こんにちは 岡本しょういです

京都の南部、和束町で日本共産党の町会議員をしています。町や議会などの情報をお知らせしています。

相楽休日応急診療所

2012-06-28 23:29:30 | 命とくらし守る政治を

6月から、相楽会館の1階に、相楽休日応急診療所が開設されていること、みなさんご存知でしょうか?

これまで相楽地域には、休日診療所というものがなかったんですが、この間、木津川市・相楽郡内の各自治体の広域組織である、相楽郡広域事務組合で検討され、6月からはれて開設されました。

開設からほぼ1カ月。

隣の府土木事務所での用事のついでもあり、施設の見学とともに、この間の状況をお聞きしてきました。

休日応急診療所の内容は・・・

〇診療科目  内科、小児科

〇診療日  日曜日、祝日、振替休日、年末年始(12月31日~1月3日)

〇診療時間  午前9時~午後1時

〇受付時間  午前8時30分~午後0時30分

〇診療は、相楽医師会に所属する医師が輪番制で実施

という感じで、この間配布されているチラシでは、「この診療所は、日曜日や祝祭日などの休日に、比較的軽症な方を対象とした応急的な診療をする初期(一次)救急を目的として設置するもの」とされています。

日曜日などは、山城病院で小児科の救急外来がこの間行われているのですが、軽症の人も重い症状の人も来られるので、軽症の方は出来るだけ診療所の方にシフトさせようとのねらいがあります。その上で、症状によっては、山城病院など総合病院につなげる役割もあります。

ちょっと、診療所内を見せていただきました。

↑ 相楽会館内に入ると、すぐに診療所の玄関というか入口になり、こんな感じです。

↑ ここが診療室。診療にあたる医師は基本的に1人体制ですが、もう1つ診療室は確保されてます。

秋から冬にかけては、インフルエンザ等の感染症が流行するものですが、そんな時をはじめ、患者さんが多いと思われる時は、医師の体制を複数にするなども必要になるかもしれないとのお話もありました。

↑ 診察机の前で。

↑ 診療所内はこんな感じ。↓

この1カ月の診療の状況は・・・

〇全体的な利用状況は

 4回診療で、全体的には1カ月で、37人が受診してます。

この中で、和束町の方は1人でした。

診療科科目では、内科が17人、小児科が20人だったそうです。

まだ広報が不足しているのかもしれませんね。

開設から1カ月、まだはじまったばかりですが、ようやく実現した休日診療所を、地域の命と健康を守る拠点として発展させていけるように、おおいに利用を広げ、定着させていきたいですね。

もし受診される場合は、まず電話でご連絡ください。

電話番号は

0774-73-9988(診療所直通です)


平和行進・・・一緒に歩きましょう

2012-06-24 00:15:21 | 憲法9条に乾杯!

金曜日に、6月議会が閉会しました。

22日の本会議では、「原発から撤退し、再生可能エネルギーへの転換を」との意見書を提案しましたが、私のみの賛成で、残念ながら否決になりました。

野田政権が原発再稼働へ暴走する中、ぜひ声をあげたかったのですが、何の質疑も討論もなく「黙殺」された感じでした。意見書の賛成討論でも触れましたが、事故が起こってからでないと、放射能に汚染され、故郷を奪われてみないと、わからないでは取り返しがつかない、という事が福島の痛切な教訓です。若狭湾の原発から90キロ程度しか離れていない和束も、いったん事故が起こればただでは済みません。

危機感をもって、今後も声をあげていきたいし、議会として声をあげれるように、引き続き頑張りたいと思います。

 

さて、お知らせです。

6月25日(月)に、国民平和大行進が和束にやってきます。

国民平和大行進とは、核兵器をなくそう!の思いを広げながら、東京から広島・長崎へ歩く取り組みで、毎年この時期に京都を歩かれます。25日、26日は木津川市や相楽郡内を回り、各市町村に協力要請をされ、地域を歩かれます。

