こんにちは 岡本しょういです

京都の南部、和束町で日本共産党の町会議員をしています。町や議会などの情報をお知らせしています。

給食費の増額調整は納得できない

2012-02-28 20:04:42 | 希望を育む教育を

今日は1日、委員会がありましたが、その事はまたご報告したいと思います。

さて、一昨日、学校から「平成23年度学校給食費の清算について」との文書が配られました。

それが、これです。↓

和束小学校の給食費は、月額4100円なんですが、文書の表の右欄にあるように、3月分は5250円~6250円と、はるかに超過した額が請求されています。

なぜそうなるのか。

和束小では(中もですが)、最終の清算の時に、1食当たりの単価(250円)を算出基礎にして、年間の給食回数が掛け算されています。それで計算すると、上記のような額になるというわけです。

でも、これは、おかしいと思うんです。

このやり方で算出すると、例えば、もっとも高い2年生から4年生の場合、平均の月額が4295円と、ほぼ4300円になってしまいます。

じゃあ、月額4100円というのは、一体なんなのか?となりませんか?

2年前に、給食費が大きく値上げされました。

その際に、保護者に配布された、教育長名の文書では、値上げ額として示されたのは、「月額600円」です。
1食当たりの給食費も、215円から250円にするとの表はありましたが、あくまで値上げ額として提示されたのは、「月額600円」です。

しかし、今回の清算では、月額800円ほどの値上げと同じことであり、月額600円よりも多い事になってしまいます。

保護者には基本的に月額で提示しながら、清算の時だけ1食当たりの単価を持ち出して、値上げ以上の額を徴収するやり方は、やはりおかしいと思います。

何よりも、経済状況が厳しい中で、いつもは4000円くらいの負担が一気に6000円を超える額を請求される、2人子どもがいたら給食費だけで1万円をはるかに超えてしまう。こんなひどい事はやめてほしいです。

そもそも、月3500円が4100円に値上げ(中学は月3800円が4400円)された事自身、大きな負担増だったのに、それ以上の負担を求めるのはおかしいです。

こんなやり方は、周辺の自治体ではされていません。
木津川も精華も宇治田原も、清算はするにしても月額以上の徴収はせず、もし不足すれば公費で補てんされています。

それが当たり前だと思います。

 このとこは、昨年も指摘したんですが、今度こそ改善させたいです。


「春を呼ぶ 茶源郷からの灯り」

2012-02-27 10:37:53 | 小さくても輝く和束町に!

2月24日から26日までの期間で、和束町運動公園内を会場に、「春を呼ぶ茶源郷からの灯り」というイルミネーション・イベントが開催されていました。

確か、昨日の朝刊でも紹介されていたので、ご存知だった方も、見に来られた方もおられると思います。

そのイベントに、私も家族で、25日に行ってきました。

その日は、朝から天候が不安定でしたが、夜は何とか持ち直して良かったです。

なかなか幻想的で良かったですよ。
ちょっと、雰囲気をご紹介しますね。

灯りは、竹や牛乳パックを中心に約3000個あるそうで、特に牛乳パックの灯籠は、いろいろなデザインが楽しめて面白かったです。

小学校でも、牛乳パックの灯籠作りをしたそうで、じゅんが自分の「作品」を見つけて教えてくれました。
↓真ん中のカメの形のやつが、じゅんの作品だそうです。

会場には、竹のオブジェもいくつか展示されてました。
なかなか面白いと言うか、すごいですね。

会場では、クリスマスの時のような、電気によるイルミネーションも少しあったんですが、電気と言うのは、やはり明るいものなんだなあとあらためて感じましたね。
ろうそくの灯は、かなり暗いですが、何となく落ちつく明るさを感じます。
電気は、そんなに明るさは強くないのでしょうが、それでもはるかに明るく感じました。
昔、電気が開通した時の明るさは、今でいえば20ワットくらいのものだったらしく、そんなに明るくはないのですが、それでもろうそくの灯になれた人々にとっては、太陽のように明るく感じたのかもしれませんね。

