★フォーレ:レクイエム
(演奏:ミシェル・コルボ指揮
シンフォニア・ヴァルソヴィア&ローザンヌ声楽アンサンブル)
1.レクイエム op.48(1893年版)
2.アヴェ・ヴェルム・コルプス op.65-1
3.アヴェ・マリア op.67-2
4.タントゥム・エルゴ op.55
5.ヴレヴィユの漁師達のミサ (フォーレ/メサジェ)
(2006年録音)
コルボにはフォーレのレクイエムの録音が4種あるそうです。
私は2番目の録音と4番目の当録音を持っています。
最初の1972年盤が最も有名であるかもしれませんが・・・。
この演奏に使用されている楽譜は1893年版といわれる版で、通常のフル・オーケストラの盤より幾分か小ぶりになっているようです。
サンクトゥスのヴァイオリンのオブリガートが一丁でなされているようであったり、そこここでオルガンのみの伴奏になっていたり、リベラ・メのディエス・イレの合唱部分でティンパニが地から湧き上がるように挿入されていたりする点が一聴して分かる違いでしょうか。
この録音は非常に鮮度が高く、残響も美しく取り入れられていますがくっきり感が強いので生々しい音楽に聴こえます。
それでも精妙なコーラス・アンサンブルが一糸乱れず展開されると言うのは、相当訓練を積んだとか、手の内に入った演奏なんだという証左であると思います。
かつてロバート・ショウが大編成の宗教曲では大家だと思っていましたが、コルボも大編成・小編成を問わず心を打つ名盤を作成してくれています。
小編成のオーケストラで生々しい祈りが展開されている聴きやすいディスクであるため「親愛なる敬虔」というコピーをタイトルにしました。
最も気楽に手に取ることのできる、この曲のディスクであると思います。
フィルアップの曲もチャーミングでありながら慎ましい、好ましい曲ぞろいです。
ところで、このディスクの製造元、MIRAREレーベルは躍進目覚しいレーベルですよねぇ。
ピアニストではベレゾフスキー、ケフェレック、アンジェリッチ、チェンバリストではアンタイなど綺羅星のごときアーティストを擁していますが、ここへ来てコルボですか・・・。
スゴイもんです。
ヨランタ・スクラ女史がいらっしゃった頃のOpus111レーベルのようなものでしょうか?
そういえばチャネル・クラシックスなども頑張っているのでしょうか?
一方で、アイヒャーのECM、ハイペリオン、ハルモニア・ムンディなどももちろんメジャーレーベルではありませんが、10年以上前からお世話になっているものとしてはこれらは既に準メジャーと言って過言じゃないレーベルに成長したように感じます。
卓抜なアーティストに納得のいく環境を提供していることが共通した成功要因だと思います。それでありながら、レーベルとしてのカラーも明確に感じられる・・・これは卓越した経営手腕なんだろうと思います。
これらのレーベルにはさらに頑張ってもらいたいものです。
フォーレと言えば、「おかあさんといっしょ」の歌のお姉さんだった“りょうこおねえさん”がこのまえご出産されたというニュースを見ましたが、彼女がすごく生き生きと「フォーレが好き」と言っていたのを思い出しました。
私もフォーレは大好きなのです。
★フォーレ:レクイエム
(演奏:ミシェル・コルボ指揮
ローザンヌ室内管弦楽団&ローザンヌ声楽アンサンブル)
1.レクイエム 作品18
2.ラシーヌの雅歌 作品11
3.モテット集
4.小ミサ曲
(1992年録音)
上で紹介したとおり、コルボが録音したこの曲の2番目のものです。
私が始めてフランスから輸入盤を取り寄せた思い出深いCDでありますが、現在は同じ音源がヴァージン・レーベル扱いでバジェット・プライスで手に入るので頭にくるディスクでもあります。ただ、ジャケットはこっちの方がいいと思っているので、我慢できますが・・・。
パーソネルでは、バリトンがピーター・ハーヴェイを共通しているようです。
こちらは通常版での演奏ですが、私にとってはこの演奏こそが至高です。
あまりに気高すぎて、頭を垂れているばかりという感じ・・・深遠なる崇高さとでも表現したらよいのでしょうか?
やっぱりオケがフル・ヴァージョンだと、小編成では出来ないことも出来るような気がします。
大きい時は大きい時のよさを、小さい時はそれならではのよさを引き出すことが出来るコルボ偉し!!