↓ 昨年の様子です。

今年は、6月25日(月)の午後1時から、町役場への要請行動があり、その後に、短時間ですが地域を行進します。

一緒に、ぜひ歩いてみませんか。

1時20~30分頃から、役場前をスタートに、地域を歩きます。

ぜひ、お気軽にご参加くださいね。


「子育て支援がいどぶっく」

2012-06-21 09:18:15 | 子育て安心の町に

町の福祉課が、「わづか 子育て支援 がいどぶっく」を発行しました。

↓ これです

基本的に、町内での子育てにかかわる施策や制度を紹介しています。

以前から、子育てに関わる情報誌のようなものを作成しては、と提案していたので、こういう冊子が出来た事は、良かったと思います。

対象は、中学生までの子どもがいる世帯で、これから個別に届けるとのお話でした。

新生児には、母子手帳の発行時に、手渡される予定です。

私も、昨日、福祉課で1部いただいて読んでみました。

子育て支援の制度などが、まとめて知ることができるのはメリットとは思います。

ただ、すぐに改善が必要だと感じたのは、最後の方にある医療機関のところ。

町内にある診療所などだけが紹介されていますが、これでは実態に合いません。

というには、町内に小児専門医がいないため、特に乳幼児や小学生低学年の子らは、町外にある小児科医院を受診しています。もちろん、うちの場合もそうでした。

町内に小児科がない以上、木津川市や相楽郡内、奈良市など近隣の自治体にある小児科医院や、子どもが受診するような医療機関を紹介しておいた方がいいですね。そうでないと、あまり役に立ちません。これは、すぐにでも改善してほしいものです。

子育て支援の制度や施策は、1年1年改善されたり変更されたりもするので、これっきりでなく、出来れば変更があれば改定版を出してほしいと思います。

ぜひ、実際に読んでいただいて、「もっとこういう情報がほしい」「ここは、こう改善してほしい」などの声をお寄せいただきたいと思います。

すべての内容は、和束町ホームページでも公開されていますので、ご覧下さいね。

→「わづか 子育て支援 ガイドブック」


がんばる26才

2012-06-18 20:13:58 | こんにちは、日本共産党です!

今日の午前中、日本共産党6区予定候補の、上條亮一さんと宣伝したり、訪問でのあいさつに回ったりしました。

朝9時半に、白栖橋交差点のところで朝のあいさつをかねて、訴えをしてもらいました。

前を通る車から、けっこう激励をいただきました。

その後、お昼まで、住民のみなさんを、いろいろと訪問させてもらって、今の政治や生活などについて話をお聞きしました。

「消費税に頼らない別の道があります」との打ち出しの、パンフレットをお渡ししながら、上條さんも静かな物腰ですが、じわっと熱く語ってくれていました。

26才という年齢には、やはり、みなさん注目というか、驚かれますね。

でも、これだけ政治が乱れて、先行きが見えにくい中で、彼のような若い力は、間違いなく必要とされている・・

そんな確信をあらためて感じましたね。

訪問活動の後、中尾園さんの「竹の子」でお昼ご飯を一緒に食べて、

次の活動場所の南山城村に行く前に、釜塚橋でもう1回宣伝をして、今日の活動を締めくくりました。

ごくろうさまでした!

また次の機会にも、いろいろと案内したいと思います。

 


父の日

2012-06-18 00:55:43 | 子育て奮闘中!

今年の父の日は、父親にとっては、屈辱的な日になってしまいましたね。

子どもの日に原発稼働ゼロになったのに、よりによって父の日が再稼働とは・・・

本当に許せん。

東海村の村長さんが、「でたらめ」と言った政府の再稼働。

でたらめな判断で、国民の命を危険にさらす。そんな総理も政権もいらない。

新聞報道で、「おおい町が悪者になった」との地元の苦しい思いが紹介されていたけれど、悪者は政府であり、電力会社であり、背後で操る財界です。

国民を「停電するゾ」と脅し、原発立地の住民には「仕事がなくなるゾ、お金がなくなるゾ」と脅し・・・そうやって、いつまでも原発に依存させようとする巧妙なやり口。米軍基地問題と同じような構図ですよね。

でも、沖縄が変わったように、原発だって変わる。

父の日に、あらためて決意かな。

 

