男らしさが欠落していて
クラスで目立つタイプでもなく
これといったとりえもない僕を
好きになってくれて有難う
下駄箱に放り込まれていた手紙
手紙をもらってから君ばかり見ていた
からかわれているのかもしれないと思いつつ
そして君と視線がぶつかった
君は驚いたように少し目を見開き
やがて寂しげにうつむき、足早に消えた
何日も経ってから僕も下手な手紙を書き
君の下駄箱に差し入れた
電話をかけた時は手が震えた
観にいった洋画は忘れたけど
スクリーンを真剣に見つめる君の横顔は覚えている
卒業の日
変わり果てた僕は
君に冷たい言葉を浴びせ、泣かせたね
君は僕をとうに忘れただろう
僕は覚えているよ
あの日の青い空も、校舎のざわめきも、君の艶やかな黒髪も
にほんブログ村
クラスで目立つタイプでもなく
これといったとりえもない僕を
好きになってくれて有難う
下駄箱に放り込まれていた手紙
手紙をもらってから君ばかり見ていた
からかわれているのかもしれないと思いつつ
そして君と視線がぶつかった
君は驚いたように少し目を見開き
やがて寂しげにうつむき、足早に消えた
何日も経ってから僕も下手な手紙を書き
君の下駄箱に差し入れた
電話をかけた時は手が震えた
観にいった洋画は忘れたけど
スクリーンを真剣に見つめる君の横顔は覚えている
卒業の日
変わり果てた僕は
君に冷たい言葉を浴びせ、泣かせたね
君は僕をとうに忘れただろう
僕は覚えているよ
あの日の青い空も、校舎のざわめきも、君の艶やかな黒髪も
にほんブログ村