Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

明日から韓国旅行

2012年11月18日 20時41分10秒 | 山行・旅行・散策
 相変わらず、鼻の奥が少し重苦しい。朝は鼻が詰まった感じがまだ抜けない。夕べも夕食後に鼻をかんだら赤い血の小さな塊が出てきた。これが出てくるととても鼻はすっきりするのだが‥。
 明日からは現役時代に所属した労働組合の退職者会が企画した世界遺産をめぐる旅の一環として、ソウルを3泊4日で訪れる。今日一日のんびりと明日の支度を中心に過ごした。荷物の用意のあとはスマホの旅行中の設定などでドコモショップに出かけたりした。
 支度は順調に進んだものの、夕べ長時間の銭湯&サウナから帰宅してからどうも腰の辺りが怪しい。案の定今朝起き抜けに腰の筋肉が痛み始めた。本日は日曜日であもあり、腰痛で最近通っている病院も休み。明日の出発にも間に合わない。とりあえず湿布を張り、痛み止めを服用した。リュックに入れたピルケースにあわててこの痛み止めと湿布薬を追加したものの、ちょいと不安である。
 出かけたついでに再び銭湯&サウナに行き、電気風呂で時間をかけてマッサージをしたが、たいした効き目はないようだ。荷物の運搬がうまく出来るだろうか。バスが中心のソウルでの移動、大丈夫だろうかと心配の種は尽きない。そして先ほど夕食前に鼻をかんだら昨日と同じように再び小さな赤い血の塊が再び出てきた。これが出ると鼻はすっきりするし、頭の重いのが短時間ではあるが解消する。しかし寝る頃には頭の重みがまた始まる。

韓国のソウルは最低気温がマイナス2度以下、最高気温は9度前後と暖冬の東京に較べて寒そう。暖冬の東京からおもむきとかなり寒く感じそうである。服装の用意が難しい。

 旅行中はスマホのデータ通信は遮断することにしたので、ブログへコメントいただいても返信は帰国後となるので遅くなる。申し訳ないがお許しいただきたい。スマホへのメールはサーバーにとどまると思うし、私のフリーメールのアドレスをご存知の方はそちらへ送信していただければ帰国後できるだけ早めに目をとおす予定。

「井月の内なる芭蕉」復本一郎講演会

2012年11月18日 13時04分13秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 昨日は神奈川大学の連続講演会「日本文化を流れるもの」の第2回目。第1回目は俳句の吟行で筑波山に一泊したため、参加が出来なかった。今回の講師は、去来抄の講読、鬼貫の「独りごと」の講読と俳句実作の二つの講座の講師である復本一郎氏。題目は「井月の内なる芭蕉」ということで、江戸末期から明治期前半の俳人井上井月の俳句を紹介してもらった。西行-芭蕉と連なる、名利を捨てることを実践して得られる文学の世界、いわゆる漂白の文学について言及があったと理解しても良いのだろうか。
 正岡子規は井上井月の存在は知らなかったようだが、芥川龍之介などの力で1921(大正10)下島勲編の「井月の句集」が刊行された。
 正岡子規の俳句革新は、子規が芭蕉に注目している中で発せられたものだが、井月は芭蕉を強く慕い、その著作に精通していたこと、そのことによって子規のいわゆる「月並調」とは違う範疇の俳句として注目を集めたことなど‥。
 講義では芭蕉の句を下敷きとしたいわゆる芭蕉への時空を越えた「挨拶句」を取り上げ、解釈してもらった。昔親しんだ芭蕉の句もあり、あらためて芭蕉の世界に浸ることも出来た。最後に復本一郎氏の現在の「俳」への着目などへの言及もあり、とても有意義な講演会であった。

 復本一郎氏が岩波文庫の「井月句集」で秀句として取り上げた10句の内で私も好きな句をあげると
★梅からも縄引張て掛菜かな
★よき水に豆腐切り込む暑さかな
★稲妻や藻の下闇に魚の影
 そのほかに私がいい思った句に
★蝶に気のほぐれて杖の軽さかな
★長閑さの余りを水の埃りかな