さて、我が家では、小5のじゅんが、メンチカツを作って、「もてなし」てくれました。

こ~んな感じでした。

↑ 右の泡は、ビールです。これも、じゅんが、私に「おこづかい」をくれて、私が買ってきたものです。

なかなかの味で、とてもおいしかったです。

さすがに私も、小5の時にメンチカツは作らなかったし、すごいんだねえ。

ありがとうでした。

それと、何と言うのか、母の日のカーネーションのようなのをプレゼントしてくれました。

 

自分の父親は、もうすでに亡くなっているので、何もできませんが、

仏壇に、ささやかながら、昔、よくプレゼントした、缶ビールを供えておきました。

母親が早くに亡くなったので、父との関わりが強かったかなとは思いますが、あまり親孝行なんてできなかったですね。亡くなる時も、そばにいてやろうと思えばいてやれたのに、やれなかったし、ある意味、ずいぶんな親不孝ですよね。

自分は、これから、どんな父親になれるのか、楽しみでもあり、こわくもあり・・・どうなる事やら。


大飯原発再稼働 正式決定に抗議する

2012-06-16 14:33:40 | こんにちは、日本共産党です!

政府が、大飯原発3,4号機の再稼働を正式に決定しました。

「国民生活を守るため」と野田総理は言ってましたが

その国民の多くは反対し、昨日も首相官邸前に1万1千人が抗議で集まりました。

しかし、マスコミは、オウム容疑者の逮捕をトップニュースとし、この国民の行動をまったく無視。

「しんぶん赤旗」は、1面トップで報じましたが、他紙はとても小さな扱いでした。

首相官邸前に、一万を超える人々が押し寄せている事をまともに報じないテレビ、新聞などのマスコミ。

一方で、民自公の密室談合を事細かに伝え、「合意」した事だけを強調し、国民にとってどんな合意なのかは触れない。

あまりに、ひどすぎます。「しんぶん赤旗」をぜひ読んでもらいたいです。

それにしても、原発再稼働はありえないです。

昨日の議会でも質問したんですが、原発事故がもし起きた場合、和束町としてどんな備えがあるのか?

担当課の答えは、防災計画の見直しをする予定・・・つまりは、何もないと言う事です。

福島の事故は、原発が立地している地域だけの問題ではない事を明らかにしたわけで、大飯原発で事故が起これば、その被害は大飯町や福井県内だけにとどまりません。

しかも、安全対策なるものは、ほとんどが予定で、まだ何も手をつけていません。要は見切り発車です。

危険を承知で動かす・・・これが総理大臣の政治判断!

国民の生活のためといいながら、事故が起こればとりかえしのつかない事になる危険を押し付ける。

国民のためと言いながら、その国民の反対の声に官邸は包まれている。

それでも、再稼働に走るのは、結局は国民のためではなく、財界や電力会社の儲けのためだから。

そこまで、財界のいいなりの野田政権は、原発と同じ、それ以上に危険な政権としか言いようがないですね。

絶対に許せません。

 

 


6月議会がはじまります

2012-06-15 00:33:25 | 議会報告&議員活動

明日、というかもう今日ですが、6月定例議会が15日から始まります。

和束民報を14日付の朝刊に折り込みましたので、お手元にある方は、ぜひお読みください。

15日は、午前9時半に開会し、常任委員会や広域連合などの報告があった後、一般質問をします。

今回は、私もふくめて2人が質問します。人数としては、あいかわらず低調ですが、頑張りたいと思います。

私が予定している一般質問の内容は、以下の通りです。

1.定住人口の増加にむけたとりくみの強化を

(1)若い世代向けの町営住宅の整備を。早急に整備方針を持ち具体化を。

(2)空き家バンクの早期整備を。現状と今後の方向性は。

(3)定住を検討する機会を提供する「定住体験・お試し」施設(仮称)の整備を

(4)Uターン・Ⅰターン者への支援を本町でも検討を。

2.保健センター整備の方向性について

(1)過疎計画に位置付けられているが、どのような内容を考え、どこまで検討し進捗しているのか。

(2)保健福祉を支えるマンパワーの確保・充実をどう進める方針なのか。

3.公共交通の充実について

(1)コミュニティバス運行にむけての検討はどう進んでいるか。

(2)高校生通学補助を全額補助に拡充を

私は2番目で、午前中になるか午後になるか微妙ですが、とにかく頑張ります。

初日は、その他、専決処分による補正予算や税条例、国保条例の改定などを予定しています。

よろしければ、ぜひ傍聴にお越しくださいね。

 


弥勒磨崖仏の周辺は「観光地として魅力的となった」か?