原発事故で、電力やエネルギーのあり方が鋭く問われていますが、事故前までの私たちの生活は、必要以上の明るさを当たり前に思っていたのかも知れませんね。

素朴な灯りのイベントに行ってみて、そんな事も思ったりしてました。

イベントを主催された、和束青年ネットワーク会議や商工会のみなさん、本当にご苦労様でした。


ピーター・パン

2012-02-24 09:12:50 | こどもの本

「ピーター・パン」は、これまた有名な存在ですね。

これは、ジェームズ・マシュー・バリというスコットランドの作家・劇作家の作品で、よく劇とかでも上演されてきたものです。

大人にならない(なりたがらない)永遠の少年・・

海賊フックとたたかう空を飛ぶ少年・・

ピーター・パンを読んだことがない私でも、そんな事は知っているのは、幼い時に、もっと簡易な絵本とかで見たり、読んだりしていたのかもしれません。

今回、はじめて読んでみましたが、正直いって、まだよくわからない感じです。

図書室でお借りした岩波少年文庫の巻末に、原作を直訳したので少し難しいかもと書いてたとおり、突拍子のない表現や登場人物のセリフや行動に、ついていけず、あまり理解しないまま読み終えた感じで、再読したらもっとよくわかるのかもしれません。

ただ、ピーター・パンという少年のイメージは、かなり変わりましたね。
これまでは、とても純粋で、正義感が強く、やさしい、といった人物像を勝手につくりあげてましたが、純粋というのは当たっているかもしれませんが、一言で言ってしまえば、「自分勝手でわがままな少年」がピッタリです。

常に自分中心で、自分の都合でしか動かない、人の事はあまり考えていないのが、ピーター。

ピーターは、嫌な事はすぐに忘れて、けろっとしてます。

ある意味、それが子どもと言う事なんでしょうね。

子どもは、良い事ばかりでなく、嫌な事もたくさん経験して、その中で、いろいろなルールを自分で作り、または縛られる事が多くなって、大人になっていくのかもしれません。

子どもの時にピーターと空を飛んで、おとぎの国に行ったウェンディーはそのうち大人になって、空を飛べなくなり、「飛ぼう」と誘うピーターにこたえられなくなります。

ずっと子どものままでいたい、大人になんかなりたくない、というピーターと、大人になっていくピーター以外の子どもたち。

大人になると言う事は、自由がなくなる側面もあるけれど、子ども時代にはない、経験できない違う意味での自由を獲得する事でもありますよね。
ピーターは、悪く言えば、いつまでも成長できない存在とも言えますね。

でも、ピーター・パンは、永遠のヒーローとして、とても人気があり、あこがれでもあります。

それは、大人になる事は、ピーターを否定する事では無くて、ピーターのような自由さ、気ままさ、純粋さ、勇気、自分を主張する姿を失わない大人になりたいとの願望なのかもしれないですね。

自分の意見を持ち、しっかり発言しよう。
ダメな物はダメと言えるようになろう。
みんなと仲良くして力を合わせよう。
やりたい事は、やってみよう。

子どもの時に、「大人」から散々言われることがありますね。

でも、これは子どもの時にだけできる、やれる事ではなく、大人になっても、いろいろな経験をして成長した大人として、すべきことなんでしょうね。

「飛ぼうよ」と誘うピーターは、本当は飛べるのに、いろいろと理屈をこねて、飛ぼうとしない、飛ぶ意欲をなくしている大人たち・・・
だけでなく、子どもなのに、「大人」のようになって飛ぼうとしない子どもたちへのエールなのかもしれないですね。 


学童保育の指導員体制、ようやく嘱託複数へ

2012-02-23 14:44:39 | 子育て安心の町に

今朝、和束町のホームページを見ると、「指導クラブ指導員(嘱託職員)の募集について」との情報がアップされていました。

内容を見ると、主任指導員と指導員が1名ずつ募集となっていました。

これまで、学童保育の指導員体制は、長い間、アルバイトのみの体制でしたが、3年前くらいに嘱託1名体制になり、それ以降も、せめて複数体制にしてほしいと要望してきました。
ちょうど1年前に町長に予算要望をした際に、複数体制の意向を聞き、実現できると思っていたんですが、結局は現状維持で、予算の審議の時には、かなり厳しく指摘してました。
今回、ようやく具体的に募集が出されてので、複数体制を実現できそうです。

