Mayumiの日々綴る暮らしと歴史の話

日日是好日 一日一日を大切に頑張って行きましょう ξ^_^ξ

菜根譚 後集89項

2016-10-30 15:42:23 | Weblog


斗室中、万慮都捐、説甚画棟飛雲、珠簾捲雨。
三杯後、一真自得、唯知素琴横月、短笛吟風。

斗室の中に、万慮を都て捐つれば、甚の画棟に雲を飛ばし、
珠簾を雨に捲くを説かん。
三杯の後に、一真を自ら得ば、唯、素琴を月に横たえ、
短笛を風に吟ずるを知るのみ。


「住めば都」

狭い部屋の中に住んでいても、あらゆる思考を捨て去ることができれば、
殊更に榺王閣のように、色鮮やかな棟木に南浦の雲を飛ばしたり、
玉の簾を西山の雨に捲き上げたりするような、豪壮な楼閣の眺めなどを説く必要はない。
僅か三杯の酒だけでも、本当の真理を自ら体得できれば、
ただ飾りのない琴を月下に横たえて弾じ、短い笛を風に吟ずるように吹くだけでも楽しみがそこにあるのが分る。





もう数十回も秋を迎えたし、色んなところにも出かけたりもした。
けれども、今年みたいに真実に秋を楽しんだ試しもなかったものだと想うのです。
それこそ、今までときたら、ただその気になっていただっけ。
それに気づくと、これから迎える厳しい冬だって、いつになく楽しんで過ごして行けるように想います。
何が違って来たかと云うと、自身の気持ちが変わったとしか考えられません。
これまでだって幾つも楽しみはあったはずですが、何か満たされない、却って虚しくなってしまったことばかりです。
何処かや遠くにまで求めて行ったことが、実は自分の側や足元にあったと云うことかしらん。


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菜根譚 後集87項

2016-10-28 18:36:16 | Weblog



神酣、布被窩中、得天地冲和之気。
味足、藜羹飯後、識人生澹泊之真。

神、酣ならば、布被の窩中にも、天地の冲和の気を得。
味、足らば、藜羹の飯後にも、人生の澹泊の真を識る。



「精神が充実していれば」

もし精神が充実していたならば、たとえ布で作った粗末な夜具に寝るような貧乏な暮らしの中でも、
天地の調和した元気を得ることができる。
また、味覚に満足していれば、藜(あかざ)の羹(あつもの)を吸うような粗末な食事をしながらでも、
人生のあっさりとした真実を味わうことができる。


************************************************************************

ちょっと暖かな日が後何回あるのだろうかと数える時期となり、
今日も琴似発寒川遊歩道と西野緑道を散歩して来ました。
場所によってはまだ紅葉(黄葉)が楽しめます。
フラッと気ままに、散歩して、面白そうな画像を撮っているの、この頃じゃ一番の楽しみ。
何て言うの、イヤだなぁ~ってこと(並びに人物)があっても、そんなことなど全然問題なしと、切り替えることが出来ます。
また歩くことで体調もよくなるんですね。o(=・ω・=)o...


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菜根譚 後集85項

2016-10-26 14:04:30 | Weblog

 

金自鉱出、玉従石生。非幻無以求真。
道得酒中、仙遇花裡。雖雅不能離俗。

金は鉱より出て、玉は石より生ず。
幻に非ずば以て真を求むること無し。
道を酒中に得、仙に花裡に遇う。
雅なるものありと雖も、俗を離るること能わず。




「俗を離れて真は無い」

黄金も粗金の中から取り出され、玉も璞玉の中から出て来る。
このように、仮の幻のものであってもこの現実の世の中から出なかったならば真実は求められない。
竹林の七賢のように、酒を飲みながら道を悟り、陶潜の『桃花源の記』にあるように、桃の花の咲く中で仙境に出会う。
このように、俗世間を離れたものと思われるものでも、俗世間から全く離れることはできない。



