Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

横浜での吟行・句会

2012年11月10日 23時19分24秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 本日は、関内から大桟橋・日本大通り近辺を吟行してから、関内に戻り句会を開催。

句会での提出句
★秋天にイマジンの調べ古着市
→秋天へイマジン流れ古着市
★紅葉踏む足のためらい猫の道
→ためらいて紅葉は踏まず港町
★せめぎ合うビルと紅葉や波止場まで
→桟橋へ空と紅葉のせめぎ合い

3句目は捨てたほうが良いようだ。


俳句大会投句18句
昔の句を今の感覚で手直しをしてみた。
★病棟の視線の視線を集め夏の蝶
★雷一閃輸液の管の青白し
★筒抜けの無辺の空や長崎忌
★稲妻に艫綱青き水垂らす
★田一枚ほどの雲あり揚雲雀
★どこよりも青き梅雨晴れ骨納む
★炎天や墓石鋭く手を焦がす
★大寺のきざはし白し炎暑かな
★朴落葉ばさといちまい空の青
★冬怒涛藍濃きところ高々と
★五月闇水のにおいのその先に
★友の忌の音もなく踏む桜蘂
★風鈴の音の行方や将棋さす
★空っぽの缶を蹴る音秋落暉
★薔薇絡むレリーフの目の深き彫り
★出羽なれば薊はまして色の濃き
★黄落や大仏の目の笑みひかる
★救急の受付ひそと初時雨