6月25日頃に孵化したシジュウカラの雛たち。子育ての最終幕の様子をご覧いただきたい。
先ずは、7月8日に巣箱から顔を出した元気な雛からどうぞ。
この雛は8日の夕刻に、先だって巣立ったように思われる。
その理由は、巣箱の中で元気に羽ばたいていた雛が、9日には見えなかったからである。あるいは9日の早朝に複数の雛が巣立った可能性もある。
また、後ほどご覧いただくが、同様に巣箱から顔を出した雛が、その後数十分で巣立ったのを観たからである。
さて、7月9日は5時から観察を行った。初めに家の中から巣箱の入口が見えるように、枝葉を少し切った。
親がそれを気にする様子はなく、これまで通り頻繁に巣箱へ餌を運んでいた。
運んでいる餌は日によって異なるようだ。この日は小さな幼虫が多かった。
時折、餌を運んでくる間隔が大きく開くことがあった。先に巣立った雛に、別の場所で餌を与えているのかもしれないと思った。
結局9日には巣立ちを観ることはできなかった。しかしずっとつきっきりで観察していたわけでないので、観ていない時間に巣立った可能性はあると思う。
翌10日はやはり朝5時に観察を開始した。5時15分に最初に親が餌を運んだのを観た。
午前中に親鳥が餌を運ぶ様子を動画に撮った。
午前中、親鳥が餌を運ぶ様子は、前日と変わらないように見えた。
(途中30分ほど巣箱を観ていない時間があった。)
11時10分、雛が巣箱から顔を出した。いったん顔を引っ込めたものの、その後大きく身を乗り出してきた。
大きな口を開けて親を呼んでいる。
今にも巣箱から飛び出しそうな勢いだ。
しかし思いとどまったのか、いったん巣箱の中に姿を消した。
そして4分後に再び顔を出した。近くに親鳥はいない。でも何か決心したかのような顔つきだった。
「お母ちゃん行くよ!」とでも叫んでいるのか。
下へ向かって飛び降りる・・かと思ったが、止めて再び巣箱に姿を消した。
こんなことをさらに3度繰り返した。
そして11時28分、恐る恐る再び顔を出した。
近くに親鳥の姿は見えない。もう30分ほど姿を現していない。
お腹が空いてきたよなあ・・
親を呼んでみても何の返事もない。
どうしようか?
不安そうな雛。
どうするのか?
行った! 11時28分、何羽目かは分からないが、親に呼ばれるでもなく、この子は自分の力で巣立った。
最初に止まった枝は巣箱の真下で、その後少し上の枝に止まった。親鳥を呼ぶがいっこうに来てくれる兆しはなかった。
何度も何度も呼び続けている。
樹木の上の方に移動して、そこでも呼び続けている。巣立ってから14分、最後に餌をもらってから45分は経っていた。
ようやく親鳥(♀)が餌を咥えてやって来てくれた。
親鳥が雛の近くへ寄っていく。
雛はようやく安堵の表情がうかがえた。親子は道を挟んだ向こう側の電線に一旦止まり、その後南へ飛んで姿が見えなくなった。
この後、巣箱はもぬけの殻のようだった。どうやらこの子が最後に巣立った子のようだった。全員が予定日より早い巣立ちであった。
撮影:2024/07/08、2024/07/09、2024/07/10
本日より北海道に出かけています。そのためこの動画のコメント欄は閉じてあります。
明日は『植物クロスワード(49)の答え』をアップします。
先ずは、7月8日に巣箱から顔を出した元気な雛からどうぞ。
この雛は8日の夕刻に、先だって巣立ったように思われる。
その理由は、巣箱の中で元気に羽ばたいていた雛が、9日には見えなかったからである。あるいは9日の早朝に複数の雛が巣立った可能性もある。
また、後ほどご覧いただくが、同様に巣箱から顔を出した雛が、その後数十分で巣立ったのを観たからである。
さて、7月9日は5時から観察を行った。初めに家の中から巣箱の入口が見えるように、枝葉を少し切った。
親がそれを気にする様子はなく、これまで通り頻繁に巣箱へ餌を運んでいた。
運んでいる餌は日によって異なるようだ。この日は小さな幼虫が多かった。
時折、餌を運んでくる間隔が大きく開くことがあった。先に巣立った雛に、別の場所で餌を与えているのかもしれないと思った。
結局9日には巣立ちを観ることはできなかった。しかしずっとつきっきりで観察していたわけでないので、観ていない時間に巣立った可能性はあると思う。
翌10日はやはり朝5時に観察を開始した。5時15分に最初に親が餌を運んだのを観た。
午前中に親鳥が餌を運ぶ様子を動画に撮った。
午前中、親鳥が餌を運ぶ様子は、前日と変わらないように見えた。
(途中30分ほど巣箱を観ていない時間があった。)
11時10分、雛が巣箱から顔を出した。いったん顔を引っ込めたものの、その後大きく身を乗り出してきた。
大きな口を開けて親を呼んでいる。
今にも巣箱から飛び出しそうな勢いだ。
しかし思いとどまったのか、いったん巣箱の中に姿を消した。
そして4分後に再び顔を出した。近くに親鳥はいない。でも何か決心したかのような顔つきだった。
「お母ちゃん行くよ!」とでも叫んでいるのか。
下へ向かって飛び降りる・・かと思ったが、止めて再び巣箱に姿を消した。
こんなことをさらに3度繰り返した。
そして11時28分、恐る恐る再び顔を出した。
近くに親鳥の姿は見えない。もう30分ほど姿を現していない。
お腹が空いてきたよなあ・・
親を呼んでみても何の返事もない。
どうしようか?
不安そうな雛。
どうするのか?
行った! 11時28分、何羽目かは分からないが、親に呼ばれるでもなく、この子は自分の力で巣立った。
最初に止まった枝は巣箱の真下で、その後少し上の枝に止まった。親鳥を呼ぶがいっこうに来てくれる兆しはなかった。
何度も何度も呼び続けている。
樹木の上の方に移動して、そこでも呼び続けている。巣立ってから14分、最後に餌をもらってから45分は経っていた。
ようやく親鳥(♀)が餌を咥えてやって来てくれた。
親鳥が雛の近くへ寄っていく。
雛はようやく安堵の表情がうかがえた。親子は道を挟んだ向こう側の電線に一旦止まり、その後南へ飛んで姿が見えなくなった。
この後、巣箱はもぬけの殻のようだった。どうやらこの子が最後に巣立った子のようだった。全員が予定日より早い巣立ちであった。
撮影:2024/07/08、2024/07/09、2024/07/10
本日より北海道に出かけています。そのためこの動画のコメント欄は閉じてあります。
明日は『植物クロスワード(49)の答え』をアップします。