**********************************************************************************


一応に今日は雨予報となっていましたが、そう大したことにもならないんだろうと思っていました。
けど、今現在、外が真っ暗になり、頭の上で大きな雷音が鳴っています。
いよいよと冬突入直前、季節の変わり目にはよくあることですよね。
昨日のうちに雪囲いの80%ほどを済ませておいて良かったと思います。


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菜根譚 後集82項

2016-10-23 15:31:03 | Weblog



意所偶会、便成佳境、物出天然、纔見真機。
若加一分調停布置、趣味便減矣。
白氏云、意随無事適。
風逐自然清。
有味哉、其言之也。

意の偶会する所、便ち佳境を成し、
物の天然に出ずるに、纔に真機を見る。
若し、一分の調停布置を加うれば、趣味は便ち減ず。
白氏云う、「意は無事に随がって適し、風は自然を逐うて清し」と。
味有るかな、其れの之を言うや。




「無為自然の風光」

自分の心がたまたま適ったところ、
そこがそのまま最も良い環境であり、
ものが本来の自然の状態にあって、
そこにこそ真実の働きがある。
もしほんの少しでも人為的なものを加えたならば、
心惹かれる本当の味わいは減ってしまうであろう。
白楽天は「心は何事も起こらないでいるときが最も良く、
風は自然に吹いて来るものこそが清々しい」と言っている。
何と味わいのあることを言うことか。


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昨日の土曜日は曇り空だったけれど、そりゃあ暖かいこともないが、寒くもありませんでした。
だから、いつもの遊歩道で、心地好く散歩が出来たんですね。
けど今日は、時々日差しはあるけれど、さすがの私も寒いと思いました。
いよいよと、この時季ならではの小仕事を始めなきゃならない。
固執せず、目の向けどころで、幸いがいっぱい数えられることが多くなり、満更ではない晩秋。
これも、散歩する付加価値だろうって思うんですよ。
画像は、近所の西野緑道で撮りました。


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菜根譚 後集79項

2016-10-20 14:28:42 | Weblog

 

烈士譲千乗、貪夫争一文。
人品星淵也。
而好名不殊好利。
天子営家国、乞人号饔飧。
位分霄壤也。
而焦思何異焦声。

烈士は千乗を譲り、貪夫は一文を争う。
人品は星淵なり。
而れども名を好むは利を好むに殊ならず。
天子は家国を営み、乞人は饔飧を号ぶ。
位分は霄壤なり。
而れども思いを焦がすは何ぞ声を焦すに異ならんや。



「名を重んずるのも欲心」

節義の高い立派な人は、千乗の大国でさえも辞退し、
欲張り者は僅かの銭についても争う・
この二人の人柄には、天と地ほどの隔たりがある。
しかし、前者が名誉を好むのは、後者が利を好むのと、
何かを好むと云う点ではちっとも違いはない。
また、天子は国家を治め、乞食は朝夕食べ物をねだって叫ぶ。
この二人の身分地位には、天と地ほどの隔たりがある。
しかし、天子が多くの人民の為に苦労するのは、
乞食が自分一人の為に苦労するのと、
同じ様に苦労すると云うことではどうして違いがあろうか。


このところ好天が続きお散歩日和が続いていました。
けど今朝から雨が降り始めています。この雨はもしかして平地でも雪に変わるのかも知れません。
この予報で、昨日は外に置いてあった鉢物を全て家の中に入れてしまい、今年の住み家は二階の、
所謂物置代わりみたいにしている部屋。だけど、家じゃ一番日当たりが良いのですよ。
階下の部屋じゃ、どうしても乾燥ぎみで植物をダメにしてしまうのですから。
色々と冬の準備はしているけれども、何か特に今年の秋とは別れがたい気がしているところです。


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菜根譚 後集77項

2016-10-18 14:09:48 | Weblog

 

