飽諳世味、一任覆雨翻雲、総慵開眼。
会尽人情、随教呼牛喚馬、只是点頭。
世味に飽き諳んぜば、覆雨翻雲に一任して、総て眼を開くに慵し。
人情を会し尽くさば、牛と呼び馬と喚ぶに随教して、只是点頭するのみ。
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「世間、人情を知り尽くす」
世間の本当の姿を嫌と云うほど知り尽くしてしまったならば、
或る時は雨、ある時は曇りと云う様に変化する人の心には触れ様としなくなり、
目を開いて見るのさえ面倒になってしまう。
また、人の心の動きを知り尽くしてしまったならば、牛と言われ様が馬と言われ様が、
そのまま勝手に言わせておき、ただ「ハイ、ハイ」と頷いているだけである。
昨日のうちに、外の冬囲いの大方を済ませてしまったけど、
後は囲い物を巻いてやるのみ残っています。
けど、暖かくもないんですが、私的にはまだそんなに寒い様な気がしていません。
名残惜しい、晩秋と云うか、或る意味じゃ初冬。