシルヴァルラーナ湖周辺



20分ほど走って、標高2100m~2300m以上の峠辺りは真冬のような雪景色


 
サンモリッツを過ぎて標高の低い個所では、雪は見られなくなった。・・・橋と電車が車窓に見えた。


 
再び標高を上げて峠越えは雪模様、左手には電車がずっと平行していた。


 
牛の放牧地や、密集した町並み(雨上りで幻想的)などを見ながら過ぎる。


 
線路はまだまだ平行・・・観光列車のSLも走っていた。



バスはカーブを繰り返しながら坂道を登り始める!左手に走ってきた道が一望できた。



車道沿いに牛さん、寒いので体を寄せ合っていたのか?一斉にバス目線で可愛かった(^^ゞ



フルカ峠(2429m)では積雪も多くガスで眺望も消えた!


フルカ峠直下で大休憩!



フルカ峠を少し下ってヘアピンカーブの中央と言うか、何とも不思議な場所にホテルベルヴェデーレが建っていた。
玄関から中に入るのも外に出るのも命がけ?いつどこから車が突っ込んでくるのかって不安になりそう(*‘ω‘ *)
泊まってみたいけど泊まりたくないホテルだ(^^ゞ

ここで2度目の休憩となり、ホテル隣のレストランのあるお土産屋さんで、運転手さんの休憩を兼ねて大休憩となった。
スイスでは長距離運転の場合、途中で20~30分ほどの休憩を入れると言うのが決まっているようである。

トイレ休憩ですと言う説明しかなかったので、何も期待していなかったが、以前にも来たことがあると言う方の話では、
ここは氷河の見学ができる場所で、昔はここまであったと、今は望遠でしか見えないほどに後退した氷河を指した。
トイレも(1フラン)と有料だったが、この店に5フランを払わないと、氷河の近くまで続く歩道には出られない仕組みである。
見に行く時間はないので諦めたが、店の前の展望ベランダからでも、氷河から勢いよく流れている滝が見えていた。



5フランを払うと歩ける歩道・・・氷河の下まで行けるらしかった。ちなみに後に知ったのだが、
ベルヴェデーレで見られる後退していた氷河(画像奥に薄っすら見える)は「ローヌ氷河」と言うらしい。



ローヌ氷河から流れる氷河湖・・・遊歩道から近くまで行けるようで、人影多数!



氷河湖から流れる滝・・・これは一部で、下の谷まで延々流れていた。



土産店の駐車場・・・氷河の流れの一部がここまで来ていた。
自転車を積んだキャンピングカー・・・こんな旅も憧れだ!帰る頃には青空が見えていた。



土産店から撮影・・・ヘアピンカーブのホテル横を通り、ジグザグカーブしながら下って行く峠道が見えていた。


峠から2時間位走ってようやくサースフェーへ



途中の風景①…空気も澄みきり、新雪が眩しい静かな山間を走る。。。



途中の風景②



途中の風景③


 
途中の風景④…記憶が曖昧だが、確か、電車が通る橋だと聞いて撮ったような・・・(^^ゞ



途中の風景⑤…谷筋の村



途中の風景⑥…崖っぷちの村



途中の風景⑦…眼下の村、ネズミ返しのある住宅と、石の屋根瓦を撮った。



途中の風景⑧…奥に見えてきた町はサースフェーのようだった。

サースフェーで予定していたレストランに入れたのは、13:30分頃であった。



ガソリン車は入れないので、町外れの駐車場からレストランまで徒歩。。。
サースフェーは氷河に囲まれた町と言うだけあって、下り立ってすぐ、頭上には氷河が見えていた。



ネズミ返しの穀物倉庫が沢山建っており、坂道なので下から覗けて観察できるのが面白い。
当然ではあるが、近くで見ると、土台はかなり頑丈な造りである。



スリムで背が高い電気自動車(ワゴンタイプ)が止まっていた。


 
(左)昼食のレストランと、(右)メニューの前菜サラダ・・・パンは自由、飲み物は個人で注文(^^ゞ


 
メインは牛肉とトマト味パスタ!デザートはバニラアイス乗せフルーツ(全て美味しかった)


昼食後は街中のメイン通りを歩いて、ハンニック展望台乗場へ


 
サースフェーのメイン通りは観光客のためなのか?雨模様の天気にも関わらず、歓迎モードの生演奏や生歌まで。



狭い道路に露店も並ぶ。


 
ここでも生演奏、そして露店が続く。


ハンニック展望台からサースフェーまでハイキング。。。



サースフェー~ハンニック展望台~サースフェーGPS軌跡


 
ハンニック展望台のロープウェイ乗場                  ロープウェイ


快晴のサースフェーにまた来てみたい。


サースフェーは「アルプスの真珠」とも呼ばれ、4000m級の峰々と雄大な氷河に囲まれた美しい村であると書かれていた。
スイスでは有名だが、日本ではあまり知られていないリゾート地と言う事で、ちょっと期待していたのだったが
時々小雨の降るあいにくの天候で、スイスで一番標高が高いと言われるドム峰(4545m)もガスの中であった。