ただ、新年度がもう目の前という段階で、今から募集をかけて人が集まるのかと少し心配ではあります。

それに、雇用条件を見ると、報酬の月額が、主任で13万6100円、一般指導員で11万4200円で、通勤手当や一時金も出るとは言え、そんなに良い条件とは言えません。
遊び盛りの子どもを保育する事を考えれば、本来は、若い世代の人材も求められているとは思いますが、この雇用条件では、なかなか厳しいかもしれませんね。

嘱託職員を複数にするのは前進ではありますが、本来は、正職員を1名は配置すべきだと思います。
今回の前進は喜びつつも、さらにもう1歩の前進をめざしていきたいですね。

どちらにしても、あまり時間がない中で、ちゃんと人材が整備されるよう強く願います。


トムソーヤの冒険

2012-02-21 09:50:35 | こどもの本

最近、いわゆる児童書を読み始めてます。

子どもが生まれて以来、絵本の読み聞かせを、ほぼ毎日してきて、小学1年生くらいまで続いてましたが、こどもがこども自身で本を選んで、好きな時に読むようになってから、読み聞かせも縁遠くなっています。

子育てサロンのスタッフをしているので、時々してはいますが、絵本や子どもの本との「つながり」が、だんだん薄くなってました。

最近、ある本を読んで、あらためて子どもの本に興味が出てきたのをきっかけに、自分が子どもの時に読んだ本なんかも、あらためて読んでみたくなって、読み始めています。

以前、このブログで、絵本の事を書いてみようと思ってたんですが、なかなか続かずに、凍結状態でしたので、これを機会に、子どもの本をテーマに、読んだ感想とかを中心に、少しずつ何か書いていきたいと思います。

記念すべきトップバッターは、「トムソーヤの冒険」です。

あまりにも有名で、誰もが題名くらいはご存知だと思います。

昔、「世界名作劇場」というアニメ番組がありましたが、それでもありましたね。
私は、まさにタイムリーで視てました。主題歌も完ぺきに憶えてます。

かなり昔に読んだ本がまだ残ってたので、あらためて読みました。

この話は、トムという腕白少年を主人公に、主にハックルベリーという親友との冒険や様々な出来事を描いた物語です。

自分なりには、この物語には3つのヤマがあるなあと思います。

1つは、ベッキ―というガールフレンドの失敗をかばった場面。
好きな女の子が困っているのを、いろいろな思いがありつつも、最後は「男らしく」かばって、ベッキ―の「罪」を引き受けます。

2つ目は、ハックルベリーとジョーという友だちと「海賊ごっこ」をして、家に帰らず、嵐とかもあって家の人が心配し、そのうち子どもたちは死んだと思われて、葬式までされようとします。トムは、その情報を察知して、自分たちの葬式の場に登場して、みんなをびっくりさせる作戦を実行します。

3つ目は、ハックルベリーと墓場での殺しの現場を見てしまい、真犯人を知ってしまう大事件。本当の事を話したら、自分たちがひどい目に遭うかもしれない、と恐怖に襲われますが、濡れ衣を着せられた老人を見捨てられず、勇気を出して法廷で証言します。

この3つの場面を読んでみて、「ヒーロー・英雄になりたい!」っていう子どもの純真さやいたずら心に脱帽するし、不正を受け入れない子どもたちの勇気や良心の素晴らしさを感じますね。
子どもという存在のまっすぐさがまぶしく感じる物語です。

同時に、物語の中で、さりげなく、子どもたちの言葉を借りて、当時の社会に対する作者・マークトゥエンの鋭い視線が感じられるのです。

殺人の真犯人であるインディアン・ジョーを見張るため、ハックルベリーは干し草場を選びますが、そこで働く黒人の事を話します。

ハックルベリーはこう話す。

「むこうも、おれをすいているし、おれもすきだな。それはな、おれが白人ぶるようなことをなにひとつしねえからだよ。じいさんとおなじ場所で、おなじものくって、おれはへいきなんだ。そんなとこ、みんなに見られちゃ、まずいことになるのは、百も承知さ。だがよ、こっちも人間なら、あっちも人間さ。なに、かまうことあるかい!そうじゃねえか?」

