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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

夜寒・秋の寒さ・身に入む

2018年10月13日 23時07分55秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 18時過ぎから時間当たり5ミリくらいの弱い雨が降ったり止んだりを繰り返している。こんな天気が明日の朝まで続くらしい。
 夜に入り気温は寒くなってきている。昼間は半袖を着て出かけたが、今は長袖をひっぱり出してきた。
 明日の最低気温の予報が横浜市14℃となっている。最高気温は本日と同じ19℃。本当は一日休養日として寝ていたい気分である。

★しとしとと雨のもたらす余寒かな     古谷地良
★うなじ剃れば秋の寒さのしのびゐる    横田さだ子
★人の死の身に入(し)む齢となりにけり  佐藤倭子



「冬の海」(吉野弘)

2018年10月13日 22時11分03秒 | 俳句・短歌・詩等関連
  冬の海 詩集《消息》所収

吹雪のなか 遠く 海を見た。
海は荒れていた。
そして 荒れているわが 僕には
すぐ わかった。

海は 海であることを
只 海でだけあることを
なにものかに向って叫んでいた。

あわれみや救いのやさしさに
己を失うまいとして
海は狂い
海は去り
それは一個の巨大な排他性であった。

吹雪のなか 遠く 走っている海を見た。
そして
海の走っているわけが
僕には わかりすぎるほどよく
わかった。



 難しい言葉もない。海は抽象化された労働者一般ではなく、個別具体的なひとりひとりの働く者の象徴である。抽象化も一般化も、普遍化も出来ない、否そのようなことを拒否する個別具体的な意志と維持と生活を抱えた「人」である。それはちっぽけな個人ではあるが、「巨大な排他性」を持つ、「他所とは違うという強固な意志を持つ」ひとりの「人」である。多くの読者はこのことを誤解してしまうようだ。

黄菊

2018年10月13日 20時22分57秒 | 俳句・短歌・詩等関連
★次の世のしづけさにある黄菊かな    浅井一志

 私は大輪の菊が好みである。むかし菊花展で背の低あ,そして安い3本仕立ての黄菊を購入して以来、菊に関心を持つようになった。電車の中でひときわ黄色の色が目立ち、車内を明るくするような色合いに、他の乗客の眼が吸い寄せられたようだった。黄色の菊の大輪は、花が膨張するように見えて圧倒される。
 この黄色がこの世のものではなく、彼岸からこの世に顔を出したのかもしれない、というのであろうか。そんな気分が伝わってくる句である。次の世は、静けさに包まれた夜であった欲しいというのも理解できる心境である。次の世や、彼岸を想定していない私にも、心情的には惹かれるものがある。

 残念ながら今年の我が家のベランダには菊は咲いていない。

外出から戻ったら一眠りの癖が‥

2018年10月13日 14時05分53秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 短い時間だったが、所用を済ませ、帰宅。お昼は関内駅近くの喫茶店で卵のサンドイッチとコーヒー。買い物もする必要があったが、すっかり忘れてしまった。忘れなかったとしてもやはり疲れていたので、無理だったかもしれない。
 地下鉄を使って帰宅した。買い物は明日の午後にでも横浜駅ですることにした。

 5日続けての外出、なんとなくこなしたけれど明日にどのような影響があるか、少し不安がある。

 とりあえずこれから一眠り。外出から帰ったら一眠りするという癖がついてしまったのだろうか。習慣にはしたくないのだが‥。