Mayumiの日々綴る暮らしと歴史の話

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磨礪は当に百煉の金の如くすべし。

2013-04-15 02:42:50 | Weblog

自分自身を練磨するには、繰り返し鍛える金属の様にすべきである。
速成したのでは修養とはならない。

事業を興すには、強い石弓を放つ時の様に慎重にすべきである。
軽々しく興したならば大きな成果は得られない。

                                             菜根譚前集189より


都忘れ Miyamayomena savatieri    また逢う日まで 別れ 憂いを忘れる

1221年の承久の変で、後鳥羽上皇は隠岐に、順徳帝は佐渡ヶ島に流されてしまいました。
順徳帝は22年間をこの孤島で過ごしましたが、打ち寄せる波の音ばかりの生活は、
都の優雅な暮らしに慣れきった身には大変辛いものでした。
どれくらい月日の経った頃でしょうか、順徳帝は、ある秋雨の淋しく降る日に庭の片隅に一輪の可憐な花を見つけました。
順徳帝は、淋しい孤島の中で見つけたこの花に
「お前を見ていると心が慰められる。都のことが忘れられる。」
と話しかけました。
それ以来、島の人達はこの花を「都忘れ」と呼ぶ様になりました。


昨日の日曜日は小樽に行きました。
温泉施設のことを思えば、桑園(札幌)よりか私は小樽の方が気分的に好いのです。
風邪気味であることは変わらないけども、そうはヒドイものじゃないんだし、
返って温泉で温まって良くなって来た様にも思います。
そして、いつもの通りなのですが、ホーマックに寄って猫モノを主に買い物。
少し以前からは、特に猫缶の産地表示を気にかけ、タイ産か国産を選ぶようにしています。
我が家の様に9匹と多ニャンだと、そうは食べ物に気を使っていられないとこがありますが、
極力国産の方を選ぼうと思います。

それからウィングベイに行き、主人が読みたがっていた「海賊とよばれた男」を買いました。
私は、「孟嘗君」を読んでいる最中で、心配性なもので、今後読む宮城谷さんの本をすでに用意してあり、
三国志の十二巻の発売も待たれるところでもあります。

帰宅したお昼過ぎから雨が降り出して来ました。
この雨で、残雪が見る間に融けて行くところが愉快。

ネットでNews等の色々を見たりして、やっぱり風邪もまだ治り切ってはいないので早めに休んだのですが、「孟嘗君 Ⅱ」に入って更に面白さが増し、
結局は遅くまで夢中になって読んでいたと云うところです。
聞いた通りで、孟嘗君の養父・風洪(のちの大商人・白圭)の冒険ストーリーで、
小気味よいテンポで、読む方を飽きさせないところがあります。
「孫子」と云う人がここにも登場して来ます。
「奇貨居くべし」じゃ、孫子とは「荀子」のことだったけど、ここでは、「呉の孫武」の大よそ100年後の末裔の孫子であり、兵法家として登場して来るわけなんですね。
TVドラマや本で「孫子兵法」を見たり読んだりしていたので、
面白味のポイントにもなるかなぁと思いました。
どの時代にどう云うことがあり、どんな歴史上の人物が存在したかと云うことをちょっとでも知っておくと
宮城谷Worldが更に広がりを見せてくれます。
それに、故事成語や論語・老子も幾らかでも知っておけば、
こう云った読書傾向に、心躍らせると云うことが出来ますですね。

「白馬非馬説」
白は色、馬は形であり、この二つを合わせた白馬は、形だけの馬とは当然違うわけで、
白馬と馬とが同じものであるなら、馬は白馬であると言い替えてよいはずなのに、
それはあり得ない。
従って白馬は馬ではない。
     
                            「孟嘗君 Ⅰ」から

古代中国じゃ、何の意味なのかさっぱり解らない説を唱える人があったりして、
まあ、知らなくたっていいことだけれど、そう云ったことを知っておくのも、
無駄ってことにもならないんだろうと思います。

 

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