当時の(今もそうであろうが)アメリカ社会は、黒人に対する人種差別が激しかった事が、ここには表現されてます。
このハックルベリーの言葉は、多分、マークトゥエンの言葉なんだろうと。

ハックルベリーの話に、トムは「そら、そうさ」としか答えていません。
でも、ここに、人種差別を乗り越えて、未来を担う、まさに未来社会の人である、子どもたちの可能性や希望が感じられたんです。

トムソーヤの冒険は、時代を乗り越えていく子どもたちのたくましさを伝えてくれているのかもしれませんね。


 

 


「神話」が崩れるとき

2012-02-20 09:19:22 | Weblog

この土日は寒かったですね。

それに、この冬はじめて、「真っ白」状態にもなりました。

日曜日の早朝などは、道路が少し凍結もしていましたが、幸いにもたいしたことはなく良かったです。

さて、昨日の午後は、南山城村のやまなみホールに、コーラスの出演があり歌ってきました。

村では毎年、文化のつどいをされていて、この間、出演をさせていただいています。

村では、本当にたくさんの文化サークルなどが活動されていて、たくさんの方がホールに足を運んでおられました。
ホールの維持管理は大変でしょうけど、こういう施設がある事で、文化の広がりが生まれているのを、うらやましく思いますね。

出演では、「冬景色」「雪」「早春賦」「ふるさと」「微笑の空に」を歌いました。
「とても、良かったですよ」と声をかけていただいて、うれしかったです。

家族で来たのですが、じゅんは、「囲碁・将棋コーナー」で、名人のようなおじいさんに相手をしてもらい、何度やっても勝てず、いろいろと教えていただいていました。
勝てないのは悔しそうでしたが、どうすれば勝てるかと、いつになく真剣な顔でがんばってました。
最後に、1回だけ勝てて(勝たせてもらったかな?)、ちょっとうれしそうでした、

和束でも、村のとりくみに学んで、文化の風をおおいに吹かせたいものですね。

 

さて、今朝の新聞に、福井の高浜原発が定期検査関に入るため、関西電力の原発稼働が明日未明にもゼロになるとのこと。

「安全重視も経済打撃」とのリードがあるが、関西電力は先日の会見で、原発が全部停止しても、電力は安定供給できる見通しと言っていた。

だったら、それで良いじゃないと思う。

というか、これまで関電や政府が、さんざん言ってきた「原発がなくなれば電力がもたない、足らない」が、ウソだったという事ではないか。

「やさしくなりたい」でヒットを飛ばしている斎藤和義さんが、原発事故直後に「ずっとウソだった」という、「ずっと好きだった」という自らのヒット曲の替え歌を動画サイトで歌ったんですが、まさに「ずっとウソだった」事が、21日未明に明らかになるわけです。

斉藤和義 ずっとウソだった

「原発が再稼働しないと、経済が打撃を受ける」という話も、本当なのか?

