今日は森鷗外関連についてです。
高校時代の私の最もお気に入りの作家は中島敦でした。教科書で「山月記」を知り、代表作「李陵」はともかくとして、孔子の弟子の子路を描いた「弟子」にはまりました。漢文調のテンポ感がたまらなく心地よかったです。要は、けったいな、もとい「なじみのない」文章でも違和感なく付き合えたということです。
そして、今日の主人公(の父)森鷗外は、原文より素晴らしいと噂される「即興詩人」の翻訳をものし、それを読んだ私は単純に「いいジャン」と思ったわけです。
そして、鷗外をさらに読み進めようと思ったとき、「ヰタ・セクスアリス」という題名をみて「なんじゃらほい」と思いながらもタイトルの語感にピンと来るものがあり、発売後一週間で発禁になったという事実を知ったとき期待に胸を膨らませて読み始めました。
が、あえなく松田優作状態に陥り「なんじゃこりゃぁあ!」 よーわからんかったです。
確かに今でいう官能小説と同一視され発禁になったようではありますが。。。
さて、鷗外の子供の名前をご存知でしょうか?
彼の留学先だったドイツへの愛着が感じられますよ。
長男:於菟(オットー)、長女:茉莉(マリー)、次男:不律(フリッツ)、次女:杏奴(アンヌ)、三男:類(ルイ)ですって。。。
ちなみにお孫さんには、真章(マックス)、富(トム)さんがいるソーヤー。(さぶ!)
というわけで記事のタイトルがご長男「おっとぉ★」で、ご紹介のディスクはクレンペラーなのです。
おわかりですか?
本当は、さらに鷗外はオットーの「おっとう」というのも考えたのです。。。
ドサクサ紛れに書いちゃいますが。。。
☆ベートーヴェン ; 荘厳ミサ曲 (ミサ・ソレムニス) 作品123
(演奏 : オットー・クレンペラー指揮
ニューフィルハーモニア管弦楽団&合唱団)
巨きな演奏、人間味あふれる演奏と世評の高いディスクですが、私には肥大化しているように感じられてしょうがないところがあります。確かに厳しくやさしい透徹したまなざしが隅々まで通っている、と言われればそんなような気がしないでもない。へヴィーな演奏でも、人類の財産とまでいわれては。。。
ん~~、でもガーディナー盤の方がすきかも。軽くて。
さて、荘厳ミサ曲をご紹介したわけですからお墓の話もあながちずれてはいないかと。。。
家からチャリンコで30分くらいのところにある禅林寺(三鷹市)に鷗外の墓があります。ここは有名な「余は石見人森林太郎として死せんと欲す」という遺書もあるところです。
確かに墓碑銘には本名の森林太郎の文字のみが刻まれています。
今のご時世、たいへんECOなお名前だなぁ~と感じ入ったりしています。
さて、このお寺の墓といえば実はこのハス向かいにある方のほうが有名ではないでしょうか?
太宰治です。6月19日の桜桃忌には多くの人が集まるようです。
このお墓の銘も太宰治と名前だけが記されています。しかし、太宰の本名は津島修治でありペンネームが銘になっていることが鷗外と反対です。
しかし、大作家が向かい合わせで眠っているなんて凄いお寺だこと!
私が学生のころ国語の教科書に「走れメロス」が掲載されていて、読んだときは感激の涙に咽んだ記憶があります。本当に、メロスとセリヌンティウスの友情の物語はすばらしいと思いませんか?
