台風10号は紀伊半島の南沖合の海上にあるという。
まさか海上でエネルギー補充というわけでもあるまいが・・。
いつもの台風一過の空と違って、当地はいつまでも雲に覆われていた。
▲(昨夕18時過ぎの西空)
ここ数日、全天が雲に覆われていたが、昨夕の18時過ぎ頃に西の空にぽっかり穴が開いた。
何となく希望の穴といった感じがするから不思議。
空の様子は刻々と変化していく。
空からは小さな雨粒が途絶えることなく降り続けていた。
風は無風に近い状態で、一番接近した時期からずっとその状態を維持していた。
台風対策の復旧は明日ということで、早めに寝た。
・・・・・・
そして、一夜明けると・・・
▲(今朝の西の空)
▲(今朝の東の空)
青空と雲が五分五分といった感じで、雲はゆっくり北西の方向から南東の方向に流れている。
いかにも台風の雲の、大きな円の外周に近い部分を構成した雲らしい動きである。
それも昼過ぎになると、ある程度見つめ続けていないと動いているようには見えないようになってきた。
日差しが強くない朝の内に台風対策を原型に復帰させる作業をした。
実害はほとんどなくて、私は鉢の移動やスダレの設置。
相方は落ちた百日紅の大量の花びらや、何処からか飛んで来たビニール類の除去。
成果と言えば風雨の中で歩きにも行けず図書館の本を読み終えたこと。
▲(昭和俳句の検証)
昭和の初期から戦前・戦中・戦後の昭和の激動期に如何なる俳人が如何なる句を詠んだか。
伝統と新興、男性と女性、結社や国家権力など切り口はさまざま。
内容が固そうだし、読み終えることは出来ないだろうと、今回は1冊しか借りてこなかった。
確かに参考となっている資料が膨大で、ややこしいところは飛ばし読みした。
生い立ち境遇の違いや、時代に翻弄されながらそれぞれの立ち位置が句によって鮮明になっていく。
俳句に特化した昭和史なのだが、かえって当時の全般の空気が匂い立ってくる。
気がついたら、返却期日まで1週間以上あるのに読み終えてしまった。
さて、巻末の資料の細部説明まで読んでみるか・・苦手だけど・・。
「落葉道踏んで歩みを疑わず」・・・しろ猫
気がついたら、我が家の冷戦も終わっていた。
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