というか、福島の事故で起こっている現実を見れば、そんな事行っている場合じゃないと思う。

事故が起これば、経済どころか、地域丸ごと破壊される、何よりも、命が危険にさらされ続ける・・

福島の事故は、それを教えているのではなかったか。

以前、「しんぶん赤旗」に、女優の松田美由紀さん(故 松田優作さんの奥さん)が登場して、発言されていました。

原発をなくし、自然エネルギーをと言うけど、なかなか難しいとか言う人に「それは、やましい考えを持っているからだ」と。

もちろん、暮らしとの関係で「背に腹は代えられない」との思いからの人もおられるが、そういう方を指して言っているのではない

原発の安全神話を振りまき、大儲けをしてきた、いわゆる「原子力ムラ」の住人たちのこと。

「大変だ」「大変だ」と騒ぐのは、自分たちの儲けや利権が危ないからであって、国民の事を心配しているのではない。

もう、作られた「神話」に騙されてはいけないです。

崩れた神話を復活させないために。

この事は、いま政府やマスコミが必死にわめいている「消費税増税しかない」というキャンペーンも同じではないか。

土曜日の夕方に宣伝で訴えましたが、「消費税増税しか道はない」との「消費税神話」に、「ちょっと待って」と。

「本当にそうなのか?」

まず、ここからスタートする事が、「神話」に騙されない「秘訣」です。


予算要望のつづき

2012-02-17 13:24:56 | 議会報告&議員活動

予算要望の続きです。

14日の町長への申し入れでは、午前10時頃から2時間ほど時間をいただきました。

予算要望の取り組みは、ここ10年ほど続けている取り組みで、毎年、少しずつではありますが、町の施策に反映させて、成果をあげてきています。
2011年度で言うと、中学3年生までの医療費無料化、乳幼児のインフルエンザ予防接種や高齢者の肺炎球菌ワクチン接種への補助、保育園でのクーラー完備、町アルバイト登録の通年化、和束大橋交差点信号機の横断時間延長などなど。

今回の要望では、前回の内容や成果を土台に、特に東日本震災・原発事故を受けての防災対策の充実を重視しました。
その他、光ファイバーの早期整備、自然・再生エネルギーの開発、府の拡充方針を受けての子どもの医療費無料化の拡充(高校生まで)、学童保育の負担軽減や職員体制の充実、介護保険料や国保税の負担軽減、過疎計画で位置づけられている保健センター整備の方向性、茶業振興とともに、それ以外の産業づくりなどを主に申し入れをしました。

予算発表前なので、あまり具体的な話は聞けませんでしたが、町長は「茶源郷は景観だけの事ではなく、住みやすいまちにとの思いがあり、その方向の中でいろいろと進めていきたい」と、取り入れられるものは反映していきたいと話していました。

具体的な話が少しできた点で言うと、

・広報紙の無条件での全戸配布は町長も同意見で、「行革が原因というなら、それは恥ずかしいこと」と。

・光ファイバーについては、役場までは整備され、あとは各家庭につなげるだけなので、何とか民間業者に早期に整備するよう求めているとの話。

・間伐材の利用などで再生エネルギーの開発や、雇用増につなげたい。

・試行中のバス代補助は、利用者はあまり増えていないが、来年度1年間継続して様子を見たい。

・子どもの医療費無料化のさらなる拡充は来年度は予定していないが、現物給付への改善は進めている。インフルエンザ接種の補助は、小学生への拡充は前向きな感じ。

・保健センターの検討は、診療所の耐震性強化、高齢化、医師の確保という3点の観点から考える。

・今年度でいったん終了の雇用促進協議会は、4月からとりあえず活性化センター、カフェ協議会などに事業を引き継ぎ、7月から新しい事業を展開できるよう検討中。その中で、スタッフの確保も進めたい。

などが話題になりました。

来年度予算は3月議会に提案され、審議します。

予算要望を土台に、おおいに暮らしの声を反映させたいと思います。


予算要望

2012-02-14 14:20:12 | 議会報告&議員活動

昨日は教育委員会、今日は町長に、来年度予算に向けての要望をしてきました。

教育委員会向けでは41項目、町向けには140項目にのぼるものです。
容量関係で、全部アップできませんが、申し入れの中で、話になった事を中心に紹介します。

今回は教育委員会の関係を書きます。
まず話になったのは、教育費負担の軽減の事です。
経済状況や雇用が悪化する中で、義務教育ではあっても教育費負担はけっこう重いです。
具体的には、就学援助の充実をはじめ、たとえば中学入学時にかかる諸負担の軽減、修学旅行費用の全額補助、学校給食費の無償化・年度末調整による追加徴収をしない、などを指摘しました。

就学援助については、この間、学校での制度紹介や対応も強めているとの事で、利用も増えていると話があり、「どんどん使ってほしい」との意向も示されました。こちらからは、就学援助制度の周知内容をわかりやすいものにする事、申請用紙を全保護者に配布する事などをあらためて要望し、配布については検討するとの返答がありました。

給食費の年度末調整で、決められている月額(小学校で言えば月4100円)をはるかに上回る額が請求される点については、給食費は1食当たりの単価×提供日数で計算するからと言われ、月額が基本ではないとの話がありました。しかし保護者の方では月額を基本と考えているのが普通ですし、入学の際の説明でも月額で紹介されるのが一般的です。他の自治体では、月額を基本にして、もし予算が不足すれば保護者から徴収するのでなく、公費で補てんしているのが多く見られますし、それが本来だと指摘し、あくまで月額以上の負担を求めないよう要望しました。

