Mayumiの日々綴る暮らしと歴史の話

日日是好日 一日一日を大切に頑張って行きましょう ξ^_^ξ

菜根譚 後集80項

2015-10-27 13:35:49 | Weblog

 

飽諳世味、一任覆雨翻雲、総慵開眼。
会尽人情、随教呼牛喚馬、只是点頭。

世味に飽き諳んぜば、覆雨翻雲に一任して、総て眼を開くに慵し。
人情を会し尽くさば、牛と呼び馬と喚ぶに随教して、只是点頭するのみ。

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「世間、人情を知り尽くす」

世間の本当の姿を嫌と云うほど知り尽くしてしまったならば、
或る時は雨、ある時は曇りと云う様に変化する人の心には触れ様としなくなり、
目を開いて見るのさえ面倒になってしまう。
また、人の心の動きを知り尽くしてしまったならば、牛と言われ様が馬と言われ様が、
そのまま勝手に言わせておき、ただ「ハイ、ハイ」と頷いているだけである。




昨日のうちに、外の冬囲いの大方を済ませてしまったけど、
後は囲い物を巻いてやるのみ残っています。
けど、暖かくもないんですが、私的にはまだそんなに寒い様な気がしていません。
名残惜しい、晩秋と云うか、或る意味じゃ初冬。


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菜根譚 後集78項

2015-10-25 14:16:03 | Weblog

真空不空。
執相非真、破相亦非真。
問、世尊如何発付。
在世出世、狗欲是苦、絶欲亦是苦。
聴吾儕善自修持。

真の空というもの空にあらず。相に執するは真に非ず。相を破するも亦真に非ず。
問う、「世尊は如何に発付するや」と。
「在世も出世も、欲に狗うは是れ苦にして、欲を絶つも亦是れ苦なり。吾儕の善く自ら修持するに聴す」と。




昨夜からの強い風と雨で、今朝の札幌は平地で初雪となりました。
きっと、これが根雪になるのではないのだろうけれど、ボチボチ、雪囲いなどを始めていい頃となりました。


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菜根譚 後集77項

2015-10-24 13:04:29 | Weblog

樹木至帰根、而後知華萼枝葉之徒栄。
人事至蓋棺、而後知子女玉帛之無益。

樹木は、根に帰するに至りて、
而る後に華萼枝葉の徒らに栄えしを知る。
人事は、棺を蓋うに至りて、
而る後に子女玉帛の無益なきを知る。

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「妻子珍宝も身を助けず」

樹木は、秋になって落葉してしまって、
そうした後に今までの花や、枝や葉などがいたずらに栄えていたことが分る。
これと同様に、人間も、死んで棺の蓋をする時になって、
そうした後に子供や財産もその人にとって何の役にも立たないものであることが分る。



昨日、何年かぶりになるでしょうか、北海道大学のイチョウ並木に出かけて来ました。
何よりか、穏やかな日和に誘われたからですが、出る前に想っていたよりか、
遥かにリフレッシュができたと思います。

池も、きれいでしょ。ォ'`ォ'` 。+゜ヽ(。・c_,・。)ノ゛。+゜ォ'`ォ'`


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菜根譚 後集70項

2015-10-17 18:26:28 | Weblog

晴空朗月、何天不可翺翔。而飛蛾独投夜燭。
清泉緑卉、何物不可飲啄。而鴟鴞偏嗜腐鼠。
噫、世之不為飛蛾鴟鴞者、幾何人哉。

晴空朗月、何れの天か翺翔すべからざん。而るに飛蛾は独り夜燭に投ず。
清泉緑卉、何れの物か飲啄すべからざん。而るに鴟鴞は偏えに腐鼠を嗜む。
噫、世の飛蛾鴟鴞と為らざる者、幾何の人ありや。

