Mayumiの日々綴る暮らしと歴史の話

日日是好日 一日一日を大切に頑張って行きましょう ξ^_^ξ

ひとりで生まれてひとりで死んでいく ( ̄△ ̄)

2022-02-28 12:04:48 | Weblog

人間元来一人で生まれて一人で死んでいくのである。
大勢の中に混じっていたからって孤独になるのは、
分かり切ったことだ。


              - 田山花袋 (日本の小説家) -

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菜根譚 前集184項

2022-02-27 07:26:07 | Weblog

居官有二語。曰、惟公則生明、惟廉則生威。
居家有二語。曰、惟恕則情平、惟倹則用足。

官に居るに二語あり。
曰く、「惟公ならば、則ち明を生じ、惟廉ならば則ち威を生ず」と。
家に居るに二語あり。
曰く、「惟恕ならば、則ち情平らかに、惟倹ならば則ち用足る」と。


「公務と家庭の二つの戒め」
官職にある時の戒めとして二語ある。
それは「ただ公平無私でさえあれば、明朗な政治が行われ、
ただ清廉潔白でさえあれば、威厳のある態度が出てくる」という二語である。
また、家庭にある時の戒めとして二語ある。
それは「ただ思いやりが深くさえあれば、家族の心は穏やかであり、
ただ倹約さえすれば費用は十分に足りる」という二語である。

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見透かされて気後れするもの σ(ゝε・´★)

2022-02-26 10:00:51 | Weblog

(恥づかしきもの) 男は、うたて思ふさまならず、
もどかしう心づきなきことなどありと見れど、
さし向かひたる人を、すかし頼むるこそ、いと恥づかしけれ、
まして、情けあり好ましう人に知られたるなどは、
愚かなりと思はすべてうももてなさずかし。
心のうちにのみならず、また皆、これがことはかれに言ひ、
かれがことはこれに言ひ聞かすべかめるも、
我がことをば知らで、かう語るは、なほこよなきなめりと、思ひやすらむ。
いで、されば、少しも思ふ人に会へば、心はかなきなめりと見えて、
いと恥づかしうもあらぬぞかし。
いみじうあはれに心苦しう、見捨てがたきことなどを、
いささか何とも思はぬも、いかなる心ぞとこそ、あさましけれ。
さすがに人の上をもどき、ものをいとよく言ふさまよ。
ことに頼もしき人なき宮仕へ人など語らひて、
ただならずなりぬるありさまを、清く知らでなどもあるは。

                                清少納言「枕草子」第一二〇段 角川書店編

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(気後れしてしまうもの)
男というもの、相手の女が嫌で気に入らなくて、
もどかしくイライラすると思っても、
面と向かっては、煽てて期待を持たせると云うところが、
どうも見透かされている様で気が置ける。
まして、情が濃やかで感じが良く、
評判の男などは、女に愛情が薄いと思わせる様な扱いは決してしない。
心の中だけでなく、もう皆、この女のことはあの女に話し、
あの女のことはこの女に喋ってしまうらしいが、
女は自分も言われているのには気づかないで、こうまで自分に言うのは、
やはり自分が一番愛されているからだろうと思い込みもするだろう。
だから、私は、少しでも思ってくれる男と巡り会っても、
この男も薄情なんだろうと思えて、そんなに気を遣ったりはしない。
酷く憐れで気の毒な、見捨てられない様な女を、ほんの少しも顧みずにいるのも、
いったいどう云うつもりなんだろうと厭きれてしまう。
そのくせ、他の男を非難してペラペラまくし立てることと云ったら、
ことに、身寄りも無い女房なんかと仲良くなって、
身重になったら後は知らん顔なんて男もいる。