樹木至帰根、而後知華萼枝葉之徒栄。
人事至蓋棺、而後知子女玉帛之無益。

樹木は、根に帰するに至りて、而る後に華萼枝葉の徒らに栄えしを知る。
人事は、棺を蓋うに至りて、而る後に子女玉帛の無益を知る。


「妻子珍宝も身を助けず」

樹木は、秋になって落葉してしまって、そうした後に今までの花やうてな、
枝や葉などがいたずらに栄えていたことが分る。
これと同様に、人間も、死んで棺の蓋をする時になって、
そうした後に子供や財宝もその人にとって何の役にも立たないものであることが分る。





夏頃から、もう一年経っただろう、いやいや、まだだった。
秋になってこそ、もう一年経っただろうと思ったら、まだだった。
恐らく、今年の春頃から決心したのだったカモ知れない。
そんなことがあるんです。
決めた!と思ったら、私はとても解放された気がするんですよ。
誰だって、自分を縛り付けてしまっているのは、自分なのでしょう。
自分らしさとは他に阿ることなく、揺るがない自分でいることで、
思いやりの無さとは相当違う。
寄らば大樹の陰は、私は悪いことじゃないと思っている。
ただ、大樹と思った樹は、案外と根を広げたシッカリした樹ではなく、
根腐れの樹だったら、どうするの!?
また、自分に合わない場所で、花や実を着けられることもないでしょうね。


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菜根譚 後集75項

2016-10-16 15:50:19 | Weblog

 

詩思在灞陵橋上。
微吟就、林岫便已浩然。
野興在鏡湖曲辺。
独往時、山川自相映発。

詩思は灞陵橋の上に在り。
微吟の就るとき、林岫便ち已に浩然たり。
野興は鏡湖曲の辺りに在り。
独往の時、山川自ずから相映発す。


「詩興野趣の催す場所」

詩を作ろうと思うのは、人と別れをする灞陵橋の辺りのような所が絶好の場所である。
かすかに詩を口ずさんでいると、辺りの林や山の洞穴もそのまま広々としてくる。
自然に親しもうとするのは、鏡湖曲にあるような静かな湖の畔が絶好の場所である。
このような所へ一人で出かけて行くと、山や川が自然に美しく映え合っている。


***************************************************************

土曜日の晩、雪囲いに必要な竹の棒を買って来た。
これでいつでも雪囲いが始められるけれど、このところ存外暖かくって、
決定的に庭の始末をしてしまうのにはまだ惜しいところです。
でも、今月の最終週には始めなきゃ。
庭のこと、特に草取りなんかをしていると、夢中どころか無になれるんですよ。
雪囲いだって、モクモクとやれるんで、決して面倒なことではありません。


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菜根譚 後集74項

2016-10-15 14:47:59 | Weblog


胸中既無半点物欲、已如雪消燼焔氷消日。
眼前自有一段空明、時見月在青天、影在波。

胸中に既に半点の物欲無くば、已に雪の燼焔に消え、
氷の日に消ゆるが如し。
眼前に自ずから一段の空明有らば、時に月の青天に在り、
影の波に在るを見る。




「物欲を去り、清浄心を得て」

自分の心の中に、既に一欠片の物質的な欲望もなくなってしまったら、
それは雪が囲炉裏の火に溶け、水が太陽の光に消えるように、何ものにも捕らわれなくなってしまう。
また、目の前に自然に一つの清く明るい光があったならば、
それは月が天上にあり、その光が波に映っているように、全てのものの本来の姿が見えて来る。







この時季にしてはホントにマズマズのお天気が続いておりますが、
今日は特にポカポカ陽気で、儲けものをしたかの様な日となっています。
朝は自宅の庭仕事をして、お昼に「雨耕庵」で、好物の「かき揚げせいろ (1300円)」を食べて来ました。
何ひとつ、これっぽっちも嫌な思いをせずに済む日と云うの、あるんですねッ。
愉しみも人から、嫌なことも人から。
私はもう愉しみは自分の手で作れるのだから、面倒な人づき合いなどもういいだろうと想うことがある。
でも、もう年長さんなのだから、人との距離をよくよく図ればいいだけのこと。
良い言葉が出せない相手、相手の笑顔さえ憎いと思ったらば、距離どころか、黙って離れるべき。
せっかくの日常だから、愚痴や悪口を言うのは、相手どころか自分に返って来る。
日々、そんな話しっかしない人とは、幾ら親しくしようったって無理があります。
一番なのは、一人で居ることだし、一人遊びが十分なこと。