2012-06-11 14:20:38 | Weblog

昨日の午後は、加茂の文化センターで開かれた、加茂ウィンドオーケストラの定期演奏会を聴きにいきました。

やっぱり、生演奏は良いですね。

楽器を操る団員のみなさんが、とても素敵ですね。

ありがたい事に、この演奏会は無料で入場できたんですが、大坂の橋下市長のような考え方が、もし広がれば、こういう演奏会もだんだん足を運べなくなるのかも・・・と思いながら、演奏に耳をかたむけていました。

高校生や子どもたちなんかの姿もたくさんありましたが、身近で気軽に音楽に触れられる環境は、何にも代えがたいものです。

何もかも「儲かる、儲からない」の世界で塗りつぶさせてはいけないとあらためて感じましたね。

オーケストラのみなさん、ありがとうございました。

 

さて、みなさんは、和束に「弥勒磨崖仏(みろくまがいぶつ)」という文化財というか史跡があるのをご存知ですか?

↓ これの事なんですが

府道を車で通っていると、和束川沿いに見えてくるもので、なかなかいいものなんです。

ただ、ここに行くのが、なかなか大変なんです。

案内もないし、草もボーボーで、道もあるようなないような・・・

ずいぶん昔に、その事を指摘して、もう少しちゃんと整備したらどうかと言っていたんですが、

この間、ようやく整備というか、少しはましになったらしく、

先日の産業常任委員会に出された資料でも、昨年度、「弥勒磨崖仏周辺伐採等整備事業」として、約157万円をかけ、「弥勒磨崖仏周辺を整備する事で、保護及び観光者の安全の確保、観光地として魅力的となった」とまとめられていました。

それで、今朝、実際どんな感じなのかと、見てきたんですが・・・

とりあえずご案内しましょうか。

ここは、入口で、左に入っていきます。
でも、以前は、ちょっとした案内があったんですが、ないですね。

↓確かに、草は刈られてましたが、ただ刈っただけって感じで・・・

↓本当の道はどこなのか、とりあえず見えているコンクリートのところを行くしかないですね。

↓もう少し歩くと・・・ほとんどジャングルみたいなんですが・・・

↓ふと、振り返ってみると・・・どうよ、これ?

↓この、小さな頼りない木の板を渡っていくと・・・

↓ 竹やぶの向こうに、何となく見えてきたかな?

↓ 見えてきましたねえ

↓ ようやく、到着。大きな石に仏が彫られています。

↓ もう少し、接近しましょうか。これ自身は、なかなかいい感じのものですね。

↓ もう1枚。

久しぶりに来て見ましたが、前とどう変わったのか。何を整備したんでしょうね。

確かに前は、この仏にもっと木や草がかぶさっていたと思うし、それが少しは改善されたようです。

でも、要はそれだけで、「観光者の安全の確保、観光地として魅力的となった」とは、どうも思えないですね。

この磨崖仏がいったい何であるかの説明も、あいかわらずないし。

これから、まだ整備すると言う事ですかね。

和束に観光で来られた方が、気軽に安全に見に行ける場所では、まだないと思います。

このような状況で、「観光地として魅力的となった」と真面目に思っているのなら、和束町が目指す観光ってどういうものなんでしょうか・・・と思ってしまいます。

いずれにしても、現状では、とても案内できるようなものではないので、

もう少しちゃんと整備してもらいたいものですね。


再稼働問題で町長に申し入れ

2012-06-06 12:37:12 | 議会報告&議員活動

お昼前に役場に行き、大飯原発の再稼働問題で、町長に申し入れをしてきました。

全文はこちら↓

文書にもありますが、和束町は原発群から90キロ~100キロ程度しか距離がなく、重大な事故が起これば、深刻な被害を受ける事は明らかです。

そういう意味でも、自治体の責任者として、無謀な再稼働の動きに対してどういう姿勢なのか、具体的にどう行動するのかも問われます。そのあたりを確認したいと考え、申し入れを行いました。

