キッチン道具と調味料について 、とても嬉しいコメントをいただきました。
私のスタイルですが、道具や調味料について、少しお話させてください。
料理をすることが、何より好きです。
喜んでもらえること、そして、食べることで健康で幸せな生活を送ることの
手助けができることに、無上の喜びを感じます。
複雑な生活はしたくありません。
使いやすく、美しく、飽きることのないキッチン道具を揃えてきました。
我が家の古いものベストスリー。
1位 鉄のフライパン
結婚前から夫が使っていたものですから、30年以上になります。
2位 羽釜
結婚祝いにいただきました。
木の蓋は2代目です。
3位 圧力鍋 ピースプレッシャーパン
夫の両親から結婚してすぐにいただいたものです。
メーカーは「平和アルミ」と言いましたが、今は
「鋳物屋」という会社に
なりました。
古いですが、毎日使っている、大好きな道具です。
フライパンは、表面にフッ素加工してあるものは、こげ目が付かないし、加工が
はがれてくるのが、うすら気味悪く、使いません。
道具は、一つを何通りにも使うことはありません。
フライパンは、肉のソテー、卵焼きを焼く、パンをトーストするくらいでしょうか。
汁気のものには使わないで、使い終わったらたわしで水洗いし、火にかけ乾かすと
いう手入れだけです。油を使うので、表面はなじんでいます。
他には。
左は、エンボス加工のしてある深さのある鉄のフライパン。
右は中華鍋です。汁気のある炒め物はこれを使います。
デリケートな扱いが不要で、とても便利です。
調理を支える小道具。
左 金だわし 鍋磨きの必需品です。
大好きな
宮製作所の鍋を磨きます。
右 野菜洗い専用の小さなたわし 野菜を洗うだけに使います。
小さいので水きれがよく、手になじみます。
下 手つきのブラシ 排水溝やタイルの目地洗いに。
なくてはならない石鹸。
キッチンにはこれひとつ。
顔を洗うのも、布巾を洗うのも、食器を洗うのも、すべて
同じ石鹸。無添加で純石鹸分98%のもの。
フランス旅行の2週間、毎日洗濯したのもこの石鹸でした。
クレンザーと重曹も時々使いますが基本はこれだけ。
ちなみに、バスタブ洗いには、洗剤は一切使いません。
スライサーとおろし器。
これらは、いくつも何種類も試して、結局ここにおさまったという道具。
左2つのスライサーの前に、色々高価なものも使ってみましたが、これに決定。
西友で買った、とてもリーズナブルな道具です。
にんじんなど、これで千切りにしてサラダにすると、表面がざらついていて、味が
なじみやすいのです。
右端は鬼おろし。大根おろし専用です。大分すり減ったので、新しいのを購入しましたが、
どうにも使いづらく、これを使い続けています。
右から二番目のおろし金は、にんにくと生姜専用。
これも、30年近く使っていて、やはり買い換えたことがありましたが、微妙にサイズや形が
違って、手になじまず、これに戻しました。
道具の使いやすさは、ひとりひとりで違います。
手へのなじみかたも、手の大きさによっても違いますものね。
自分のスタイルに合ったものを、実際に手にとって丁寧に選ぶといいのではないでしょうか。
そして、私の宝ともいえる鍋。
ボールやざるも。
鍋は上の段が、
宮製作所「ジオプロダクト」のシリーズです。
左の小鍋は、「オブジェ」というシリーズで、最も古いのです。25年ほど使っています。
その下は、十徳鍋で、これは、値段も安く、使い勝手がよく、子どもや友人、
お世話になった方々に、随分沢山プレゼントしました。
今は2人暮らしなので、ジオプロダクトより、十徳鍋の使用頻度が高くなりました。
入れ子になる鍋ですが、あまりに美しいので、こうして、出窓に並べて、毎日
眺めながら料理をしています。
これらは、炒めたり、揚げたりの調理にも使えます。
けれど私は、もっぱら、重ね煮でほとんど水を使わない調理に使い、とても重宝しています。
下から二番目の棚の右端にあるのは、
柳宗理の片手鍋で、これもとてもいいものです。
以前、5人家族の時は、小さくて出番が少なかったのですが、二人になると、ちょうどいい
サイズで、よく使います。
パスタなどゆでものをするとき、蓋をずらして、水切りができるのが、大変よろしいです。
あともう一つ欠かせないのが、オーブンです。
フランスでも家庭料理を習いましたが、道具使いがとても上手で合理的だと思いました。
オーブンはどこの家にもありましたよ。
道具はシンプルなものがいいですね。
長くなりましたので、調味料については、別稿で。