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思いのほかカリブ海

2005年05月01日 23時17分10秒 | 海にロマンをシリーズ
5月1日はボードゲーム祭りでした。
10種類くらいゲームをやりました。それをまたツラツラと書くとアレなので、今日はその中でも「え、これ以外に面白いじゃん!」と思ったゲーム→カリブを紹介します。

KIF_0096
パイレーツ・オブ・カリビアン!
海賊船はA、B、C、D、E、Fの6つがあります。
各プレイヤーは買収タイルと呼ばれる-1、0、1、2、3、4、5が書かれたタイルを持っています。他のプレイヤーに見えないように6つの海賊船に買収タイルを割り当てます。
そしたらAの海賊船から。
せ~ので各プレイヤーはAに割り当てた買収タイルを公開します。一番数が大きいプレイヤーがAの海賊船を(その買収タイルの数)移動できる権利を得るのです!しかし他のプレイヤーが-1の買収タイルを出していたら移動できる数が1減ってしまいます。2人のプレイヤーが-1のタイルを出したら2減ってしまいます。
一番大きい数字を2人以上が出した場合、残ったタイル(買収タイルは7枚あるので1枚残る)で再勝負。それも同じだったら誰も移動させる権利をもてません。
これをA~Fまで順に行います。これで1ラウンド

ここまでだとバッティング系ゲームですが、海賊船の動かし方が面白い。海賊船は宝箱のある街へ着くと宝をGETできます。宝をGETできタカラといって安心はできません。プレイヤーは宝を自分の隠れ家まで持ち帰らないといけないのです。海賊船は移動の最中、隣の海賊船から宝を奪うことができるのです。逆に宝を譲渡する、交換することができます。
これがカリブのミソ
Dの海賊船が高額の宝を積んでいます。Dにばかり気をとられていると、近くにいたAの海賊船に宝を奪われそのまま隠れ家まで持ち去られるかもしれないのです。

街を襲うと2000(シリング?)もらえます。宝箱は5000~8000のがあって、隠れ家に持ち去るとその金額をもらえます。全部で6ラウンドの間に31000以上のお金を稼げたプレイヤー勝ち。

どの海賊船を狙うかという心理戦
相手の思考をズラすバッティング系ゲーム要素
どのように移動させるかという戦略
が見事にマッチしたゲーム。
とっても泥くさくて海賊というテーマに合ってると思います。

キャプテン・ジャック・スパロウきどりでレッツプレイ!


ごせろ

2005年05月01日 01時01分00秒 | ボードゲーム
あるコネクションから「撲殺天使ドクロちゃん」のDVDをいただきました。撲殺天使ドクロちゃんはHPという雑誌に掲載されている「びんかん」をテーマにしたナイスなお話です。(マンガではなく、小説?っていうのかな、文章です)

そのDVDには、お話の中に出てくる「ゴセロ」なるゲームが同封されています。今回はその不思議感覚を味わうことのできる「ごせろ」をご紹介。(実はまだ未プレイ、プレイしてるのを見てただけ・・・)

ゴセロはオセロを5色にしたものです。
考えたのはドクロちゃんの作者です、私じゃありません。
白VS黒・赤・黄・青で2人で対決します。
黒・赤・黄・青の裏は全部白です←これがミソです。
ゲーム準備。
gosero01盤面の中央にオセロ同様に白と黒のコマを置きます。その周り(ピンク色の部分)に赤・黄・青のコマを2つずつ好きなとこに置きます。その時挟んでもひっくり返しません。
白が先手、黒・赤・黄・青は後手です。

ルールは簡単ですが、ものすごくコマに裏切られます。
1、白→黒→赤→黄→青→白・・・という手順で行います。
2、白は白で挟めるところに、黒(赤・黄・青)はその色で挟めるところに置きます。間に他の様々な色があっても全部ひっくり返します。
3、挟めないときは相手か味方のコマの隣におく。
4、四隅に置かれたコマはどうやってもひっくり返りません。

終了条件。
全てのマスが埋まったら白対黒・赤・黄・青でコマの数を数え、多い方が勝ちです。

プレイ感。
私は見ていただけなんですが、
gosero02
この時、Aの位置に青コマを置くとします。するとひっくり返って
gosero03
このようになります。中央の「?」の部分は白の裏側です。何色かは分かりません・・・(白を置く人は多分いちいち見せない、自分で置いて白にされた場合は気合で記憶しとくしかない)
つまり多色軍団は友軍を挟むと白になってしまうのです。この感覚が裏切られた感です。
しかもゲームバランスは良いのか悪いのか・・・
しっかり白の人が白の裏の色を考えたり、相手も記憶したりすればいいんでしょうが、そういう感覚のゲームじゃないですね・・・。いい加減にやって楽しむゲームですんでそのつもりで・・・

さて、このゲームはお話の中で生まれたゲームで、お話の中でもドクロちゃんが「ゴセロには無限の可能性があるんだからっ!」と言っているそうです。作者の他力本願的な思考が含まれてそうな気がしないでもなさそうですが・・・。
編集部や、ドクロちゃんの公式HPで、新しい遊び方を募集しているようです。

あ、一応私が行くゲーム会・例会に持っていくので機会があればプレイしてみましょう。←それが条件でもらった、みたいな所があるので・・・ないかな?
「あるコネクション」の人が言うには4人だか5人でもできるルールがあるらしいのでしっかり聞いてきます。でもネタだと思ってくださいね。