町長のこれまでの姿勢は、原発は将来的にはゼロにしていく必要がある、しかし当面は安全性を確保しつつ・・・というものですが、それでも、いま政府がやろうとしている再稼働については、おかしいのではないかとの話でした。

具体的に町長として政府や府などに要請をするというものはありませんでしたが、原発に近い北部の自治体などでの動きを後押しする中で・・・みたいな話をされてました。

私は、いざ事故となれば、原発に近い自治体だけの問題ではなく、90キロの距離などは放射能には何の意味もなくなる、和束もお茶も含め、重大な事態になる事は間違いない、しかし今は、事故が起きても何の対策もない、そういう意味では、自分自身の問題として対応する、そういう姿勢が必要だと要望しました。

町長は、福井県知事がなお慎重な姿勢をとっている背景には、様々な運動が反映しているし、政府もそう簡単に判断できないのではないか、と言われてました。

ある意味、ますます世論が大事ですよね。

 

 


いろいろへんないろのはじまり

2012-06-05 13:41:33 | こどもの本

この本の作者は、アーノルド・ローベルという人で

他にも、いろいろと面白い作品がある人なんですが

それは、またの機会として、

この「いろいろへんないろのはじまり」は、まきたまつこさんの訳で、富山房(ふさんぼう)というところから出版されてます。

このお話は、「ずっとむかし、いろというものは ありませんでした」という出だしではじまります。

昔は、くろかしろ、そのあいのこであるはいいろしかなかったとのこと。

魔法使いが、そんなのはおかしい!と考えていたら、ひょんなことから、新しい「いろ」ができました。

それは「あおいろ」でした。

またたくまに、世の中は、あおいろに染まっていきます。

はじめは良かったんですが、だんだん、みんなの気持ちがブルーに悲しくなってしまい、

魔法使いは、今度は「きいろ」を作りました。

あっと言う間に、世の中がきいろに染まっていきますが、これもはじめは喜んでいたのですが、今度はだんだんまぶしすぎるという文句が出てしまいます。

魔法使いは、今度は「あかいろ」を作り、世の中が真っ赤に染まりますが、今度はみんな怒りっぽくなって、あちこちでけんかばかりの世の中になってしまいます。

魔法使いは、新しいいろを作ろうと必死にがんばりますが、出来る色は、あお、きいろ、あか、ばかり。

困っていた時に、3色のいろがまざりあい、いろいろないろがどんどん生まれてきました。

たくさん生まれた色を、人々は上手に使って、世の中はカラー写真のようになって、魔法使いが言うように、「まったく、もうしぶんのない、よい、ながめ」になって、このお話は終わります。

このお話は、いろいろなことを考えさせてくれますよね。

いわゆるブームとか流行っていいますが、すぐにひとつの色に染まってしまう、染められてしまう人間社会を風刺しているかのようです。

誰かが「あかがいい」と言ったら、あっという間に「あか」に染まってしまう。
昔、バナナが身体に良いとか、納豆が身体に良いとかテレビで流されると、次の日のお店には、バナナも納豆もあっと言う間に無くなってしまう事がありましたよね。政治の世界でも、同じような事がくりかえされている感がありますが。

世の中には、いろいろないろがあるから、うまくいっている、という事も教えているようです。

みんな違って、みんないい、というのは金子みすずの有名な詩の一部ですが、みんなそれぞれに個性があり、かけがえのない存在だと、一般的にはよく言われますよね。

でも、世の中の実際というのは、なかなかそうはいきません。
いつの間にか、何となしに、個性は殺されて、1つの色にまとめられてしまっていることがよくありますよね。

異論を許さない雰囲気というか、言いたい事が言えない、黙ってしまう

そんな世の中は、表面的には、うまくまとまっているようですが、実はとてももろいというか、崩れやすいものだなあと思うんですね。間違いも犯しやすいとも言えます。原発もそうでしたけどね。

いろいろな色があり、それを認め合う世の中であってこそ、みんなが幸せになれる・・・

そんなことを、もしかしたら、考えさせてくれる絵本なのかもしれませんねえ。

まったく関係ないのかもしれませんがね。