
焼岳最高峰の南峰(2455.4m)と火口湖
2016/6/19(日) 焼岳北峰(標高2393m?2444.3m?)
金沢森本IC(4:55)→富山IC(7:00)→焼岳登山口(7:20~40)→
焼岳山頂(10:50~11:20)→焼岳登山口(13:20~40)
地形図を見ると、焼岳南峰の標高を示す位置が山頂よりズレているのが気になり調べてみた。
結論は、南峰の標高は地形図には書かれていないが、2444.3mが正解のようであった。
Wikipedia より ――――――――――――――――――――――――――――――――――
南峰には国土地理院の標高2,455.4mの二等三角点がおかれ、
これが焼岳の最高点だが、岩が崩れやすく登攀禁止になっている。
北峰には西側山腹に硫黄の噴出を伴う噴気口が現在も活動中であり、
標高点は置かれていないが登山道はここを目指して通っており独標が置かれている。
この独標が示す標高は、実は爆裂火口の北縁の小さな岩峰に置かれた2,393mの標高点であり、
北峰山頂からは北西に約200m離れている。北峰は実際にはこの標高より50mほど高く、
国土地理院が刊行している火山基本図では、北峰の標高は2,444.3 mとされている。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ―――――
天気予報では夜まで崩れないはずだったが・・・
クラブの例会下見山行に誘って頂き5人で焼岳へ、私にとっては3度目の登頂となる焼岳である。
焼岳への初登頂は富山の仲間と、同じ新中ノ湯ルートで7年前、、そして記憶に新しいのは3年前、
上高地から奥穂高岳、ジャンダルム、西穂高岳に登頂し、焼岳経由で新中ノ湯ルートを下山した時である。
今回のメンバーは足並み揃ったのんびり歩きの4人と、一人だけ飛び抜けて健脚のYさん・・・
最初の30分程は気を使って皆とゆっくり歩いてくれていたが、心拍数が上がらないと歩いた気がしないと言うので
それじゃあと提案したのが、マイペースで先に行って頂き、焼岳経由の焼岳小屋ピストンである。
後に聞いたタイムによると、のんびり派の4人は焼岳山頂まで登り3時間10分、健脚Yさんは2時間だった!
焼岳を踏んで更に小屋まで下って25分、小屋で5分休憩して焼岳直下までの登りが50分だったそうである。
11:30頃に焼岳直下で合流、Yさんのタイムも凄いが、まだまだ余裕の姿にもビックリ!
私の2歩がYさんの1歩だねぇ・・・と言ったら「いやそんなことはない・・・」と返ってきたので、
えっ私の3歩がYさんの1歩?・・・と、冗談を返したつもりだったが、考えてみたらこれが正解だったかも(^^ゞ
焼岳小屋の標高は2090mなので、焼岳の単純標高差800m+私達より余分に往復で600mである。
焼岳に登ってきたと言う印象より、今回はこちらの方が強烈な記憶となってしまった(*'ω'*)
肝心な登山の話に戻すと、今日は午前中晴れ予報で午後は曇り、夜遅くに雨となっていたが
朝から曇りで日差しはほとんどなく、登山口の標高が既に1600mあったので涼しい風もあり登り易かった。
ところが、山頂に着いて昼休憩中に、急に雲が湧いて槍ヶ岳や穂高連峰も雲の中となり
見上げると頭上に雨雲らしき黒い雲が張り出してきて、天気予報よりもかなり早い崩れであった。
下山後すぐにポツポツ来た雨も、半ば過ぎからは本格的に振り出し、カッパ(上着)と傘の出番の下り
岩も木のハシゴも滑るので、急ぎ足ながらも慎重に・・・やはり梅雨の天気だと言える。
焼岳は100名山でもあり人気の山である!ピークには早い6月でも土日の登山者は多かった。
平湯からバスで来たと言う数名のグループもいて、山頂人口もかなり多かった。
新中ノ湯コース登山口の20台ほどの駐車場はほぼ満車で路肩にも数台止めてあり、本日は30台ほど。
我々は7:30頃の到着だったため止めることができたが、ピーク時の遅い到着の土日は駐車がヤバそうであり
10人以上の団体や遅い到着の場合は、バスかタクシーの利用も視野に入れた方が良さそうな登山口かと思う。
焼岳南峰GPS軌跡
新中ノ湯ルート登山口Pは20台+路肩に10台ほど止められるが、朝7:30到着で既に23台あった。 登山口↑
8kgのお子さま+5kgの荷物を背負った健脚パパ…初めて見たおんぶできる一体型ザック!
こんなのがあるのかぁ、我々をさっさと追い越して消えた・・・ちなみに写真の許可は頂きました(^^ゞ
2020m付近の広場…噴煙の上がる焼岳と極端に色が違って、手前の新緑が美しかった。
ツマトリソウ ゴゼンタチバナ
振り返ると霞沢岳と穂高連峰
緑が美しい笹原・・・目指すは中央に見えるあの噴煙!
霞沢岳が大きく全容を現す!
岩のザレ場になってきたが、コイワカガミが群生していた。
稜線手前…あと一息!
稜線て前からの焼岳北峰をアップで・・・
新芽が目立つ…アオノツガザクラも群生していた。
振り返ると乗鞍岳…薄っすらだったが御嶽山も雲の上に浮かんでいた。
3年前より噴煙が大きくなったような気がする。
稜線より焼岳南峰と火口湖
火口湖
右回して北峰へ
ちょっと擦れ違い困難なザレた岩場
山頂直下より穂高連峰と槍ヶ岳…右眼下には梓川と河童橋
北峰山頂へ
北風だったのでまだ助かったが、硫黄の匂いはかなり凄かった!
いつもは行列の山頂手前の岩場が登りは楽々…下りではやはり行列になった。
山頂より東方向…北峰山頂と間違えて東のピークに行った人たち(間違えたと聞こえてきたので)
山頂から焼岳小屋…Yさんは今頃何処を歩いているのか? 山頂より槍穂高
山頂人口は40人くらい…昼食の途中で、あっという間に雲が湧いてきた。
本当にあっという間の急変!穂高も槍も一気に雲に隠れてしまい、焼岳南峰も霞んできた。
登りでは汗を搔いたが、山頂は体感温度5度くらい、冷たい風もあり手袋を脱ぐと手が凍えそうだった。
お天気で急激に様子が一変する!これが標高2500mの怖さである!
我々が下ろうとしている時に到着してきたグループも数組、山頂でまだ昼休憩中も大勢いた。
下りはカメラバックをリュックに仕舞ったので、画像は撮れなかった。
本日は荒島岳に登った仲間も午後は雨だったとか、白山に登った仲間も午後は雨だったとか…
福井でも石川でも、ここ岐阜と長野でも、天気予報が外れて早めに崩れたようであった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます