菜園の野菜類はけっこう根性がある。
駄目かと思ったら見事に復活したりとか・・枚挙にいとまがない。
そんなミニ菜園野菜の中で群を抜いて根性があるのはトマト。
6月10日頃、支柱立てやビニール覆いの設置の途中で失敗した。
2株あったトマトの1株が幹の途中からポッキリと折れてしまった。
駄目元で折れたトマトの上端を挿し木の要領で直ぐ横の地面に挿しておいた。
▼(20日後のトマト)
根っこの無いままのトマトは、なんと枯れることなく生き延びている。
一時は萎れてしまっていたが、梅雨の雨に支えられながら生きながらえた。
しかも頂上付近には新しい葉っぱまで出て来た。
▼(折れたトマトの残った根元の部分)
残った根元の部分にはトマトが3個あったので、赤く色づいたところで収穫。
その後、幹は枯れて縮んで細くなってしまった。
折れた先端とは対象的な姿。
そして今日めでたく折れた先端のトマトを収穫した。
▼(本日収穫したトマト)
虫の被害にあったりしてまともな姿をしていないが、その健気さに頭が下がる。
隣の残りの1株は一個だけ収穫した後まだ実は青いままである。
▼(本来のトマトの現況)
こっちの方は幹は丈夫だったが実の数はかなり少ない。
同じトマトの種類なのにそれぞれ個性がある。
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昨年はミニトマトが奇跡をみせてくれた。
一昨年はミニトマトが自然に落ちてしまった実が秋の忘れた頃に発芽した。
試しに鉢植えにして室内で管理した。
年を越して新年になると冬の最中に花が咲いたので人工授粉したら実が成った。
その実を収穫し残った鉢のトマトの幹を地植えにしたらすくすく成長。
花が咲いて実を付けた。
なんと2年にわたって3回収穫するという珍事。
しかもその途中ではジャガイモの花にミニトマトそっくりな実がついた。
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去年は2年越しのミニトマトに驚かされ、今年は根の無い幹のトマトの物語。
梅雨が明けて、いきなりの猛暑に挿し木のトマトの運命や如何に。
もう終章は見えた感じもするが、物語は下駄を履くまで分らない。
水を嫌うトマトにせっせと水やりをする話にもなりそう。
「植物が語る根性物語」・・・しろ猫
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