ということでしょうかね。
何よりも素晴らしい曲を書いてくれたフォーレに、心からの感謝しておきたいキモチでいっぱいです。(^^)v
ここに収められている曲は、どれだけ褒めても足りないぐらいにいいものがかりですよね。
(演奏:ミシェル・コルボ指揮
シンフォニア・ヴァルソヴィア&ローザンヌ声楽アンサンブル)
1.レクイエム op.48(1893年版)
2.アヴェ・ヴェルム・コルプス op.65-1
3.アヴェ・マリア op.67-2
4.タントゥム・エルゴ op.55
5.ヴレヴィユの漁師達のミサ (フォーレ/メサジェ)
(2006年録音)
コルボにはフォーレのレクイエムの録音が4種あるそうです。
私は2番目の録音と4番目の当録音を持っています。
最初の1972年盤が最も有名であるかもしれませんが・・・。
この演奏に使用されている楽譜は1893年版といわれる版で、通常のフル・オーケストラの盤より幾分か小ぶりになっているようです。
サンクトゥスのヴァイオリンのオブリガートが一丁でなされているようであったり、そこここでオルガンのみの伴奏になっていたり、リベラ・メのディエス・イレの合唱部分でティンパニが地から湧き上がるように挿入されていたりする点が一聴して分かる違いでしょうか。
この録音は非常に鮮度が高く、残響も美しく取り入れられていますがくっきり感が強いので生々しい音楽に聴こえます。
それでも精妙なコーラス・アンサンブルが一糸乱れず展開されると言うのは、相当訓練を積んだとか、手の内に入った演奏なんだという証左であると思います。
かつてロバート・ショウが大編成の宗教曲では大家だと思っていましたが、コルボも大編成・小編成を問わず心を打つ名盤を作成してくれています。
小編成のオーケストラで生々しい祈りが展開されている聴きやすいディスクであるため「親愛なる敬虔」というコピーをタイトルにしました。
最も気楽に手に取ることのできる、この曲のディスクであると思います。
フィルアップの曲もチャーミングでありながら慎ましい、好ましい曲ぞろいです。
ところで、このディスクの製造元、MIRAREレーベルは躍進目覚しいレーベルですよねぇ。
ピアニストではベレゾフスキー、ケフェレック、アンジェリッチ、チェンバリストではアンタイなど綺羅星のごときアーティストを擁していますが、ここへ来てコルボですか・・・。
スゴイもんです。
ヨランタ・スクラ女史がいらっしゃった頃のOpus111レーベルのようなものでしょうか?
そういえばチャネル・クラシックスなども頑張っているのでしょうか?
一方で、アイヒャーのECM、ハイペリオン、ハルモニア・ムンディなどももちろんメジャーレーベルではありませんが、10年以上前からお世話になっているものとしてはこれらは既に準メジャーと言って過言じゃないレーベルに成長したように感じます。
卓抜なアーティストに納得のいく環境を提供していることが共通した成功要因だと思います。それでありながら、レーベルとしてのカラーも明確に感じられる・・・これは卓越した経営手腕なんだろうと思います。
これらのレーベルにはさらに頑張ってもらいたいものです。
フォーレと言えば、「おかあさんといっしょ」の歌のお姉さんだった“りょうこおねえさん”がこのまえご出産されたというニュースを見ましたが、彼女がすごく生き生きと「フォーレが好き」と言っていたのを思い出しました。
私もフォーレは大好きなのです。
★フォーレ:レクイエム
(演奏:ミシェル・コルボ指揮
ローザンヌ室内管弦楽団&ローザンヌ声楽アンサンブル)
1.レクイエム 作品18
2.ラシーヌの雅歌 作品11
3.モテット集
4.小ミサ曲
(1992年録音)
上で紹介したとおり、コルボが録音したこの曲の2番目のものです。
私が始めてフランスから輸入盤を取り寄せた思い出深いCDでありますが、現在は同じ音源がヴァージン・レーベル扱いでバジェット・プライスで手に入るので頭にくるディスクでもあります。ただ、ジャケットはこっちの方がいいと思っているので、我慢できますが・・・。
パーソネルでは、バリトンがピーター・ハーヴェイを共通しているようです。
こちらは通常版での演奏ですが、私にとってはこの演奏こそが至高です。
あまりに気高すぎて、頭を垂れているばかりという感じ・・・深遠なる崇高さとでも表現したらよいのでしょうか?
やっぱりオケがフル・ヴァージョンだと、小編成では出来ないことも出来るような気がします。
大きい時は大きい時のよさを、小さい時はそれならではのよさを引き出すことが出来るコルボ偉し!!
ということでしょうかね。
何よりも素晴らしい曲を書いてくれたフォーレに、心からの感謝しておきたいキモチでいっぱいです。(^^)v
ここに収められている曲は、どれだけ褒めても足りないぐらいにいいものがかりですよね。
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