オフィスシオン名古屋 葬儀屋さんのたそがれ日記(2STAGE)

モモクロ狂のS。大和撫子のY。その他30名ほどのスタッフが日々の出来事で感じた事を書きおろしています(*^_^*)

最期(さいご)の言葉

2011年01月29日 06時33分42秒 | オフィスシオン名古屋
ご出棺間際に「最期の言葉」をかけられるとき、

よく仰る言葉として「さようなら」が有ります。


私は葬儀担当者として、特別ご質問をされない限り

「さようなら」という言葉はお勧めした事が有りません。


家族葬は自由であり、喪主様やご家族様のお考えの

もとに、自由で何の制約も受けない事が最大の

特徴である以上、ある程度の常識的な範疇から

逸脱しないようなアドバイス以外はしないように

しています。


今月私の父が急逝しましたが、葬儀での顔を見ての

最期の言葉は「あっぱれ!」でした。

以前から考えていた訳では有りませんが、その場で

不意に口から出たものでした。

私にとって父の生き方や考え方に対して素直に

そう思った結果だと思います。


不器用で頑固で、言い出したら聞かないような

ところも有りましたが、今思えばそれは短所でも

有る半面長所でも有ったような気がします。



オフィスシオン名古屋の家族葬は定義や理論よりも

優先して人の心に通じるような葬儀を目指しています。


もしそうでなかったとしたら、葬儀総てが直葬で

良い事になってしまいます。


直葬の寡占化が進む中で、恐らくその反動、つまり

揺り戻しと言うような社会現象が必ず再来するような

気がします。


人と人との繋がりや、今どのように生きるべきかという事を

葬儀を通じてご提案していきたいと考えます。