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女も世の中を知ろう 宮仕え礼賛

2022-02-22 11:42:00 | Weblog

生ひ先なく、まめやかに、似非幸ひなど見て居たらむ人は、
いぶせく、侮らはしく思ひやられて、
なほ、さりぬべからむ人の女などは、さしまじらはせ、
世のありさまも見せ習はさまほしう、典侍などにてしばしもあらせばや、
とこそ、おぼゆれ。
宮仕へする人をば、あはあはしう、わろきことに言ひ思ひたる男などこそ、いと憎けれ。
げに、そも、またさることぞかし。
かけまくもかしこき御前をはじめ奉りて、上達部、殿上人、五位・四位はさらにも言わず、
見ぬ人は少なくこそあらめ。
女房の従者、その里より来る者、長女、三厩人の従者、たびしかはらといふまで、
いつかはそれを恥ぢ隠れたり。
殿ばらなどは、いとさしもやあらざらむ。
それも、ある限りは、しか、さぞあらむ。
上など言ひて、かじづき据ゑたらむに、心憎からずおぼえむ、ことわりなれど、
また、内裏の典侍などいひて、をりをり内裏へ参り、祭りの使ひなどに出でたるも、
面立ちたしからずやはある。
さて、こもりゐぬる人は、まいてめでたし。
受領の、五節出だすをりなど、いとひなび、言ひ知らぬことなど、
人に問ひ聞きなどは、せじかし。
心憎きものなり。

                          清少納言「枕草子」第二一段

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将来に望みも無く、ただ一途に夫にすがって、偽りの幸せに安住している様な女を見ると、
うっとおしく、馬鹿みたいだと思えて、やはり、きちんとした家の娘などは、宮中に女房として仕えさせて世の中を見せたいし、
できれば、典侍(ないしのすけ)の役目をしばらく務めさせたいと思う。
宮仕えする女を、すれっからしになって世間体が良くない、などと言う男は本当に憎らしい。
しかし、確かにそう云うこともあるのだろうけれど。
恐れ多くも、帝をはじめ、上達部(かんだちめ)、殿上人、五位・四位の者は言うまでもなく、女房の姿を見ない人は少ない。
女房のお供の者、実家からの使いの者、もっと下々の掃除人などに至るまで会わずに隠れていられようか。
男性はそれほどでもないかも知れないが、宮仕えをしている限りは同じ様なものだろう。
宮仕えを経験した人を、奥様と呼んで大切にしている場合、人に顔を知られていることを奥ゆかしくない様に思うのは尤もだけれども、反面、典侍などと云う役目で時々宮中に参内し、
賀茂祭りの使者などに立ったりするのも、晴れがましいことだろう。
そうした役目ながら家に籠って主婦に成りきっているのは尚いい。
夫が受領として、娘が五節の舞姫として出すことでもあれば、宮中の事情に通じていて、
田舎者丸出しに人にアレコレ尋ねる様なことはしないだろう。
奥ゆかしくていいものだ。

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菜根譚 前集50項

2022-02-21 14:51:30 | Weblog

福莫福於少事、過莫過於多心。
唯苦事者、方知少事之為福、唯平心者、始知多心之為過。

福は事少なきより福なるはなく、禍は心多きより禍なるはなし。
唯、事に苦しむ者のみ、方めて事少なきの福為るを知り、
唯、心を平かにする者のみ、始めて心多きの禍為るを知る。

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「多心は禍のもと、少事は幸福のもと」
人生の幸福は、事件が少ないことより幸福なことはなく、
また、災難は気持ちが多いことより災難なことはない。
ただ、平生事件が多いことに苦労している人だけが、
やっと、無事平穏なことが幸福であると知り、
また、ただ気持ちを平静にする様に心掛けている人にして、
初めて気持ちの多いことが災難であると知る。


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歴史の1ページ (・’ω’・)

2022-02-21 14:44:01 | Weblog

人は日本の歴史に50ページ書いてもらうより、
世界の歴史に1ページ書いてもらうことを心掛けねばならぬ。


                 - 後藤新平 (日本の医師、官僚、政治家) -


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やるせない追憶の日々 (꒪꒫꒪⌯)

2022-02-18 10:45:11 | Weblog

過ぎにし方恋しきもの 枯れたる葵。
雛遊びの調度。
二藍、葡萄染などの裂袴の、押し圧されて、
草子の中などにありける、見つけたる。
また、折からあはれなりし人の文、
雨など降りつれづれなる日、探し出でたる。
去年のかはほり。

