昨日の長距離ウオーキングを物ともせず、今日もお出かけだった。
一晩寝たら朝は意外とスッキリ。
相方を誘うと直ぐ乗って来た。
目的地は県北の菊池市七城で、コスモスの咲く菊池川河川敷。
サッカー応援の弁当も、本日のお出かけ弁当もまったく同じ中味。
煮物の残り物と、握り飯なので組み合わせも同じだった。
ただ、今日の方が煮物に味が染込んで旨くなっていた。
(菊池川河川敷のコスモス)
左岸の駐車場に車を駐めて、人専用の橋を渡って右岸の堤防沿いを歩く。
ちなみに、橋の後方に見える山が、わが故郷の「鞍岳」である。
(河川敷のコスモス)
春は菜の花、秋はコスモスがこの河川敷の定番である。
時期的には少し満開の時期を過ぎていた。
北寄りの風が吹いていて、車の中では暑かったのに風を冷たく感じて昼食は水門の陰の風の当らない場所で食べた。
一日脱いだり着たりを何度も繰り返す微妙な天候だった。
帰りは、国の公園に指定されている「鞠池城」に寄ってみることにした。
(鞠池城跡と防人のモニュメント)
鞠池城は、663年の白村江の戦いで唐・新羅の連合軍に敗れたため防御を固めるために設けられた。
対馬・福岡沿岸そして基山・大野城を防御ラインとし、この鞠池城は後方支援のための兵站基地として設けられた。
(再現された高楼)
高床式の食料備蓄庫や、兵舎などが再現され高楼は朝鮮半島の建築様式が採用されている。
撤退する倭国軍と共に百済から多くの人々が難民としてやってきた。
対馬や大野城などの第一線も朝鮮式山城の影響を受けているが、この後方施設も例外ではない。
大陸からの侵攻に備えて、施設や防人など制度面でも防衛体制が整備されていった。
直ぐ近くの田んぼでは古代米も栽培されているが、もう既に刈り取りは終わっていた。
今日は月曜日で、資料館などは全て閉まっていた。
大陸や半島との関係は、今を昔の物語と軽く流すわけにはいかない。
頭を冷やして考える場所としてはいいのかも・・。
「城跡に立って蹄の音を聞く」・・・しろ猫
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