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「飛んで火に入る夏の虫」

よく晴れて明るい月が出ている大空は、何処でも自由自在に飛び回ることができないことがあろうか。
それなのに、飛び回る蛾だけは、殊更に自分から灯火の中に身を投じて焼け死んでしまう。
また、清らかな泉の流れや、緑の草は、どれでも飲んだり啄んだりすることができないものがあろうか。
それなのに、梟だけはわざわざ、腐った鼠の肉だけを好んで食べている。
あゝ、それにしても、世の中にこの蛾や梟の様にならないものが、いったい幾人いるであろうか。






このところ連日お天気が良いので、朝は先ず外に出て庭仕事をしています。
ずい分始末が捗ったし、今日はチューリップの球根などを植えました。
朝のうちから少しクタクタになりますが、それから家の中で、洗濯、掃除、模様替え。
私、こんなことをしているのが一番好きなことだナと思う。


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菜根譚 後集65項

2015-10-12 16:52:23 | Weblog

心地上無風濤、随在皆青山緑樹。
性天中有化育、触処見魚躍鳶飛。

心地の上に風濤無くば、在るに随いて皆青山緑樹なり。
性天の中に化育有らば、処に触れて、魚躍り鳶飛ぶを見る。

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「本心そのままに生きる」

本来人に具わっている真心に、風波が立たなかったならば、
何処に行っても青々とした山、緑の木々の様な静かな境地の中にいることができる。
また、天から受けた本然の性の中に、万物を育てる造化の働きが具わっていたならば、
何処ででも、魚は踊り、鳶は飛ぶ様に生き生きした姿を見ることができる。






今日は早朝から、と云っても私は普段通りの起床時間なのですが、
ラグビーW杯、日本VSアメリカ、日本が歴史的快挙 W杯 3勝!!!を挙げたと云うこと、
本当に感動しました。4年後の東京でのW杯に期待が出来ますね、待ち遠しい。
楽しみとか喜びとかは、自分で創り出すのもあるけれど、見つめれば、自分の手の中や足元、
目の前に幾らだってあるものを、ネットの投稿などで、たとえ政治的外交的批判ばかりを繰り返す者、
それはそれで本人の遣り方だから他が何も言うことではないけれど、
私、思うんですよ。この人は、仕事も家族も友人関係も、また恋愛だって、
見事に何もかも上手く行っていない人なのだろうと・・・。
そして、如実に人柄なんかも垣間見えて来ますよね。
嫌だナァ~・・・って感じたら、少しづつ退いて行くか、無視するのが一番ですよ。
触らぬ神に祟りなし。


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菜根譚 後集61項

2015-10-08 15:27:09 | Weblog

知成之必敗、則求成之心、不必太堅。
知生之必死、則保生之道、不必過労。...

成の必ず敗るるを知らば、則ち成を求むる心、必ずしも太だ堅からず。
生の必ず死するを知らば、則ち生を保つの道、必ずしも過ぎて労せず。

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「生者必滅の道理」

成功したら必ずいつかは失敗するものであると云うことを知ったならば、
成功することを求める気持ちも、必ずしもそれほど強くはならないであろう。
また、生きているものは必ずいつかは死ぬものであると云うことを知ったならば、
できるだけ長生きしようとする方法についても、必ずしもそれほど憂え悩む必要もないであろう。






今日は、朝の9時頃からでしたかね、雨風が大変強くなっています。
雨の方はそうでもないけれど、何とも風が強過ぎです。
まだ酷くならないうちに、家周りの飛ばされそうな物を避難させておきました。

ホント、過ぎるのを待つのみ。


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菜根譚 後集59項

2015-10-06 15:36:20 | Weblog

有一楽境界、就有一不楽的相対待。
有一好光景。就有一不好的相乗除。
只是尋常家飯、素位風光、纔是個安楽的窩巣。

一の楽境界有らば、就ち一の不楽の相対待する有り。
一の好光景有らば、就ち一の不好の相乗除するもの有り。
只、是れ尋常の家飯、素位の風光のみ、
纔かに是れ個の安楽の窩巣なり。