絵になる光景・・・ハンニック展望台(2336m)に下りると、少女が一人、ブランコで遊んでいた。
午後のお天気は下り坂で、生憎展望はなかったが、大人でも楽しめそうなスリル満点のミニ遊園地である。



殆ど下りとなるハイキング道を少し進んで、ハンニック展望台を振り返る。



対面に見えていたシュピールボーデン展望台方面


ここで一つ疑問が残った!募集案内ではサースフェーでシュピールボーデン展望台(2450m)から歩くはずだったが、
最終案内ではハンニック展望台に修正されており、何の説明もなく勝手に場所を変更されていたのである(+o+)

しかも「歩行約2.5時間、約4Km、標高差663m」と言う細かい案内はシュピールボーデンのものが残っていて
ガイドさんのハンニック展望台から標高差約400何mかを下ると言う説明で、皆さんの反応があれあれ?663mでは?
と言う訳で、私を含めて3~4人が別の展望台だと気付いたのだが、変更された理由は何も聞かされていない。

最終案内での変更に気付かず、展望台の名前が違ったので、ガイドさんに「ここはシュピルボーデンですか?」と聞いたら
左手に見えていた遥か遠くの展望台を指して、「シュピルボーデンはあそこです!」…何か?と言いたげな表情だったので
変更になった理由は分からず、フェー氷河やテーシュホルン、間近で見るはずだったドム峰を見逃した気分でもある(*‘ω‘ *)

タイトルも「ドム峰眺望とマーモットふれあいハイキング」 のままであり、実際ハンニックではマーモットに出合えなかった。
以前にシュピールボーデンを歩いた方が、マーモットが沢山いて、住み家の穴も点在していたとの話をされたので
この時はやや残念に感じたのだったが、後にツェルマットでマーモットに会う事がでさきたので、まぁ良しとしておこう(^^) 

実際、ハンニック~サースフェーまで、ゆっくり歩いて1時間40分程だったので、時間の関係で変更したのか?
シュピールボーデンは健脚向きコースであり、参加者の年齢層で変更したのか?・・・変更理由はそんなところかな?


 
顔がメインのモニュメントが至る箇所に         岩にペンキでヒュッテの案内か?


 
ガイドさんから説明があったが、ほとんど聞こえず(^^ゞ


 
展望台からロープウェイの下をジグザグに下るルートだった!・・・ここは牛舎跡地との説明、ここにも顔が。。。



ハイキング中に町を見下ろすと、かつて日本代表のキャンプ地だったサッカー場が見えた。



正面はミシャベル連峰のドム峰やフェー氷河だったが、ガスで見えず・・・シュピールボーデンも同じ方向だ。
突然、目の前を横切る山羊(ヤギ)さん。。。



カメラ目線も頂けて(*^^*)



坂道も慣れた歩きでスイスイ、ついでに自宅はここだと教えてくれた(^^ゞ・・・山羊が10頭ほどいた。



ここは山の中のレストランだろうか?メニューらしき黒板が見えた。



花や木に囲まれた緑豊かな登山道を下る。。。木も数種類の名前を教えて頂いたが、既に忘れてしまった(^^ゞ



途中、松のような木にも顔が・・右の天然木はリアルな牛の横顔?意味は分からないが文字も書かれていた。



登山道に2つ目の展望レストランがあった。

途中で出会った花たち。。。
 

 

 

 
他にも沢山・・・
 


サースフェーの町まで下りてきた。


雨は降ったり止んだりでお天気には恵まれず、5つの名峰2つ目となる(スイス単独最高峰の)ドム峰(4545m)や
サースフェーを囲っている4000m級の峰々の印象は、残念ながら何もないのだが
小さな町ながら個性的で、 1ヶ所で通り過ぎるにはもったいなく、ミシャベル連峰に近いコースも歩いてみたい。
次があるとしたら、サースフェーに宿泊してゆっくり過ごしてみたいと思った。


そして予期せぬ出来事が・・・


サースフェーの町へ下山直後に、Bさんご夫婦の奥さまが急な頭痛を訴えて、救急車を呼ぶ事態となった!
トイレで立ち上がった瞬間からの頭痛だと本人が話していたが、ガイドさんと添乗員さんが普通ではないと判断したのである。

