Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

第24回MICHI展

2010年01月17日 21時28分29秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 寒い日が続いて太ももと背中が風邪模様のような‥。この一ヶ月、一晩寝ると治ることを3度ほど繰り返している。

 さて本日は、中・高時代の友人の属している「吉崎道治(一水会)門下生絵画展「道展」」に馬車道まで出かけた。毎年拝見させてもらっている展覧会。友人の絵(カラフルなベールと衣装で全身を覆った砂漠の3人の女性像)はなかなか強い色彩の絵。出色だったような気がする。しかしこんな強い色彩の絵を書いていたかな?とちょっとびっくり。他に、3点、強い日差しの壁画の前に座り込んでいる人物を描いた作品、湖の朝の釣り船を描いた作品と、烏瓜の作品が印象に残った。
 この道展の絵にいつも感心するのは、背景や壁や雲の無い空、海・湖の遠景など、単一の色調の大きな画面を塗りこめるとき、とても丁寧に微妙な筆遣いや色の微妙なニュアンスをつけていること。他の展覧会にいってもそのようなところの描写では単調になったり、筆使いが他の描写と不釣合いになったり、塗り込めに破綻が生じるのが通例のようだ。
 絵については、特に技法についてまったくのど素人、門外漢の私の感想ではあるが‥。今回の友人の絵も背景は何の景色も無く、砂漠のような色に地面も背景も塗りこめてあるが、これが微妙な変化があるので、赤・黄・緑の色の色彩の衣装が際立ってくるように見えた。
 受付にいた友人に帰り際に声をかけようとしたら、いなくなっていたので記帳のみで帰宅。

昨日の購入本
「新物理の散歩道 第5集」(ロゲルギスト、ちくま学芸文庫)
学生時代も岩波から出版されていたものは知ってはいたが読んだことはなかった。本屋で目に付いたので衝動買い。もうすでに活動というか執筆は終了になっていたように思っていた。内容は1979年から1980年にかけての物。