『オルシニア国物語 (ハヤカワ文庫SF)』

ファンタジー?SF?。その手のカテゴリーには入らないのではないだろうか。地名や人名などからすると東欧のようなオルシニア国の物語だが、それぞれの物語には年代が書かれていて、順不同といったところ。もともと、別に書かれた短編が編まれたようだ。年代記かと思うと、そうでもない。登場人物も様々。なかにはファンタジーのようなセッティングも見える。小説がというよりも、著者の創作が持つ自由さと読者の解釈の自由さをはかったといえようか。


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