FEEL ambivalence

毎日、いろんなことを思います。
両極端な感じで。

両面価値。
同一対象に対する愛憎共存。

スキージャンプ・ペア~Road to TORINO~2006.

2006-04-21 00:00:00 | 映画
観てまいりました。
新春、封切りになった映画。ようやく秋田にも。
というか、今日で終わりだったんですが(笑)
観に行かないと、きっと後悔する!と思い立って一念発起(それほど大げさでもないけれど)。

劇場について、早速チケットを購入。
前の回の上映が終わっていないのでしばし待つ。
で、開場。真ん中あたりに着席。
時間つぶしに用意した本を読んでいると、照明が消えて、いざ上映。


…ん?


自分以外にお客さんがいる気配がない。



前を見ても、無人。


…。

恐る恐る振り返ってみると、



…無人。




か、貸切ですか!?





そっかー、そうなのかー、なんて。
悲しくなりつつ。
生まれて初めてだよ、映画館で貸切。


ま、ノイズがなくて最高の条件ですが(笑)


いざ、始まってみればもう虜ですよ。
ええ。
この理論、ムチャクチャですけどね(笑)
てか「くびれ」って。

もーね、ところどころに仕掛けられている小ネタが最高です。
芸が細かい。
作る側が楽しんでいる作品ですよね、こういうのって。

周りに誰もいないのをイイコトに笑いっぱなしでした。
劇場でこんなに声出して笑ったのも初めてだなー(笑)

一発ネタなのはわかるけれど、スキージャンプ・ペアを知らないヒトに見せたい作品ですね。これは。
アントニオ猪木さんの登場でもうダメ。笑いが止らず。

DVD作品を見ていた頃の疑問、「ランデブー革命」の謎も解けたし。
いやぁ、満足しました。

劇場を出たところにある売店で、思わず衝動買いしたのがこの雑誌。
雑誌『Number』のパロディと思われる、『Jumper』(笑)
もーね、表紙を見ただけでやられます。下のほうに注意書きが小さく書いてあって。
「当書籍の一部には2006年段階で仮想の競技が含まれます。混同の際には、周りの人の迷惑にならないようにしましょう。」

ダメだ、笑える。

劇場の隣の建物にスタバがあるから、早速そこで鑑賞。
飲んでたカプチーノ、噴き出しそうになるくらい、くだらなさ満点で笑える。
ここまで真剣に作りこめるものって、いいね。

雑誌の中で、スキージャンプ・ペアの生みの親、真島さんが次のように述べています。
「バーチャルからリアルの文化が生まれることに憧れる」と。

うまく言えないけれど、それってこのスキージャンプ・ペアに限定される事柄じゃないのは明白であって。
人間なら誰でも憧れることなのかもしれない。
自然に対する挑戦というか、想像力を持つ我々の能力というか。

考えてみたら、
「この地上にあふれる全ては
 僕に似た昔の誰かが
 夢見てはかなえてきたもの」 (from TM NETWORK "FOOL ON THE PLANET")

笑える作品だけど、夢の詰まった作品でもあると思うな。



なにはともあれ、劇場で見れて満足。

さぁ、次はDVDを買わなくちゃ(笑)