3月11日(土)~3月12日(日)は、我が町(益城町)の初市。
元々の町名が木山町であったので、木山初市と呼ばれている。
地震の後は、復興木山初市と復興の冠がつく。
名物の「市だご」を求めて出かけてみた。
午後から相方の甥っこがやってくるので、帰りに土産に持たせてやりたかったからである。
(初市の会場)
本来は街中で催されるのだが、地震以降道路拡幅工事などが継続中で、会場は体育館の駐車場。
(賑わう初市)
コロナで一時自粛した時期もあり、久々の再開に多くの人が詰めかけた。
実は、一際長い列の中に、私も並んでいる。
目的は・・「市だご」。
(市だご列の最後尾表示)
「市だご」とは、手作りの米粉の団子に小豆のアンコを乗せた、赤福に似た感じの団子。
「だご」は「団子」の短縮形。
口コミで広がって、いつの間にか名物になってしまった。
取り敢えず、2パックをゲットして車に運んだ後に、付近のたんぼ道をレンゲを探しに歩いてみる。
昨年は、3日くらい前のブログにレンゲが咲いたとアップしていたからである。
(菜の花と里山)
春のうららの・・♪と歌い出しそうな陽気。
花粉も黄砂も飛んでいるのか、霞がかかっている。
で、とうとう、春の三種の神器「すみれ・たんぽぽ・れんげ草」を見つけてしまった。
(すみれ)
先ずは順番的に「すみれ」から。
「菫ほどな小さき人に生まれたし」・・・漱石
なるほど、漱石さんの気持も分るような・・・気もする。
(たんぽぽ)
タンポポも、ひらがなの方がどちらかと言えば優しい感じがする。
タンポポのぽぽの辺りが火事ですよ、と詠んだ俳人もいたが・・。
「蒲公英」と漢字で書かれると、何と読むのだと辞典を引くことになる。
「蒲公英を読める頃には綿毛飛ぶ」・・・しろ猫
てなことに・・。
で、手こずらせた主役登場。
(れんげ草)
レンゲ草も、漢字の「蓮華草」となってくると、お釈迦様も絡みそう。
私的には、春の花でも三種の神器の主役格。
桜の便りが最盛期を迎える頃には、レンゲ田に一面のピンクの花が咲き誇ることだろう。
今日は、霞む里山の手前に菜の花もプラスしたので、四種の神器になってしまった。
木山の初市と、レンゲの開花の日が同日だったと、記憶しておこう。
今朝のことも忘れるのに、一年後に記憶しているとは、とても思えないが・・。
「春うらら厚手二冊の膝枕」・・・しろ猫