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おかもとまさこのごはんBLOG

管理栄養士/国際薬膳師 岡本正子
食べものと食べ方で人生は変ります。
おいしく食べて幸せになるお手伝いをします。

福岡からの手紙、岩手からの手紙

2011年10月19日 17時33分34秒 | 日記
目の前に2通の手紙があります。

1通は、福岡の障害者の共同作業に勤務されているIさん。
もう1通は、岩手の宮古市にお住まいのOさん。
どちらも、小さなお子さんを育てているママさんです。

Iさんは、障害者自立を目指す誓願署名を求めて、助産院経由で
大震災直前にお手紙をくださいました。
職場で署名を集め、ささやかなカンパをお送りしてから、運動の
ご報告などお手紙を何通かいただいています。
その、ていねいなお手紙に深く心を打たれました。
自分も障害者施設に働くようになり、より共感をもつようになった
方です。多分、3人めのお子さんをご出産されているはずです。
作業所で扱っている五穀米を送ってくださいました。


Oさんは、岩手の花巻で開業している助産師佐藤さんが
被災地支援として開催している、出張子育てサロンに
ご参加された方です。
佐藤さんのサロン活動に賛同して送った手作りお菓子を
あがってくださったと、やはり、美しい文字で、心に響く
お手紙を綴ってくださったのです。

「岩手県はみやこの母ちゃんたちが作った
 サカナの形のめんけぇ(=かわいい)アクリルたわし」を
同封してくださいました。

宮古市の田老地区は津波の被害の大きかった所です。
そこでのお母さん方の手仕事は、最初は「癒し」でしたが、
今は少しずつ「生活再建のため、自立のための資金を得るため」に
変わりつつあると、Oさんのお手紙にありました。
その活動を支援されている、阿部智恵さんのブログ
「森の暮らし たいまぐら便り」に載せられています。

Oさんご自身も育児サークル「わははの会」を運営されて、
11月3日の「いいお産の日」にむけ、準備にお忙しいようです。

最後にOさんの手紙の一節をご紹介します。
『・・私たちのように被害の少なかった元気な人間が「恩送り」という
形で、復興のために頑張ってゆきたいと思います。・・』
自分が恥ずかしく、そして心打たれて、涙がでました。

こうして日本中でがんばっている方々が、ほんとうに沢山いるのです。
「微力は無力じゃない」とつぶやきつつ、明日からも働こうと
思います。

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