♡┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈♡

過ぎ去った昔が恋しく思い出されるもの。
枯れてしまったアオイの葉。人形遊びの道具。
紫がかった青色、薄紫色などの布の端切れが、
押しつぶされて、本の間なんかに挟まっているのを見つけたの。
また、貰った時しみじみと心を動かされた手紙を、
雨などが降ってすることも無いような日に見つけ出したの。
去年の夏の扇。


                 清少納言「枕草子」第二七段 角川書店編

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『星の王子さま』(´。✪ω✪。`)

2022-02-15 10:50:47 | Weblog

心で見なくちゃ、物事はよく見えないってことさ。
肝心なことは、目に見えないんだよ。


        - サン=テグジュペリ (フランスの作家、操縦士) -

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『饒舌について』 "d(。・`ω-)

2022-02-14 12:38:57 | Weblog

おしゃべりの人は、たとえ本当のことを言っても、不審の目を向けられる。

             - プルタルコス (帝政ローマ時代のギリシア人著述家) -


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『もの思う葦』 (´๑•ω•๑)ﻌ(๑•ω•๑`)

2022-02-13 15:16:12 | Weblog


マザーリーフ


友情。信頼。
私は、それを「徒党」の中に見たことがない。

              - 太宰治 -


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人と付き合う法 ヽ(*·ᗜ·)ノ💥ヽ(·ᗜ·* )ノ

2022-02-12 14:48:57 | Weblog



どこにも人を引きつける所を持たないことを自覚している人間は、
それについてクヨクヨと焦るより、
自然のままで一人で生きている方が賢明である。


           - 河盛好蔵 (日本のフランス文学者・評論家) -

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最も幸福な人 ٩( ╹▿╹ )۶

2022-02-11 13:04:19 | Weblog


アロマティカス

 

自分の仕事を愛し、その日の仕事を完全に成し遂げて満足した。
――こんな軽い気持ちで晩餐の卓に帰れる人が、世の中で最も幸福な人である。


          
     - ジョン・ワナメイカー
        (アメリカの百貨店経営者、宗教指導者、政治家) -

♥・*:.。 。.:*・゚♡・*:.。 。.:*・゚♥ ♥・*:.。 。.:*・゚♡・*:.。 。.:*・゚♥

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自分に嘘をつかない (p^ω^q)

2022-02-09 09:40:42 | Weblog

大事なのは、自分に嘘をつかないことです。
自分に嘘をつき、自分の嘘に耳を傾ける人間というのは、
自分の中にも周りの人間の中にも、
どんな真実も見分けがつかなくなって、
ひいては、自分に対しても他人に対しても尊敬の気持ちを失うことになるのです。
誰も敬わないとなると、人は愛することをやめてしまう。

 - フョードル・ドストエフスキー
    『カラマーゾフの兄弟(The Brothers Karamazov)』より
                   (ロシアの小説家・思想家) -

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菜根譚 前集177項

2022-02-08 14:35:13 | Weblog

遇欺詐的人、以誠心感動之、遇暴戻的人、以和気薫蒸之、
遇傾邪私曲的人、以名義気節激礪之。
天下無不入我陶冶中矣。


欺詐の人に遇わば、誠心を以て之を感動せしめ、
暴戻の人に遇わば、和気を以て之を薫蒸せしめ、
傾邪私曲の人に遇わば、名義気節を以て之を激礪せしむ。
天下は、我が陶冶の中に入らざる無し。

 ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧ ⑅ ୨୧

「人を導く方法」
口先だけで人を欺き偽る人に会ったならば、真心を以てその人を感動させ、
乱暴で道に外れた人に会ったならば、温厚な心を以てその人の心を和らげ、
心が捻じ曲がった自分勝手な人に会ったならば、
大義名分や意気節節操でその人を励まし、良い方向に向けさせる。
このようにして導くなら、この世の中の人は、自分の指導の対象と為らない者は一人もいない。

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