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菜根譚 後集71項

2016-10-12 14:36:00 | Weblog

 

纔就筏、便思舎筏、方是無事道人。
若騎驢、又復覓驢、終為不了禅師。

纔かに筏に就くや、便ち筏を舎てんことを思わば、
方めて是れ無事の道人なり。
若し驢に騎りて、又復驢を覓めば、終に不了の禅師と為らん。


「目的と手段を混同せず」

筏に乗るや直ちに筏を降りることを考える人であってこそ、
十分に悟った道人である。
もし、自分自身が驢馬に乗っていながら、その上更に驢馬を探し求めるようでは、
結局は悟ることのできない禅師となってしまう。




少し風が吹いているけれど、昨日のお天気よりはマシでした。
100円ショップに、模様替え用の簾を買いに行き、ついで「びっくりドンキー」でランチをして来ました。
帰りは大野病院の横の遊歩道に入り、少しして西野緑道に入りました。
まずまず結構歩きました。
歩くと気持ちがいいですもんね。ォ'`ォ'` 。+゚ヽ(。・c_,・。)ノ゙。+゚ォ'`ォ'`


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菜根譚 後集70項

2016-10-11 14:38:28 | Weblog

 

晴空朗月、何天不可翺翔。
而飛蛾独投夜燭。
清泉緑卉、何物不可飲啄。
而鴟鴞偏嗜腐鼠。
噫、世之不為飛蛾鴟鴞者、幾何人哉。

晴空朗月、何れの天か翺翔すべからざらん。
而るに飛蛾は独り夜燭に投ず。
清泉緑卉、何れの物か飲啄すべからざらん。
而るに鴟鴞は偏えに腐鼠を嗜む。
噫、世の飛蛾鴟鴞と為らざる者、幾何の人ありや。


「飛んで火に入る夏の虫」

よく晴れて明るい月が出ている大空は、何処でも自由自在に飛び回ることが出来ないことがあろうか。
それなのに、飛び回る蛾だけは、殊更に自分から灯火の中に身を投じて焼け死んでしまう。
また清らかな泉の流れや、緑の草は、どれだけ飲んだり啄んだりすることが出来ないものがあろうか。
それなのに、梟だけはわざわざ、腐った鼠の肉だけを好んで食べている。
あゝ、それにしても、世の中にこの蛾や梟のようにならない者が、いったい幾人居るであろうか。





まだ間があるとノンビリと構えていたらば、急に冬がやって来て、大変なことになります。
雪囲いまでは行かないけれど、日々少しづつ冬の用意をするのは相変わらず。
それと、ちょっと時間があったらば、近くの公園や遊歩道を、心して歩いておこうと思っています。
家事だけでも結構動いているつもりだけれど、やっぱりちゃんと歩いておかなきゃナァと考えました。
ここら辺はまだ紅葉とまで行ってはいないけれど、晩秋の澄んだ空気を吸って、
長い冬を元気に乗り越えなきゃ。
普段、中々と出歩かないので、ちょっと歩いただけでヘタばるんですよ。
無理なく頑張ろうと決心しました。Fight-Ω(>∀<Ω)♪


エリック・サティ ジムノペディ第3番
https://www.youtube.com/watch?v=jMayXGcyf7Q


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菜根譚 後集70項

2016-10-11 14:38:28 | Weblog

 

晴空朗月、何天不可翺翔。
而飛蛾独投夜燭。
清泉緑卉、何物不可飲啄。
而鴟鴞偏嗜腐鼠。
噫、世之不為飛蛾鴟鴞者、幾何人哉。

晴空朗月、何れの天か翺翔すべからざらん。
而るに飛蛾は独り夜燭に投ず。
清泉緑卉、何れの物か飲啄すべからざらん。
而るに鴟鴞は偏えに腐鼠を嗜む。
噫、世の飛蛾鴟鴞と為らざる者、幾何の人ありや。


