玄徳道

道を語るブログです。

最高無上の慈悲道

2013-11-05 19:22:04 | 大道
何を以って慈悲行と言うのでしょうか。観世音菩薩は甘露水を以って衆生の苦しみを癒し、不動明王は一切憤怒の世相で障害や悪魔を遠ざける。七福神は努力する庶民を応援し福を授ける。地蔵菩薩は六道に彷徨う諸々霊を導く。されど、神霊の働きは守らずして守り、感合してはじめてその働きを知る存在であり、神仏の働きに無私の施しであるのが感化する者に解かる真理であります。彼らの慈悲行に依存する人は道から離れます。

我々の人間の慈悲行とは、生きとし生きる全ての生命を至福の境地へ導く事です。その為には何をしなければならないのでしょうか。自分自身を救うことから始めなければなりません。自分を救うと言うことは、自己の魂による自神への目覚めであり、自己の正しい本性が発揮され、根源的神へと回帰される覚神を得ることであります。
自己を済度、救い、はじめて他を救済する事が可能となります。そして、即ち救済とは、自身が修養、修道により、練磨葛藤を得て、輝ける御魂の発露であり、その霊光により、神霊と合化し、大いなる共済の光が、生きとし生きる存在から惨禍や穢れを取り除き、正しくない人々を救い、その根源なる神へと回帰する道を示す事であります。

しかし、最高である慈悲行とは至聖先天老祖の道であるのです。これを「弭化」と申し上げます。弭化とは、災いが未だ現れない前に、これを無くし、刧が現れない前に、これを自然に消滅、「化」することです。

今の地球環境は、人の想念、霊界が妄りに乱れて、刧が積り、その悪業を治めようとする地球神は苦神されております。人の心の「我良し」の悪意は増え続けて、地球のカルマとなっているのです。まして、科学文明による環境破壊は加速し、地球自体は自浄作用に奮いたたねばなりません。異常気象は起こるべきして起き、全世界における自然災害は、止む事は無く、増え続けるでしょう。この地球に潜伏するカルマを未然にふせぐ道が弭化であります。人がすでに災刧の蜘蛛の巣にかかる前に、救う為に弭化を施し、蜘蛛の巣を祓うのであります。この弭化の行を行えば、人をして、災刧の恐怖から免れさせ、地球をして、正常の運行を成ささせるのです。言わば人と神とを惨禍から救うことを意味しているのです。

老祖の弟子であれば、鎮道弭刧経を授けられ、弭化道に参画する資格が出来ている以上、後は実践あるのみです。
一般の人であれば、言霊の学を学び実践する事で、真なる魂の発露である真言を発する事が出来れば、祓いの機能は十分にあると考えます。言葉は神なのですから。

「天地は生を好み、殺生を好まない。人間は善を宝とし、善を行うことが福を招くところの原因となり、因果の理は本来間違うところはないのである。」


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