ガイドさん(ハーフの若い日本国籍男性)とはここでお別れ直前だったが、運よく救急車に付き添って頂いたようだ。
我々は、サースフェーからバスと電車でツェルマットのホテルまでの移動が残っていたので、添乗員さんなしでは身動き取れない。
病院が絡む予期せぬ出来事が昨日から相次ぎ、2度ある事は3度ありそうで、皆も気が引き締まった。

 後の知らせで、病院で数日入院して精密検査をしたが原因は分からず、3日目からの行程にはもちろん参加できなかった。 
退院してグリンデルワイトで合流できるだろうと言う話もあったので、順調に回復されたと聞いてはいたが
結局合流することはなく、予定の飛行機より2日間ほど早く帰国されたので、心配してもその後の様子は分からない。

不注意からではあるが、私は指の怪我だけでも悪化したらどうなるの?と、ハイキング初日だったので不安になったが
沢山食べて沢山しゃべって元気に歩いていた方の、突然の出来事に他人事とは思えず、
海外旅行保険はしっかり入ってきたけど、こんな時は保険が頼りになるものだと、改めて痛感したのである。
後に聞いた話であるが、奥さま本人は保険適用でも、付添人のご主人は適用されずで、なる程そこは落とし穴である。 

今回のツアーのように、標高の高い場所を長時間ハイキングする行程では、思わぬ事態となり兼ねない。
参加回数は少ないが、私は現クラブで少しでも鍛えて参加できる環境にあったので、それは有難いことである。


再びバスで1時間半走ってティーシュへ 
 


ティーシュへの道中に見えたお墓?・・・白い建物は日本で言うお寺のようなものだろうか?


 
ツェルマットにもガソリン車は入れないので、トランクも各自で運んで、ここティーシュ駅で列車に乗り換えた。


ツェルマット駅に到着した!



駅前は賑やか、大勢の観光客がツェルマット入りしているようである。



ツェルマット駅正面に「COOP」があった。物価高のスイスだが、COOPは水も食料品も安い!


 
(左)ホテルからお迎えのワゴン付き電気自動車にトランクを乗せて・・・駅前に止まっていたのは電気自動車のみ。


駅から徒歩でホテルへ。。。


  
駅前、モンベルの奥にあるCOOPをチラッと覗く・・・マッターフィスパ川の橋を越えてホテルへ

ツェルマットのホテルに着いたのは、夕方の7:30分近くになっており、時間も押していたようである。
チェックインや部屋の抽選にも多少時間がかかり、一旦部屋だけ確認して直ぐにホテルのレストランに集合となった。

ここのホテルも例にもれず、荷物はポーターが部屋の前まで運んでくれるのだが、この時だけは待ち切れず
Kさんの意見で玄関先まで自分達で取りに行って、急いで着替えだけを済ませてから、レストランに向かった。
他の皆さんは荷物が間に合わず汗を搔いた服のまま、私とKさんが早くも着替えているのは何故?と皆さんが聞くので
待ちきれないので自分で運んだと答えたら納得の様子(小さなホテルだったので、玄関→エレベーター→部屋は直ぐだった)


 
本日のホテル・ホリディ(左画像中央)・・・ホテルの夕食メニューより前菜のサラダ


 
メインは鮭のクリーム煮とライス、ほうれん草のような野菜、デザートのチョコプリンは生クリームが多すぎ甘すぎ(^^ゞ
ライスは超が付くほどマズい(*´з`)・・・緑の野菜もクタクタでトロトロ、茹で過ぎでマズい(>_<)


ホテルでの夕食は20時少し前から、部屋に戻ったのは21時近くになっていて、お風呂の後は3日分のお洗濯(^^ゞ
ツェルマットでの初日は洗濯の予定だったので、眠気を押し殺してせっせと頑張ったのであるが
指の怪我で上手く絞れず、本日同室のNさんが「力だけはあるのよ」と、気を利かせて絞り直して下さり、有難かった。

ちなみに事前調査によるツェルマットの標高は1608m、7月15日の日の出は5:50分、日の入りは21:22分
あの有名な橋でツェルマットの朝焼けも見たいし、明日の半日自由行動は何処に行こうか? など・・・
明日からのお天気は回復しそうなので、山小屋泊も含めてツェルマットでは眺望も期待できそうでワクワクである。
ここではWi-Fi も繋がり、久々にラインでメール、気付いたら24時近くになっていた…そして熟睡(-_-)zzz



4日目 7/15(金) > ツェルマットホテル~クラインマッターホルン展望台シュヴァルツゼー~ツェルマット(連泊)



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