ミニバラ Rosa 特別の功績
夜に本を読むクセも、夏に入りバテ気味で中々ページも進みませんが、細々と毎日1~2ページと読んでおりました。
「鴻門之会」は、後の「一挙両得」「四面楚歌」と並んで「項羽と劉邦」の名シーンでありますが、面白半分で漢文で読んでみると好いものです。
その前に、どう云う意味なのかを知っておいたら便利(?)ですが。φ(゜▽゜〃)
朝晩が涼しくなったことがようやく秋めいて来たってことでしょうか、少し気分も落ち着き、自分的な規則正しさが戻りつつあります。
で、「源氏物語」や「三国志」の時みたいに、側面として「項羽と劉邦」についても検索したりして調べてみようって気も起き始めました。
午前中は家事と庭の手入れをし、お昼の休憩をしてからお風呂に出て、実に早めに寝てしまいますが、それまでの時間、調べ物をしたり、明日のセコイ予定などを考えたりしています。
明日は今週の好天最後らしいんで、草取りをしておこうって思いました。
始めれば草取りって夢中になって愉快なものです。
それに、やったねッ!の達成感もあるし。
冬になれば、庭の手入れが除雪に替わるわけですが、除雪も面倒ながら私は達成感が持てるんですね。
何をするにも考えるにも、健康的でなきゃ愉しめないものだろうと思う。
お風呂でKさんが、貴女前日は来なかったの?と聞く。
分解掃除に出していたストーブが戻って来ると云うんで、いつもの時間が潰れてしまい面倒になったのですよと言いました。
チョッと用があって・・・って言えばいい事だけど、私はどんなにくだらなくともこう云う事情でって本当のことを話す様にしています。
そんなどうでもいい事をちゃんと話しが出来ることが、人から信頼されることだろうと思うし、たかが自分のプライベートですもの、聞いてくれるなら幾らでも喋ります。
でも、相手がもしも気分を害すのではないかとか、いい気になる自分を想像するならば、風邪気味で・・・って言うかもねッ。
相手は嘘を見抜くものですが、思いやった嘘は必ず伝わるものです。
Kさんやオバサンのことを私はキレイだって言います。
私は心にもない事は言わないですよと笑ってたまに付け加えるんですが、そう言わなくたってKさんもオバサンも私の人間性ってのが見えているだろうから、だから娘の様に可愛がってくれるのです。
中には、私の実直さ(?)や潔癖感(?)を嫌う(?)者もあるだろうとも思う。
だけど、個人の都合の好い人間なんて在りはしないのだと考えたなら、何の苛立ちもありません。
どんな生き方をして来たかって、顔や身体を見ればよく判ります。
人の都合の悪いところを指摘する間があるのなら、先ず自分が変わる方がきっと早いのだろう。
時々来られる奥さんが、三角山の登山帰りにお風呂に寄られ、私が居たもので「いつも話し相手をしてくれてありがとう」とおやつのお菓子を下さった。
彼女は心臓ペースメーカーを入れている人だし、右手の痺れで手拭いが絞れないのです。
お安い御用で私は手拭いを絞る。
この方とは何でお話する様になったかって憶えがありません。
そう云うことであるなら、誰とも何から始まったかの記憶なし。
ただ、私は実はムッツリな方だけど、それでも私を選んでくれて話しかけてくれたのです。
段々と慣れてさえ来れば、私も少しは人懐っこいとこもあるわけで、束の間の時間を、例えば読書の話などをよくします。
読書家ってことを出せば、博識ぶっちゃって!と反感を買うこともあると私は知りましたが、この方と元教師のSさんは存分にその事を喋れるから気楽なところがあります。
誰にでも好かれる人ってもしも居たならば、私はその人物など信頼しないだろうと思うのですが、人同士の関係は「選ぶ」って事が大事ではないかと思います。
仕事上であるなら選びは出来ないカモ知れないが、ただの専業主婦ですもん、好きなものは好き、嫌なものは嫌と出来る、これも所謂幸せかしらとよく思うのです。
専業主婦は暢気にもお気楽なご身分みたいに言う人があるけれど、始めてごらんなさいよ、際限なく忙しく、またクリエイティブでもあるのですよ。
それらを何十年と継続や持続をして行くわけだし、こんなにスゴイ仕事ってあるだろうか。
昨晩の文豪怪談は、室生犀星の「後日」でした。
赤ん坊のうちに亡くした長男が、成長して帰って来た一週間の話でした。
犀星は、「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの ...」で有名ですね。
文豪怪談は四話で終わりましたが、ドラマ化したそれぞれの監督の解釈の仕方も興味深かかったです。