南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

航空ビジネスはアジアのお家芸?でも日本は例外?

2010-07-07 21:01:53 | アジア

イギリスのSkytrax社が、世界の空港の評価ランキングを調査に
基づいて毎年発表しているというお話を前回しましたが、航空
会社に対しても調査をしていて、ベストエアラインのランキング
が毎年発表されています。

1998年から調査が始まったようですが、最新の調査は2009年
の7月から2010年の4月までの期間、世界の40のエアラインに
ついて、35種類の項目で、世界の1700万人を対象に行われた
ということです。

そして、こちらが今年のトップ5のランキングです。



一位は韓国のアシアナ航空、二位はシンガポール航空、三位は
カタール航空、四位は香港のキャセイパシフィック、五位は
エア・ニュージーランドという順位です。

さらに6位以下を見ていきましょう。
6. Etihad Airways(UAEのアブダビ)
7. Qantas Airways(オーストラリア)
8. Emirates(UAEのドバイ)
9. Thai Airways(タイ)
10. Malaysia Airlines(マレーシア)

驚くべきことは、ベスト10がすべてアジアパシフィックの国
ばかり!アメリカやヨーロッパが一つも入っておりません。
また空港でも韓国のインチョンの評価は世界的に高いのは前回
の記事でお知らせしましたが、アシアナ航空がトップの評価を
得たということで、韓国の航空ビジネスは世界のトップクラス
であるということがわかります。

韓国、シンガポール、香港は、国際空港の評価でもトップ
御三家ですが、エアラインでもトップクラスです。この他、
中東諸国から3つのエアラインがランクインしていますし、
オーストラリアとニュージーランドも入っています。タイと
マレーシアも入っているので、すべての国が広い意味での
アジアパシフィックとなります。

で、ここで疑問なのは、日本はどうした?という事。昨今の
JALの実態を知れば、ランキングどころではないのですが、
日本はアジアを牽引するハイテク王国でもあったし、
おもてなしという点でも世界のトップであったはずなのです。
機内で暖かいおしぼりを出すというサービスもたしか日本の
エアラインが世界に先駆けて始めたこと。

それがどうしたことでしょう。これまで日本が見下していた
ような国々のエアラインが世界のトップクラスとなってしまっ
ていました。まあ当然の結果とはいえ、これはちょっと
ショッキングですね。

先日、『沈まぬ太陽』のDVDを見ました。日航機墜落事故
から何とか会社を立ち直らせようと努力する主人公。
ナショナルフラッグのJALがこんなことになろうとはまだ
想像もしてなかったでしょうね。航空ビジネスでの日本の
没落は悲しいものがあります。

サッカーのワールドカップは、ヨーロッパおよび南米が今年
は頑張りましたが、エアラインをワールドカップとしてみたら
アジアパシフィックにかなり偏っています。昔、世界の飛行機
と言えば、エアフランスとか、英国航空とか、スカンジナビア
航空、ルフトハンザなどが世界の一流という感じがしてました
が、いつの間にか時代は変っていたようです。

さてこちらは、キャビンスタッフの評価ランキング。
いわゆるスチュワーデスのランキングです。



トップはシンガポール航空。二位はマレーシア航空。そして
三位がアシアナです。シンガポール航空は素晴らしいですね。



シンガポール航空はユニフォームが一目でわかるし、ダントツ
の人気ですね。マレーシア航空のユニフォームのシンガポール
航空にちょっと似ています。アシアナはちょっと地味な感じが
しますが、エレガントといえばエレガントです。

さて、こちらの映像は、各カテゴリーの受賞をまとめたものです。



いろんなカテゴリーがありますが、各賞もほとんどアジアの
航空会社ですね。いちおう情報元のSkytrax社のサイトは
こちらです。
http://www.worldairlineawards.com/

こちらはエアラインオブザイヤーのアシアナ航空のプロモー
ションビデオです。


CAの皆さんのお辞儀の仕方が、背中をまっすぐな状態で、腰
から曲げるというのが、日本のお辞儀に比べてもすごい敬われ
ているような感じがします。これでは日本もかないませんね。

さらにこちらは、ファーストクラスでは世界のトップとなった
アブダビのEthiad航空のプロモーションビデオです。



こちらの航空会社はまだ利用したことがないですが、なかなか
豪華そうですね。ファーストクラスはちょっと縁がないかも
しれませんが...

よろしければ、こちらもついでによろしくお願いします。

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