「飛んで火に入る夏の虫」

よく晴れて明るい月が出ている大空は、何処でも自由自在に飛び回ることが出来ないことがあろうか。
それなのに、飛び回る蛾だけは、殊更に自分から灯火の中に身を投じて焼け死んでしまう。
また清らかな泉の流れや、緑の草は、どれだけ飲んだり啄んだりすることが出来ないものがあろうか。
それなのに、梟だけはわざわざ、腐った鼠の肉だけを好んで食べている。
あゝ、それにしても、世の中にこの蛾や梟のようにならない者が、いったい幾人居るであろうか。





まだ間があるとノンビリと構えていたらば、急に冬がやって来て、大変なことになります。
雪囲いまでは行かないけれど、日々少しづつ冬の用意をするのは相変わらず。
それと、ちょっと時間があったらば、近くの公園や遊歩道を、心して歩いておこうと思っています。
家事だけでも結構動いているつもりだけれど、やっぱりちゃんと歩いておかなきゃナァと考えました。
ここら辺はまだ紅葉とまで行ってはいないけれど、晩秋の澄んだ空気を吸って、
長い冬を元気に乗り越えなきゃ。
普段、中々と出歩かないので、ちょっと歩いただけでヘタばるんですよ。
無理なく頑張ろうと決心しました。Fight-Ω(>∀<Ω)♪


エリック・サティ ジムノペディ第3番
https://www.youtube.com/watch?v=jMayXGcyf7Q


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菜根譚 後集69項

2016-10-10 14:34:54 | Weblog


寵辱不驚、閑看庭前花開花落。
去留無意、漫随天外雲巻雲舒。

寵辱にも驚かず、閑かに庭前の花開き花落つるを看る。
去留にも意無く、漫ろに天外の雲巻き雲舒ぶるに随う。




「去るも留まるも自由自在」

名誉を得ても辱かしめを受けても、共に心を驚かすこともなく、
庭先の花が開いたり花が落ちたりするのを心静かに見ている。
官位を去ることになっても留まることになっても、
共に意にかけないで、大空の雲が巻いたり伸びたりするのに任せて、
何と云うこともなくそれに従っている。







今日、体育の日。
雨とか寒さが予報されていたけれど、午前中はそんな程でもないと感じていました。
けど、お昼過ぎてから急激に寒さが迫って来た風に思います。
それでも、晩秋の感も、いいものだって私は想うのですよ。☆(″ω″♪)
こうして寒くなって来てからの方が、我が家のバラも美しいです。


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菜根譚 後集68項

2016-10-09 13:58:14 | Weblog

 

狐眠敗砌、兎走荒台、尽是当年歌舞之地。
露冷黄花、烟迷衰草、悉属旧時争戦之場。
盛衰何常、強弱安在。
念此令人心灰。

狐は敗砌に眠り、兎は荒台を走るも、尽く是れ当年の歌舞の地なり。
露は黄花に冷やかに、烟は衰草に迷うも、悉く旧時の争戦の場に属す。
盛衰何ぞ常あらん、強弱安くにか在る。
此れを念えば、人の心をして灰とならしむ。




「難波のことは夢のまた夢」

狐は壊れた石畳の上で眠り、兎は荒れ果てた宮殿の跡を走り回っているが、
この辺りこそ、その昔、宮女たちが華やかに歌い踊った場所である。
また露が冷ややかに菊の花に宿り、霧が枯れ草の上を彷徨っているが、
この辺りこそ、その昔、英雄たちが覇権を争った古戦場である。
人の世の栄枯盛衰と云うものは、どうして変わらないことがあろうか。
その昔の強者も弱者も、今は何処にいるというのか。
このことを思い浮かべると、人の心をして冷え切った灰のようにさせてしまう。







