こんにちは 岡本しょういです

京都の南部、和束町で日本共産党の町会議員をしています。町や議会などの情報をお知らせしています。

東日本大震災・原発事故から2年

2013-03-11 09:48:40 | 命とくらし守る政治を

おはようございます。

今年の3月11日の朝は、とても良い天気に恵まれました。

今日は、東日本大震災と原発事故が発生してから、ちょうど2年ですね。

これまでに、約1万6000人が亡くなり、いまなお約2700人の行方がわかっていません。

生き残った方も、大きな苦しみと困難は続いています。

今も、約32万人が避難生活を強いられ、そのうち原発事故による避難者が約15万人にもなります。

亡くなられた方にあらためて哀悼の意を表すとともに、被災者のみなさんに心からのお見舞いを申し上げます。

2年という年月が経過しても、遅々として進まない生活や生業の再建、復興・・・

災害の大きさと言う事も、もちろんありますが、事態をさらに深刻にしているのが、政治ですね。

口では、「復興を加速させる」とか「被災地の復興が第一」とか言いながら、医療や介護負担などの軽減とかは、容赦なく打ち切ったり、こんな時に、消費税増税や生活保護のカット、TPP交渉参加とか、被災地の現実を考えればとうていやれないような事も平気で進めようとしたり。

昨日、NHKの番組で、宮城県の知事が「ただの復旧・復興でなく、創造的な復興が必要だ」とか言われてましたが、そう言いながら、この知事さんは、医療費の減免は打ち切ろうとしているんです。言葉や、スローガンよりも、創造的かどうかよりも、まず実態に見合った、支援こそ切実に求められていると思います。

阪神・淡路の時もそうでしたが、復興の名の下にというか、かこつけて、無駄な事業に税金がつぎこまれる一方で、被災者の生活再建はどんどん後回しにされ、18年もたっても、地域も生活も再建できない事態が続いてます。

昨日の番組で、「3年目が大事。阪神淡路の時も、3年目に倒産した企業が一番多かった」との話がありましたが、3年後にあったのが、消費税の税率アップでした。今回も、まさに同じケースで、震災から3年後の増税が予定されています。

地震や津波被害は、自然災害ですが、その後の支援の遅れは、政治による災害です。

政治がまともじゃないと、助かる命も助かった命も助からない・・・

この2年は、まさにそれを実感する時間だったと思います。

原発事故にいたっては、すべてが人災であり、政治による災害です。

安全神話を振りまき、やるべき事もやらなかった結果としての事故ですし、そもそもが間違いだった結果です。

あれほどの深刻な事故をうけたのだから、いいかげん、政府も関係企業も目を覚ますのかと思いきや、事故も収束していないのに、もう再稼働を進めるとは、本当に反省のできない、どうしようもないモラルハザードです。

国民は未来をみすえ、声をあげています。

昨日は、東京で「原発ゼロ大行動」が行われ、4万人が集い、国会前等を埋めましたし、それに呼応して、全国各地で行動が行われました。

今朝の「赤旗」は、関連写真と記事で満載でした。

ところが、「京都」を開いても、一切触れていません。全くの無視。

被災地の困難や課題は伝えても、国民のうねりのような運動や声は黙殺するマスコミの姿勢は、まだまだ何も変わっていない・・それも実感した2年だったと思いますね。

 

私自身はどうかと言えば、思いとは別に、直接的にはほとんど何もできなかった2年でした。

被災地にも、まだ行けていません。

これから、自分に何ができるか、しっかり考えつつ、出来る事をしていきたいと思います。

何より、自分の足元で、政治を少しでも良くするためにがんばる事を大事にしたいと思います。

 


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