絶望の友よ
顔も声も知らぬ友よ
今日も生きているかい?
か細い光を感じる事はないかい?
ないだろうね
絶望しているのだから
このまま終わりにしようか?
それとも日々をしのいでもう少し待つか?
しかし何を待てと言うのだろう
僕の絶望の歴史も長くなったから
本来なら、友へ助言するべきなのかもしれない
しかしながら、驚くほどその術を持ち合わせていないのだ
ただ低価格な気休めが通用しない事は知っている
絶望から抜け出したという自信に満ちた声も届かない
まあ友よ
結論を急がない方がいい
今日でなくても明日でいい
明日になったら、また明日
見知らぬ君がいなくなるのが
僕には寂しい