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本日から読み始めた本は「『快楽の園』を読む-ヒエロニムスの図像学」(神原正明、講談社学術文庫)。
序章「『快楽の園』の全体像」となかなか読みにくい28ページであった。途中で投げ出したくなったが、第1章以降は何とか読み進められそうな気がしてきた。
実は「戦中日記」(高見順)が年末から見当たらない。どこか置き忘れたわけでもないと思うが、リュックにも、本棚にもない。白いカバーをしていたので目につくのだが、何とも情けない。すでに7割以上は読み終わっている。がここまで読み進めて途中でやめるのも嫌なものである。
ただし8月15日以降の部分の記述は、現在の渡しからすると「これはちょっと読むに堪えないな」という部分がたくさん出てくる。旧日本軍に対する評価、沖縄戦や原爆・空襲被害に対する評価、中国での日本軍の蛮行に対する評価、米軍に対する評価、日本の政治支配者に対する評価、天皇制への考え方等々、世代のギャップといってしまうにはあまりに溝が深すぎる。
あまり読む気が失せてしまっていたことは確かである。しかし是非とも出てきてほしい。最後まで目はとおしたい、と思っている。