着物の他装を拝見しました。
たまたまなので、写真は撮れなかったのですが、
着付け師さんが、着物をどんどん着せていく
プロセスは、まるで流麗な踊りを
観ているようでした。
借り写真です。
帯周り、帯を巻いてギュッと締めて、
帯枕を置いて、紐をキュッと下に引っ張ると、
帯の後ろが丸くなる。
それから、帯締めを上下にして、
輪のなかにいれて、片方を締めると、
真ん中にきれいな形の結び目ができる。
着物を着る人なら、誰でもやっている
当たり前のことですが、一つ一つのプロセスが
流れるように美しい~~。
私自身、何度か着つけてもらい、
また身近な人の例も眼にしている
はずなのですが、
やはり自分で着物を着るようになったからこそ、
そのスゴサがわかるようになりました。
こちらは小雪さんがトム・クルーズに
着物を着せているシーン。
着付けについては「ルールに従う」
「いや、自由でいい」
とまあ、いろいろで、
私はもちろん「自由派」なのですが、
プロの流れるようなプロセスを観ていると
すごいと思ってしまいます。
逆にいうと、素人が自分で着る分には、
そこまで厳密でなくていいわけで、
この辺り、プロの着付け=着方と
素人の着付け=着姿を混同、
普段とフォーマルを一緒に論じている
ような気もします。
もちろん、プロになるために勉強している方、
特にフォーマルの場での着付けを
したいと学んでいる方は、
その流儀に従わないと、
お仕事にならないわけです。
茶道の動きもそうですが、
一連の手の動きや袱紗の使い方、
ベテランはまさに芸術的なパフォーマンス。
見ているだけでうっとりです。
着物にせよ、お茶にせよ動きの一つ一つが、
長年の蓄積で
理にかなっているんですね。
帯締めの位置がどうの、
襟がどうのという以前に、
それを身体が覚えているのがすごい。
だって、何年、人によっては何十年も
やっているわけだから。
そんなわけで、プロというのは、
何事もすごいもんだと今さらながらの確認。
私も素人は素人なりに、
流れるように着物着たいものです。
素人だって、手や身体が覚えるまでになると
楽で、きれいに着られるのでしょうね。
せっせと練習しようと
改めて思った次第です。
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