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旅行記、世相独言

身延山・久遠寺詣(その1.奥之院思親閣と宿坊本行坊)

2015年06月28日 09時54分29秒 | 異文化体験_日本
(写真はクリックで拡大します)

身延山・久遠寺詣(その1.奥之院思親閣と宿坊本行坊)         2015.4.9


  
(左)身延山久遠寺周辺マップ         (中)久遠寺総門                  (右)久遠寺三門

早朝に関西の自宅を出て、身延山・久遠寺に到着したのが、午後2時頃。直前まで枝垂れ桜目当ての多くの参拝客で総門から上は道路規制が布かれていたが、幸い規制も解かれ上の三門から宿坊の駐車場まで上がることが出来た。

久遠寺には沢山の宿坊があるが、本堂での朝勤に参加するので本堂に一番近い宿坊「本行坊」さんに早速チェックイン。炬燵が用意された部屋でしばし休憩。
残念ながら翌朝の天気予報があまり良い予報でないので、今日のうちに身延山ロープウェイで奥之院思親閣にお参りに行くことに。運が良ければ富士山も拝めるかも。

    
  (左・右)身延山ロープウェイ(高度差750mを7分で上がる、天気が良ければ富士山も)

身延山ロープウェイ(往復1250円)で標高390mの久遠寺から標高1153mの奥之院まで7分で行くことが出来る。しかし、見通しは甘かった。高度を稼ぐとともに視界をガスが遮り、奥之院駅に着く時には霧雨に。更に、4,5日前に降った雪がまだ処々に残っており、吐く息も白い。

    
(左)駅降りてすぐの奥之院入口          (右)思親閣への途中に聖人像


   思親閣とお手植えの杉 

奥之院思親閣は、日蓮聖人入滅翌年、弟子の日朗が建立、聖人が安房国の両親を思い祈りを捧げた場所で、聖人お手植えの樹齢750年を超える4本の杉がある。

    
(左)本堂に掲げられている「久遠寺」         (右)最盛期の名残を残す枝垂れ桜

再びロープウェイで下山し、夕刻の人影まばらな本堂・祖師堂にお参りをし、その隣の報恩閣(久遠寺の総受付)で後厄・前厄の息子たちの明朝厄除け祈願の申し込みをする。厄除け祈願は一人2000円。境内の枝垂れ桜は、まだまだその最盛期の名残を残して我々の目を楽しませてくれる。

                 
(左)三門と本堂を結ぶ菩提梯(287段の石段) (右)菩提梯を上がりきった視界(正面に本堂、左手に五重塔)

五重塔の脇に三門から上がってくる階段がある。菩提梯と言って、1632年佐渡の住人、仁蔵の発願で起工、完成した三門と本堂を結ぶ高さ104m、287段の石段である。「南無妙法蓮華経」になぞらえ7区画に分かれているようだが、今回は車で来たので幸か不幸か体験できなかった。

      
(左)今回の宿坊「本行坊」(本堂に一番近い)     (右)精進料理の夕食(名物湯葉も)

さすがにピークを終えたこの時期、本行坊の今宵の宿泊客は我々夫婦だけのようだ。少し寂しいが、お風呂をいただいて楽しみな食事。宿坊の食事といえば精進料理。特に身延山では湯葉が特産。食事の間にも暗闇の境内を移動する大きな読経の声と太鼓の音が飛び込んでくる。TVもなく、後は寝るのみ。明朝は4時半起きだ

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