お酒の香り。

梅酒をつけたときに使ったお酒の空き瓶が転がってた。
何気なくふたを開け、香りをかいだ。

うーん。なんていい香り。

頭痛が再発したせいもあり、本当に飲んでいない。
感覚が鋭くなったのか、ただ飢えているのか。
香りが脳髄を蠱惑する。
甘く広がり、暖かみを感じさせる香り。

梅酒に使うから、わざと安いのを選んで買ってきたのに。
その香りでこれかよ。

高いお酒の香りをかいだらいったいどうなってしまうのやら。

飲みたい気持ちだけは人一倍ある。
今はまだ、その時期じゃない。
素直に素晴らしさを堪能できるように。
いまだ、ガマンの日々は続く。

早く頭痛が治りますように。

量をたくさん飲みたいわけじゃなくて。
とても美味しい一杯に憧れる。