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編集より その1

2014年11月26日 22時41分25秒 | インスト
ゲームマーケット2014秋にてインスト本「みんなのインスト」の編集をいたしました。
その立場から、すでに購入された方、これから買おうかなと思ってらっしゃる方に向けて。

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ハードルが高すぎる、挫折しそう、打ちのめされた
というご意見を頂いております(正確にはエゴサーチで見つけたんですが…)
まずはそれについて。

1)多くは理想論のはず
著者さまのほとんどは、自分のインストを普段から定義付けしていたわけではありません。私から執筆の依頼を受けて→普段のインストを思い返し→記事に起こしている。と思われます。となれば、あの時はこうしていいた、別の時はこうだった、こうした方がよかったな、と複数のインスト経験を1つの記事にしている。と思われます。
しかし、1つになった記事を読むと、あたかも1度のインストで全てを行っているように読めてしまうかもしれません。これは想像ですが、著者さま自身も記事にした事を、毎回100%実現しているか、と言われれば、それは非常に難しいのではないか?と考えられます。
ハードル高え!と感じたら、くぐってしまうのが一番です。

2)編集からのオーダー
私から著者さまへ共通にオーダーしたのは、「自信満々に書いてください」ということです。
この本の意図が、様々の人の意見を読んで自分なりの手段を模索してもらう、ことなので、一人の著者さまが「もしかしたらこういう方法もあるかも」「こうした方がいいかもね」と書くより「私の意見はこうなんです!バーン!」「自分はこうしてます!ドーン!」と書くほうが意見が強調され差別化できるのではないか、という意図です。
バーン!やドーン!は擬音です、流してください。
よって著者さまの記事は普段行っている実際のインストよりも何割か拡張されて文字になっております。私の記事なんぞは如実で、ペンタメローネのゲーム会に来ている方は、その誤差に気づいておられることでしょう。

※ 著者さまによっては、普段通りを記事にしましたよ、という方もおられるかもしれません、その際はコメント頂けたらと思います。

このような本の狙いと、編集からのオーダーにより、この本は あなたのインストの答えを出してくれるものにはなっていません。私は校正を行う立場上、初めの読者なわけですが、読んで自分のインストがブレましたw マネしてみて失敗しちゃうんですね。うまくいくモノもありましたし、幅が広がったりもしました、結局は元のインスト方法に戻ったようにも見えますし、レベルアップしたのかもしれませんが、もはやどの著者のインスト方法でも無くなっているのは確かです。(自分の記事のインスト方法とも言えなくなっています)

最近ニュースで観た、教師が問題提起し最後まで答えを出さず、生徒達が様々な意見を言い合い、聞くことで見解を広める。という授業形式があるそうです。この本は同様に、読んで見解を広める ことに使っていただければ幸いです。

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著者でもある小野さんがうまいことまとめてくださってます
http://www.tgiw.info/2014/11/minna_no_inst.html


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