2月に入り、今年も受験シーズンが到来した。すでに入学試験を終えた学校もあり、各予備校や塾では入試問題や解答の公開を行なっているところもあるが、関西の“超難関”有名私立中学校として広く知られている灘中学校の算数の入試問題が「難しすぎる」と、ネット掲示板で話題になっている。
同校の算数入試問題は、一日目に設問20問、二日目に15問をそれぞれ50分間で解くという形式。
一辺の長さが1cmの立方体の形をした透明なブロックを、すきまなく並べて直方体を作ります。この直方体の1つの頂点から、残り7つの頂点の中で最も遠い頂点に向かって光線を発射します。光線はまっすぐ進み、ブロックによって反射したり方向が変化したりすることはありません。この光線が貫いているブロックの個数を数えます。ただし、光線がブロックの頂点のみを通っている場合や辺のみを通っている場合には、光線がブロックを貫いているとは考えられません。
ブロック202500個をたて75cm、横90cm、高さ30cmの直方体に並べたとき、貫かれたブロックは何個ですか。
こちらは問題の一例だが、大人でも苦戦する人は多いのではないだろうか?
ネット掲示板では「こりゃ1問も解けねぇわ」「あれ…ためしに解いてみたけど…これ本当に50分で終わるの?」など、予想外の難しさに驚きの声を上げるユーザーが続出した。
中には「意外と簡単」とコメントするユーザーもいたが、これらの問題を解くのは、まだ高等数学を学んでいない“小学6年生”であることから、「小6にやらせるのは酷だと思う」「高校生くらいなら結構余裕だが…。さすが灘だ」など、難問に挑む受験生へ同情する書き込みが多く寄せられている。
http://www2.tokai.or.jp/edu/productsindex2001091.html