今日は風が強くて雲の流れも早いです。如何にも秋の天気だなぁと思います。
思ってたよりか気温が高めのような感じがしているのですが、
少しくらい寒めの方が私はイキイキできます。
昨日は、玄関前に置いてある君子蘭十数鉢を、一応に二階のベランダに置くために、
持って上りました。直に室内に入れることになりますが。
こう云うことが、暑い時なら億劫で堪らなかったのでしたが、今どきならば、ナンボでもやれるって感じです。


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菜根譚 後集66項

2016-10-07 10:18:09 | Weblog

 

峨冠大帯之士、一旦睹軽蓑小笠飄飄然逸也、未必不動其咨嗟。
長筵広席之豪、一旦遇疎簾浄几悠悠焉静也、未必不増其綣恋。
人奈何、駆以火牛、誘以風馬、而不思自適其性哉。

峨冠大帯の士も、一旦、軽蓑小笠の飄々然として逸するを睹ば、
未だ必ずしも其の咨嗟を動かさざるものあらず。
長筵広席の豪も、一旦、疎簾浄几の悠々焉として静かなるに遇わば、
未だ必ずしも其の綣恋を増さざるものあらず。
人、奈何んぞ、駆るに火牛を以てし、誘うに風馬を以てして、
其の性に自適するを思わざるや。




「身軽でゆったりとした生活が理想」

厳しい冠や幅広い帯を着けた高位高官の人も、一度、軽い蓑や小さな笠を着けて如何にも身軽で長閑に暮らしている人を見たならば、気苦労の多い自分の身と比べて、その気軽な生活が羨ましくて感嘆しない者はいない。
また、豪華な敷物の上で暮らしている金持ちの人も、一度粗末な簾の下で、小ざっぱりした机に向って如何にも悠々として静かに暮らしている人を見たならば、その様な生活を羨ましく慕わしいと思わない者はいない。
それにも関わらず、世の人はどうして、尻尾に火の着いた牛を駆り立てたり、盛りの付いた馬を誘惑したりするように、巧妙や富貴ばかりを追い求めて、その本性に適った悠々自適の生活をしようと思わないのか。









今朝はこの秋一番に冷え込んだ感じがします。
週間天気予報などを見れば、毎日傘マークが入っています。
温くはない秋到来、これがいつものことなのですよ。

それにしても、この頃思うことは幼稚な男の年配者が多いことだ。
日々、いい事の一つもないから、不平不満批判文句等々、それらは自ら作り出しているものを、
どうしたって他のせいにしたいらしい。実に見っとも無い。
ほんの少し省みれば、誰よりか何よりか自分が楽になれるものを。
そんな者が身近に居なくて、清々すると云う毎日を私は大事にしたい。


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菜根譚 後集65項

2016-10-06 12:47:51 | Weblog

 

心地上無風濤、随在皆青山緑樹。
性天中有化育、触処見魚躍鳶飛。

心地の上に風濤無くば、在るに随いて皆青山緑樹なり。
性天の中に化育有らば、処に触れて、魚躍り鳶飛ぶを見る。




「本心そのままに生きる」

本来人に具わっている真心に、風波が立たなかったならば、
何処に行っても青々とした山、緑の木々のような静かな境地の中にいることができる。
また、天から受けた本然の性の中に、万物を育てる造化の働きが具わっていたならば、
何処でも、魚は躍り、鳶は飛ぶように生き生きとした姿を見ることができる。







昨日の好天は儲けもの。定山渓で温泉に入ったり、買い物をし、
カフェでランチ、遊歩道を散歩して来ました。
紅葉にはまだ若干早い様ですが、2~3日もすれば様相が変わるのかも知れません。
一転し、今日は朝から冷たい雨が降っていました。
お昼頃から日差しが戻って来たけれど、惜しむ秋は少し長めだったら良いのになぁって思っています。

Hotel California - Eagles
https://www.youtube.com/watch?v=S9MeTn1i72g


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