がしかし、この太宰治というひと。5回の自殺未遂の上に愛人と玉川上水で入水自殺しています。もっといえば未遂に終わったなかに、女性と一緒に心中しようとして太宰は死に切れず女性のみが亡くなったというものもあったようです。
今のご時世、いかに素晴らしい作品を遺していてもこれでは教科書から抹殺されてしまっていやしないか? 少し心配です。。。
いずれもさすが大作家だけあって「ECO」であり「自殺」であり現代の課題を背負っているなぁ。
ブログの文章が上達するようお参りしておこうっと。
高校時代の私の最もお気に入りの作家は中島敦でした。教科書で「山月記」を知り、代表作「李陵」はともかくとして、孔子の弟子の子路を描いた「弟子」にはまりました。漢文調のテンポ感がたまらなく心地よかったです。要は、けったいな、もとい「なじみのない」文章でも違和感なく付き合えたということです。
そして、今日の主人公(の父)森鷗外は、原文より素晴らしいと噂される「即興詩人」の翻訳をものし、それを読んだ私は単純に「いいジャン」と思ったわけです。
そして、鷗外をさらに読み進めようと思ったとき、「ヰタ・セクスアリス」という題名をみて「なんじゃらほい」と思いながらもタイトルの語感にピンと来るものがあり、発売後一週間で発禁になったという事実を知ったとき期待に胸を膨らませて読み始めました。
が、あえなく松田優作状態に陥り「なんじゃこりゃぁあ!」 よーわからんかったです。
確かに今でいう官能小説と同一視され発禁になったようではありますが。。。
さて、鷗外の子供の名前をご存知でしょうか?
彼の留学先だったドイツへの愛着が感じられますよ。
長男:於菟(オットー)、長女:茉莉(マリー)、次男:不律(フリッツ)、次女:杏奴(アンヌ)、三男:類(ルイ)ですって。。。
ちなみにお孫さんには、真章(マックス)、富(トム)さんがいるソーヤー。(さぶ!)
というわけで記事のタイトルがご長男「おっとぉ★」で、ご紹介のディスクはクレンペラーなのです。
おわかりですか?
本当は、さらに鷗外はオットーの「おっとう」というのも考えたのです。。。
ドサクサ紛れに書いちゃいますが。。。
☆ベートーヴェン ; 荘厳ミサ曲 (ミサ・ソレムニス) 作品123
(演奏 : オットー・クレンペラー指揮
ニューフィルハーモニア管弦楽団&合唱団)
巨きな演奏、人間味あふれる演奏と世評の高いディスクですが、私には肥大化しているように感じられてしょうがないところがあります。確かに厳しくやさしい透徹したまなざしが隅々まで通っている、と言われればそんなような気がしないでもない。へヴィーな演奏でも、人類の財産とまでいわれては。。。
ん~~、でもガーディナー盤の方がすきかも。軽くて。
さて、荘厳ミサ曲をご紹介したわけですからお墓の話もあながちずれてはいないかと。。。
家からチャリンコで30分くらいのところにある禅林寺(三鷹市)に鷗外の墓があります。ここは有名な「余は石見人森林太郎として死せんと欲す」という遺書もあるところです。
確かに墓碑銘には本名の森林太郎の文字のみが刻まれています。
今のご時世、たいへんECOなお名前だなぁ~と感じ入ったりしています。
さて、このお寺の墓といえば実はこのハス向かいにある方のほうが有名ではないでしょうか?
太宰治です。6月19日の桜桃忌には多くの人が集まるようです。
このお墓の銘も太宰治と名前だけが記されています。しかし、太宰の本名は津島修治でありペンネームが銘になっていることが鷗外と反対です。
しかし、大作家が向かい合わせで眠っているなんて凄いお寺だこと!
私が学生のころ国語の教科書に「走れメロス」が掲載されていて、読んだときは感激の涙に咽んだ記憶があります。本当に、メロスとセリヌンティウスの友情の物語はすばらしいと思いませんか?
がしかし、この太宰治というひと。5回の自殺未遂の上に愛人と玉川上水で入水自殺しています。もっといえば未遂に終わったなかに、女性と一緒に心中しようとして太宰は死に切れず女性のみが亡くなったというものもあったようです。
今のご時世、いかに素晴らしい作品を遺していてもこれでは教科書から抹殺されてしまっていやしないか? 少し心配です。。。
いずれもさすが大作家だけあって「ECO」であり「自殺」であり現代の課題を背負っているなぁ。
ブログの文章が上達するようお参りしておこうっと。
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