Skb-RS ~ロードスターはじめました~

北海道でロードスター(NB8C)と
デミオ・スポルト(DE5FS)を放し飼いする日記。

なよろ

2009-08-26 01:27:11 | 
そういえば、お盆休みに2泊で回ってきたときに、名寄に行きました。

名寄市は、旭川市と稚内市の中間くらいにある、過疎化の進む町です。




駅前通りなんだけど、スッカラカン。

寂しいです。

それでも、道北の、極めて人口密度の低い山村をドライブしてきたあとに見ると、商店街という存在だけでも、とても嬉しくなります。
あー、確かに人々が暮らしているんだな、って気持ちになります。



北海道の過疎化の進む都市というのは、たくさんあるけれど、いくつかに種類を分類できると思う。
空知の山の中にあるかつての炭鉱の町。夕張市をはじめとして、美唄市、三笠市、上砂川町、芦別市、赤平市、歌志内市。。。

これらの町は、戦時中から60年代にかけて、炭鉱が盛んな時代に急激に人口を伸ばして、70年代に入って相次いで閉山していくと、急激に人口が減少し、山間に団地だけが残るような寂れ方をしている。
夕張がかつて、人口が10万人。美唄が9万人、芦別が7万人。いまではそれぞれ、1万人、3万人、2万人。という具合。


そういう炭鉱の町とは別で、農業を中心とした周辺地域の経済の中心として栄えた町というのがあると思う。
滝川市や名寄市が、それにあたると思う。

名寄市には、主な産業というのは少ないけど、この道北一体の(旭川圏以北一体の)中心都市としての意味合いが、今でも尚大きい。
ピーク時の人口が約4万人弱。現在が、3万人弱。
一言で過疎化と言っても、空知の炭鉱都市とは、また少し違う、緩やかな減少だ。

事実、現在も名寄に行くと、イオンのショッピングセンターや、ケーズデンキ、ユニクロ、青山、各自動車ディーラーが市の郊外に林立している。
いまも、この周辺の地域で重要な中心都市となっているはずだ。



ただ、それでも中心街の寂れ方は、やっぱり寂しい。







かつて、この町には、2つもの百貨店があった。
西条と山田。どちらも、稚内などに支店をチェーン展開したという。

そのことが何よりも、名寄のかつての繁栄を物語る。
「西条」は現在は、国道沿いのショッピングセンターとして形態を変えて、チェーン展開。
山田百貨店は、ディスカウントショップのような形態で、1階だけを開けて、辛うじて営業を続けているという印象を受ける。
店内には、エスカレーターも見えたけど、立ち入り禁止になって動かないまま倉庫のように物が積まれていた。




歓楽街。
こうみると寂しい印象も受けるけど、夜は結構にぎやかそうだ





名寄駅を降りると、碁盤の目状に商店街が広がる。
線路と垂直に一直線に伸びた駅前通りの商店街を進むと、西条と山田の百貨店があって、この町の中心にくる。

それらを越えて進めば、国道を跨ぐように歓楽街だ。


この位置関係はまったく、札幌の街と同じ。
かつて、昭和初期にこの町が栄えた頃を想像しながら、歩いていると、
もしかしたら、同時期に、まだあまり大きくなかった札幌の町も、似た感じだったんじゃないか、と思いながら、初めて歩くのになんだか親近感がわいてきてしまった。

考えてみれば、旭川の駅前も、大雑把に言えば似た構図。
計画的に、そういう風にしたんだろうな。





さて、その足で、旭川によると、

人の多さに、ここはもう新宿駅か渋谷駅かっていう気分になってしまった。




旭川西武と閉店した丸井今井旭川店が並ぶ。

にぎやかなのも当然で、Wikipediaでは「札幌、仙台に次いで、北日本第3の都市」と表現。あらためてそう聞くと、旭川ってデカい街なんだな。。。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