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「楽あれば苦あり」

一つの楽しいことがあると、
それに対して一つの楽しくないことが向かい合っているものがある。
また一つの良い環境があると、それに対して一つの良くない環境があって、
差し引き何でもないことになってしまう。
ただ、平生のごく普通の食事を食べながら、何でもない境遇にいて、
初めてそれが一つの安楽な住み家となる。






久しぶりに一日中、光が射し込んで気持ちが良い日となりました。
また、少し冷たくなって来た空気(風)が実に心地好い。
こうして、本当に寒くなって来てから、却って私は体調が良くなって来るんですね。
そして、家の外のこと、片付けものもしていますが、
朝顔を外したらば、窓からの景色が明るくなった感じです。
今年はホント、花や木や野菜の出来が良かったこと、幸いだったナァと思い、
片付けものをしながら、来春はどんな風にしようかと想いを巡らすのもいいですよね。


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菜根譚 後集57項

2015-10-04 17:49:28 | Weblog

人情世態、倐忽万端。不宜認得太真。
堯夫云、昔日所云我、而今却是伊。
不知今日我、又属後来誰。
人常作是観、便可解却胸中罥矣。

人情世態は、倏忽万端たり。宜しく認め得て太だ真なりとすべからず。
堯夫云う、「昔日我と云う所は、而今却って是れ伊なり。
今日の我は、又後来の誰に属すかを知らず」と。
人、常に是の観を作さば、便ち胸中の罥を解却すべし。

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「生々流転は世の倣い」

人の心や世の中の有り様は、忽ち変り、また色々な様相を呈する。
だから、ある一点だけを取り上げてそれだけが真実であるとしては行けない。
邵康節も「昔、自分のものと言ってた処のものは、現在ではそれは他人のものとなっており、
現在自分のものは、また将来は誰のものになるかは分らない」と言っている。
人はいつでもこの様な見方をしたならば、
そうすれば胸の中につかえているわだかまりも解いてしまうことができよう。






今朝は、ラグビーで日本がサモアに完勝の吉報を受け起きました。
お陰で、今日一日、とても気分が良かったです。

また、「Mayumiさんは、美しくて芯が強い」とお世辞を言われたのも、満更じゃないわけで、
お調子づかずに、毎日を丁寧に生きる或いは暮らすことに精進しようと思います。
私が芯が強そうに見られるのは、たとえ人に反発しても、
私は私の心に逆らわないが故なんだろうと思います。


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菜根譚 後集55項

2015-10-02 09:57:11 | Weblog

世人只縁認得我字太真。
故多種種嗜好、種種煩悩。
前人云、不複知有我、安知物為貴。
又云、知身不是我、煩悩更何侵。
真破的之言也。

世人は、只我の字を認め得ること太だ真なるに縁るのみ。
故に、種々の嗜好、種々の煩悩多し。
前人云う、「複我有るを知らず、安んぞ物を貴しと為すを知らんや」と。
又云う、「身は是れ我ならずと知らば、煩悩も更に何ぞ侵さんや」と。
真に破的の言なり。

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「自我を捨てさる」

世間の人は、ただ自我と云うものが本当にあると云うことを大そう大事にしている。だから、
自我の対象となる色々な嗜好や煩悩が多くなって来る。
古人の詩にも、「本来自我などと云うものがあると云うことは分らない。
それなのにどうしてものが貴いなどと云うことを知ることができようか」と言っている。
また、「この肉身も本来我ではないと云うことが分れば、
煩悩などもどうしてこの身を侵すことができようか」と言っている。
これは本当に真実を看破した言葉である。





夜半から今日にかけて、北海道は台風並みの暴風雨となると予報されているが、
少し風雨があっても、私はいつもと同じくフツーに外でのことをやれています。
しかし、これからは育むと言うよりか、冬に向かって行く為の片付けなどが主になります。
寂しいことだけれど、どうでしょう、一年の楽しみを想えば、秋と冬と春と夏ではありませんか。


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