ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

パッチワークと色のセンス

2016-05-20 08:10:05 | きもの新陳代謝

 

 

わが家の多くの面積を占めているキモノやら布やらの

再利用を考えているこの頃。

書店に行っても図書館に行っても

「古布」という二文字があるとつい

手にとってしまいます。

そのなかで見つけた素晴らしい一冊。

 

「手縫いの魔法」(求龍堂 林アメリー)

 

表紙の作品を見てもわかるように、

もう手縫いというより芸術に域に~~。

 

 

彼女は、クリスチャン・ディオールのアトリエ副主任として

働いたあと、来日してキモノに出会い、

その美しさに感嘆して、

キモノを材料にパッチワークを始めたそうです。

 

まず驚くのはその色彩センス。

さすがはディオールで修行した人だけあるわ、

という感じ。

古い、きものが鮮やかに現代に

洗練されてよみがえっています。

彼女の色彩で目につくのは

「赤」の使い方。

 日本には紅絹という鮮やかな赤があり、

今では少し「野暮ったい」と敬遠されている

ような気がするのですが、

配色によってこれほど洗練された色になるのかあ、と

目が覚める思い。

きもの5%の色の法則」

 

 

生地を細長くカットして組み合わせているけど、

素晴らしい配色だと思う。

 

「国芳・国貞展」でも感じたことですが、

赤が入ることで、人も景色もイキイキと輝いてくる。

 歌舞伎の緋色、日の丸の赤、

日本人(アジア人?)は赤が好き?

 

それとも、ワタシ還暦過ぎて

「赤」に魅かれるのかしらん?

とても真似できませんが、

こういう優れた色彩バリエーションを

できるだけ多く目にすることで、

少しは配色センス磨かれるかも?

 

若いときのアメリーさま。

ルックスも美しいけど、きもの

きれいにお召しになっています。

思いついたデザイン全てを実現することは

できないとわかっていても、

想像したり夢を描いたりするのは、

いつだってとても楽しいものです」

とはアメリー様の言葉。

頭のなかで想像することからすべては

始まるのよね。

 

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