FEEL ambivalence

毎日、いろんなことを思います。
両極端な感じで。

両面価値。
同一対象に対する愛憎共存。

たゆたえども沈まず。

2007-09-27 22:46:59 | ろぐ
パリ市の紋章に記されている言葉だそうだ。
ネタ元は長友健篩氏"バーテンダー"から。

「男にとって一番大切なものがわかるか?」
「…。」
「たゆたえども沈まず、だ。」

という会話が交わされていた(と思う)。



ここ数日、仕事でミスをしたことでかなり落ち込んでいた。
鈍器で殴られた時のような、鈍くて重い痛みがいつまでも胸のあたりで疼き、くるしくて眠れず。
それでも、周りの方々の暖かい言葉や励まし、助言を頂いてなんとか少しずつ元気を取り戻してきた。
たくさん迷惑をおかけしたはずなのに。
ぼくはなんてすばらしい人たちに囲まれているんだろう。

落ち込んで、苦しくて、どうにもならなくて。
でもやっと、落ち込んでいても仕方がないと思えるようになってきた。
これをバネにしないでどうする。負けるもんか、こんちきしょう。

誰かに叱ってもらえるということは幸せなことだ。
叱られない、ということは過ちを自らの力で正し続けなければならないということ。
自己を律することほど難しいことはない。
だから悩み、時に苦しむ。
それは少しずつ大人になってきたぼくが、お世話になってきた方々の背中を思い浮かべて思うこと。
甘えてなんていられない。
ぼくもまた、一人で歩いていくのだから。

そんな折に出会う言葉。
やはり、何かしらの縁があるのかもしれない。

パリ市の紋章には"Fluctuat nec mergitur."という言葉が記されているそうだ。
『Fluctuat nec mergitur.』 (ラテン語。「フルクトゥアト・ネク・メルギトゥル」と読む。)
『たゆたえども沈まず。』
紋章の中心には白い帆船が一艘描かれている。
動乱の街であったパリを帆船に見立て、数々の苦難を乗り越えてきた気概を表わしているそうだ。
そこに記された言葉には「荒天に見舞われて帆布が裂け、舵も失い、波風に翻弄されても、決して船は沈まない、沈ませないぞ!」というメッセージが込められているのだという。
実際のパリ市の紋章はこちら。

大切なことは、いつまでも諦めずに頑張ること。
どんなにつらいときも、負けそうなときも、苦しくて逃げ出したいときも、もがいてあがいて、沈まない努力を。

たかがマンガの一コマだけれど、この言葉はもう忘れない。

苦しいとき、つらいとき、がんばれなくなりそうなとき。
必ず思い出せるように、心に刻みたい。

『たゆたえども沈まず。』


そう簡単に沈んでなるものか。

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