桜乃記-さくらのき-

九州に住む、しがない若手サラリーマンが書きつらねた現代の随筆。
日本名刺研究会(会員数2名)の代表でもあります。

最強の格闘技とは~②考察編~

2007-05-05 | スポーツ
さて、「最強の格闘技とは」の今回第二回目では様々な要素を鑑みて、結論編につなぎたいと思います。
考察する要素としては以下の4つの側面です。

Ⅰ.体格面
Ⅱ.環境面
Ⅲ.用具面
Ⅳ.ルール面

一つずつ見ていきましょう。



Ⅰ.<体格面>

まず不利なのは、合気道、少林寺拳法、ボクシングなどです。
なぜならば、体格差で押し切られるからです。
技術のないボブサップが、K-1でホーストに二度も勝利したり、PRIDEで柔術マジシャンのノゲイラを後一歩というところまで追いつめたのも、リーチ、体重、筋力などの体格差があったからです。
体格差が大きいと、技術を使う以前に圧力で押し切られてしまうんですね。

合気道は、一般人と変わらない体格です。
少林寺拳法をやっている人も、ごついとまでは言えません。
ボクサーに至っては、鍛え込んでいるとは言え、平均像の体重はどんなに重く見積もっても60kgそこそこでしょう。
対して柔道家は80kgを確実に超えてきます。
体重がここまで違うと、不利という他ありません。

逆に体格面で有利なのはなんと言っても相撲です。
平均身長185㎝、体重も130㎏は下らないでしょう。
次に柔道、さらに空手と続くでしょうか。


Ⅱ.<環境面>

次に、路上という環境面から考察してみましょう。

明らかに強いのは柔道です。
総合格闘技の場合、柔道家は例え投げが決まっても、下はマットのためにダメージを与えるには至りません。
しかし路上の場合では、柔道家は相手を投げればアスファルトに叩き付けて勝負ありです。

また意外に強いと思われるのが、レスリングでしょう。
レスリングは、相手の両肩を1秒以上マットにつけることで勝敗を決します。
まあ要は、相手を転ばせればよいわけです。
転ばすのが上手いというのは、路上では大きなアドバンテージです。
アスファルト上に相手を転がしただけで多大なダメージを与えられますから。

相撲取りは突っ張りを多用すれば、相手を吹っ飛ばすことが出来ます。
リング上ではロープが威力を吸収し、そこまで大きなダメージには至りませんが路上では違います。
繁華街では店などが建ち並んでいるため、突っ張りで相手を建物にぶつけて大ダメージを与えることが出来ます。
加えて、上手投げ等の投げ技も使いこなせます。


Ⅲ.<用具面>

靴の面では、蹴り技を使う選手は不利な気がしますね。
靴を履くことの欠点を挙げると
・蹴り足が若干重くなり、スピードが落ちる
・下段、中段への蹴りを出したときに、靴をつかまれて転ばされる恐れが大きくなる。
などです。
よって、打撃系のキックボクシング、空手、テコンドーなどは、普段の競技時よりは足技を自由には扱えないでしょう。

グローブ面でかんがえると、普段グローブをつけている格闘技は感覚が違うので、若干ですが不利でしょう。
素手だと打撃を当てたときの感触が違いますし、指などは骨折もしやすくなります。

また服の面では、普段競技が着衣の格闘技の方が有利になりますね。
例えば柔道、柔術、少林寺拳法などは相手の道着の利用法を熟知しています。
今回の場合は服装がパーカーですが、このパーカーを利用して技をかけられます。

防具面で考えると、普段防具着用の格闘技はとまどうかも知れませんね。
いつもは防具に守られているのが、今回は当然防具一切無しなので、恐怖心が増幅されるでしょう。


Ⅳ.<ルール面>

ルール面で言えば、今回のルールに近いものが一番有利になることが当然です。

今回のルールは、肘打ちも可ですからキックボクサーは有利ですね。
肘というのはそもそも固いところなので、接近戦で相手に大きなダメージを与えられます。
加えて、拳のように骨折というのはなかなか起こりにくいので何発でも遠慮なく繰り出せるんですよね。

また、金的も可なので、蹴り技を使う格闘技は真っ先にここを狙う気がしますね。
よって、キックボクシング、空手、日本拳法、少林寺拳法などは有利でしょう。




以上のように今回は、様々な要素から最強に近いのはどの格闘技かを考察していきました。

次号、「最強の格闘技とは~③結論編~」では、いよいよ私の考える最強の格闘技を発表したいと思います。


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