南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

「功名が辻」マイベスト10

2006-12-26 02:15:21 | 戦国時代
メリークリスマスのメッセージをアップしようと思っていたら
すでにクリスマスも終わってしまったので、年末のまとめとし
て「功名が辻」のシーンのマイベスト10を公開したいと思い
ます。

この間、総集編があったのですが、あらためて見て、いろいろ
と思い出に残るシーンがあるなあと思いました。これに順番を
つけるということは、なかなか難しいのですが、自分のまとめ
として、勝手にランキングをつけてみようと思います。

言っときますけど、これはあくまでも個人的なランキングなの
で、皆さん、これは納得いかないとか思われるところもあるか
と思いますが、悪しからず。独断と偏見のランキングです。

いきなり第一位:炎の中の「婚儀承知」
4回めの「落城の抱擁」の回でのシーンですが、落城間際の
稲葉山城で、千代の親代わりの不破市之丞が自害しようとして
いるのを、秀吉が止めて、一豊と千代の結婚を承諾させてしま
うという場面。状況的にはちょっとわざとらしいのですが、死
のぎりぎりのところで実現する結婚。「千代は、生きて、一豊
様の妻になりとうございます」という必死のアピール、そして、
その後の市之丞の「婚儀承知!」という台詞。これは忘れられ
ません。

第ニ位:一豊の最後の「喉が渇いた」
一豊の最後の時、よりそう千代が、「まだまだこれからでござ
いますよ。私たち、誰もおよばぬ、日の本一の夫婦になるので
ございます」という台詞。その後に一豊の「喉が渇いた」とい
う言葉。戦国の世に、これほど平和な最後はないのでしょうが、
これは感動です。こういう最後を迎えられたら、一番幸せなの
ではないかと思いました。

第三位:仏門に入る拾の「かしこまりました」
武士への未練が残る拾が、一豊と千代に仏門に入るよう説得さ
れる場面。「ご下命とあらば従います。されど、そうでなけれ
ば、いやでございまする」と拾。一豊が、「父の命である」と
厳しい口調で言うと、拾が「かしこまりました」と言う。この
場面、いつ見ても感動です。

第四位:副田甚兵衛の「待っておるぞ」
北条攻めの回に出てくる話しで、メインの話しではないですが、
死の床にある旭の前に、針売りに扮して甚兵衛からの手紙を読
むという設定の副田甚兵衛。「もはや、この世で叶わぬならば、
あの世でゆっくり語り合おう。互いの苦労自慢をいたそう。そ
して笑いあおうぞ。旭、いかなることがあろうとも、わしらは
夫婦じゃ。病をしっかり直せ。待っておるぞ」
この台詞、泣けてきます。

第五位:吉兵衛の「上手の大将になられましたな」
亀山城への一番乗りを果たした五藤吉兵衛が、致命傷を負い、
一豊に「わしの城の天守に立て」と励まされる。一瞬こぼれる
笑い。まだまだ、吉兵衛は、これから一豊を助けなければいけ
ないのにここで死んでしまう。もっと生きてほしかったと、思
う人物でした。このシーンも泣けます。

第六位:信長の最後の「痛いのう」
本能寺の場面での濃と信長。「あの世で会おうと仰せになられ
ても、殿は地獄、私は極楽、これでは死に別れにござります」
という濃の台詞、すごくかっこいいです。ここにも愛を全うし
ようという一組の夫婦の姿があります。でもその後に、鉄砲で
撃たれた信長が、発する「痛いのう」という言葉。自分は神だ
から痛みは感じないと豪語していた信長も所詮は一人の生身の
人間だったということが、この一言に現れています。さらに
濃が撃たれる場面で、光秀が「きちょうさま」と叫ぶ。ここに
もまた遂げられなかった愛の姿が。本能寺を単に信長の最後と
してだけでなく、濃の生き様、そして光秀と濃の秘められた愛
なども表現していて実に面白い場面でした。

第七位:一豊の「黄金十両!」
内助の功を表すエピソードとして一番有名な名馬を買う場面。
「暮らし向きのことには使ってはなりませんよ」と言われて
いたのを、ここぞと使う千代。それに最初は不満を覚える一豊。
しかし、千代の説得で、馬を買うことを納得する一豊。これは
有名な場面ですが、やっぱり印象に残ります。

第八位:千代の「私も同じ夢を追いとうございます」
一豊と千代が祝言をあげた夜、二人で語り明かす。「一国一城
の主になることが夢」と語る一豊に、「戦は嫌いでございます。
されど一豊様の夢が一国一城の主なら、私も同じ夢を追いとう
ございます」と言う千代。とくにドラマチックな場面ではない
のですが、記憶に残る台詞です。

第九位:千代の「お命の持ち帰りこそ功名の種」
この言葉だけで、感動してしまいます。命惜しむな、名こそ惜
しめと言われていた時代に、命の大切さをストレートに訴える
千代の気持が感動的です。

第十位:その他いろいろ
その他、市の台詞も印象に残っているし、三成、淀も鮮明です。
秀次の最後のシーンもよかったです。あと、細川ガラシャの
「首か胸か」のシーン。寧々の台詞もよかったなあ。いざ、
選びだそうと思うと、選ぶのが大変です。まだ忘れてる名場面
があったかもしれませんけど。

皆様、何で六平太が入っていないのかとか、何で竹中半兵衛が
入っていないのかとかご不満の方もいらっしゃるかもしれま
せんが、これはあくまでも個人的な意見なので悪しからず。
では、おさわがせいたしました。

2 コメント

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私も総集編を見ました。 (terimakasih)
2006-12-26 10:40:36
よかったですね。でも全体的に見て、織田信長が出ていた前半の頃のほうが、ドラマに勢いがあって面白かったですね。子役(千代の少女時代、よね など)も可愛かったと思います。自分に子供が出来たら女の子なら、「千代」か「よね」にしたいなあと思っています。(いまどき、かえって新鮮な名前かもしれませんしね。)その前に結婚しないといけないんですけど。。。
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terimakasihさん、ありがとうございます (南の国の会社社長)
2006-12-26 11:11:07
コメントありがとうございます。たしかにドラマ的には、前半面白いですよね。後半は、秀吉とか、家康とか、淀とか、どちらかというと陰険なタイプが活躍するので、あまりからっと楽しめない部分はあります。円熟した夫婦関係というのもよいですけど。terimakasihさん、子供、がんばってください。(笑)まちがっても、茶々とか、市とか、万福丸とか、奇妙丸(信長が自分の子供につけた名前)とか名付けないように。
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