Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

つれづれに、途切れっぱなしの感想

2012年11月25日 16時41分05秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 午前中は実に久しぶりに1時間半ほど歩いた。散歩とウォーキングの中間くらいの速度で歩いた。11月1日以来、風邪とその後遺症にたたられて歩くのがつらかったり、韓国旅行でバスに乗りっぱなしであったり、と心ならずも運動が出来なかった。
 雲ひとつない冬晴れの空のもと、とても気持ちの良い歩き方が出来たと思う。陽射しの中で筋肉を使うということの爽快さ、歳をとってようやく理解できるようになった。

 さて先輩のKさんから、韓国での大統領選挙の様子について問われた。残念ながら韓国旅行に行ったが、大統領選挙が行われていることは知ってはいたが、その内容も把握していなかったので、応えることは出来なかった。
 妻は韓国語が読めるし話せるが、そうはいってもカタコト。テレビのニュースや大統領選挙の公開討論番組など、とても聞き取れないというし、新聞も難しくて読みきれないそうだ。
 私も現在進行形の政治については、日本でも韓国でも考慮の外にあるといってしまっては御幣があるが、切実な関心が薄れている。
 そうはいっても、街中の様子や街をゆく人々の様などへの感想は、これから触れていくつもりだ。
 韓国ははっきりいって日本よりも活気があると思う。人々の暮らし方から強くそれを感じる。当然私なりに違和感もあるが、それ以上に私の日本での暮らし方と較べて、韓国での人々の暮らし方から学ぶものは多いような気がする。本当はそこまで韓国の社会を体験するのが、旅行の目的でもあるのだろうが、そこまでの甲斐性は私や妻にはない。
 自分の関心のある事項に触れながら、少しずつ日本以外の国の様子を体験し直に身に感じられれば、私としては十分だ。自分に関心のあることでの接点を見つけられなければ、単なる野次馬観光になってしまう。そこが難しい。
 昨日の同窓会のとき、先生だった方が「歳をとったら、60歳を過ぎたのであればあれもこれもやりたい、ではだめ。ひとつのことに興味をもってやりなさい」と言われていた。なるほどと思った。
 正月にはベトナムを訪れることになっているが、どのような点にしぼって訪れるのか、今から探らなければならない。本当は韓国を訪れた時と同じ共通の関心事、接点を探して、さらに今後につなげられれば豊かな旅行が続けられるのだが‥。今のところ、古代・中世の歴史的な美術・芸術作品に興味があるが、それだけではまだまだ曖昧だ。アジアでは近・現代史的な事項にも興味はあるが、とても知識は浅くそして曖昧だ。自信はない。
 訪れながら考えるということも必要ということはわかってはいるのだが‥

 昨日は耳鼻科は大変な込みようで診察は断念。吸入だけで済ませた。今朝も鼻をかんだら少量の血が混じっていた。明日の朝早くから耳鼻科に行かないと午後の渋谷での句会に間に合わない。
 渋谷での句会には、俳句を二つ提出しなければならないが、なかなか出来ない。晩酌までに何か考えなければ‥。

 さて妻は日吉の慶応大学の構内の銀杏黄葉と黄落を見に出かけた。本当は俳句の材料を得るために私も行きたかったのだが、先ほどアップしたブログの作成と、この記事を書いているうちに置いてきぼりを食ってしまった。
 休養日ではあるが、何となく気ぜわしい午後を過ごしている。

4度目の韓国(その1)

2012年11月25日 15時13分18秒 | 山行・旅行・散策
 先日参加した私の所属した組合の退職者会主催の「世界遺産を巡る韓国4日間」の旅、私には4回目の韓国訪問となった。
 今は韓国は12月19日投票の大統領選挙に向けて、与党・セヌリ党の朴槿恵、最大野党・民主統合党(以下、民主党)の文在寅、若年層や無党派層から高い支持を受けている無所属の安哲秀による三つ巴の構図となっていた。その後私の帰国した23日に安氏が立候補を辞退し、与野党の一騎打ちという様相である。
 韓国語が理解できない私はテレビのニュースや、野党候補の一本化に向けたテレビ討論が盛んに行われていたようだ。新聞も多少ハングルが読める妻によるとほとんどがこの大統領選挙を巡る報道ばかりであったようだ。
 そのような政治情勢とはまったく関わりないところで、私たちはソウル近郊の世界遺産をバスで巡ってきた。行程は次のとおり。

1日目 11月19日
 昼食後、宋廟(チョンミョ)を訪問。宋廟は李氏朝鮮(朝鮮王朝)の祖先祭祀場。1995年12月ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。李朝歴代の王と王妃などを祭っている。
 青瓦台などを巡ってホテルへ。
 夕食は朝鮮王朝の宮廷料理を再現したという韓定食。

2日目 11月20日
 1997年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録。
 午前中は、江華島(カンファド)の支石墓(コインドル)を訪問。江華島の高麗山あたりに、コインドル(支石墓)が120箇所余りもみられ、その中でも2000年12月、ユネスコ世界文化遺産に登録された大規模なもの1基と江華歴史館を訪れた。
 昼食前にまた妻が車酔いでダウン。1人でホテルに戻った。タクシーではさらに気分が悪くなるというので、地下鉄を乗り継いだらしい。
 午後は、私一人が皆と同行して昌徳宮(チャンドックン)を訪問。昌徳宮は正宮である景福宮に対する離宮として創建された。現在の韓国国内の宮殿の内、最も創建時の面影を残している宮殿。日本の梨本宮家から嫁ぎ、大韓帝国最後の皇太子李垠の妃となった李方子(まさこ)もこの宮殿で暮らした。
 夕方は、南大門でのお土産の買い物に付き合ってからホテルにもどり、妻と合流。
 夕食はオプションなので自由行動として二人で街に出かけた。

3日目 11月21日
 午前中、水原華城(スウォン・ファソン)を訪問。18世紀末に李氏朝鮮第22代国王・正祖が父の墓を移し防護を固めた城である。当時の朝鮮の城塞建設技術の粋を集め、そこに西洋の技術をも合わせた。実学を重視した正祖の理想都市であり、一時は華城への遷都も検討されたが、正祖が死亡し遷都は見送られた。
 1997年ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録。
 午後は息抜きとしてソウル市内へもどり明洞(ミョンドン)を見学して、汗蒸幕を体験入浴。

4日目 11月22日
 午前中、自由の橋と、統一展望台を見学。自由の橋は、臨津閣の近くにあり、臨津江に架かる橋のうち最も下流にある橋。鰲頭山(オドゥサン)統一展望台は、展望台は漢江(ハンガン)と臨津江(イムジン河)の合流点を望む標高118mの古代の城跡に建てられ、対岸は北朝鮮。
 昼食後、金浦(キンポ)空港を経て羽田に夜帰着。


 訪れた個々の世界遺産についての感想や、ソウル市内の見聞などは別途掲載予定。とりあえず行程を覚書としてアップすることとした。