学校などの教育環境の充実については、まずこの間の学習指導要領改定にともなう影響について話になりました。
改定で教わる内容が大幅に増え、それにともない授業時間が増える中で、子どもも先生もかなり負担がきつくなっています。
30人学級の採用や、教科により少人数で授業を行うなど、よりていねいな対応ができるよう、そのためにも体制を充実する必要性を要望しました。また現在、検討されている土曜日の活用などの方向性も聞きました。

教育委員会からも学校現場での臨機応変的で一定柔軟な対応の中での努力がされ、体制的には厳しい中で努力している事が紹介されるとともに、先生の資質の向上も大事との話もありました。こちらからは、指導要領の改定で人数だけでははかれない負担がかかっており、どの学年も複数体制でのフォローが必要であり、独自に先生を確保してでも体制を充実してほしいと要望しました。
土曜日の活用の方向については、この間、府の方で抽出調査が行われて、実態などを把握し、近い将来に月1回などのペースから「土曜日授業」が復活するかもしれない・・・との話でした。

今年度、週1回の条件付きですが、小学校の図書館に司書が配置された事業については、来年度は入る時間をもう少し追加する方向で考えているとの事。こちらとしては、中途半端でなく、常時配置されるよう強く要望しました。

教室へのクーラーの設置は、今年度の教室の温度調査を踏まえて、いよいよ実施かと思いましたが、来年度は設置にどの程度の予算が必要かを調査したいとの回答にとどまり、設置するかはまだ不透明です。
しかし、温度調査までしておいて、まだ1年先送りするのはおかしい、急いで設置するようかさねて要求しました。
猛暑については、一昨年以来の問題であり、あまりに動きが鈍すぎます。何としても来年度で設置するよう働きかけたいです。

それに関連して、運動会・体育大会の日程についても、もう少し余裕を持つよう指摘。
来年度は、小学校はいつもの第4土曜が祝日と重なっているからか、第5土曜の9月29日開催と遅めになるらしいですが、中学校は教育課程上、なかなか困難だとの話でした。

来年度からの中学での武道必修化への対応については、教育委員会もまだ不安があるとして、府での研修に加えて、管内の体育教師を対象にしたさらなる研修も必要との話がありました。和中では従来から柔道がされてきた経過はありますが、今度からは女子も行う事もあり、柔道は他の武道・スポーツと比べ、桁違いに事故が多い事もあり、教育委員会としても万全を期したいとの話でした。

小学生対象に取り組まれている、「金曜学習」の実施場所を学校にするよう求めた事については、学校で実施した方が合理的だと教育委員会も理解していると思われるのに、まだハッキリとした話はなし。中学ではずっと以前から学校での実施に変わっていて、小学校でできない事はないし、特に学童保育利用の子どもに大きな負担を強いている事から、来年度から何としても学校での実施にするよう求めました。

体験交流センター内の図書室については、司書の体制を複数にし、体制充実をはかるよう話しましたが、いまのところ現状で対応できるとの認識でした。本の貸し出し・返却だけの事なら対応できてるでしょうが、図書事業の充実をすすめる観点からだと、とても今の体制では困難です。引き続き、体制充実をさせるよう求めたいと思います。

だいたいこんな感じでしたが、今回の要望を生かして、教育環境の充実をさらに進めさせたいと思います。

 


震災・原発事故から11カ月

2012-02-13 12:55:00 | こんにちは、日本共産党です!

2月11日の午後、震災・原発事故から11カ月の宣伝をしました。

和束をスタートに、笠置、南山城をまわり訴えました。

和束では、ローソン前と中尾園前の2か所です。

震災、原発事故が起こってから11カ月になりますが、被災地は復興、生活再建のメドはまったくたっていません。

原発も、政府や東電は昨年末に、早々と「収束宣言」を出しましたが、ここ数日、原子炉の温度が上昇している事が報道されているように、何も収束していません。そもそも、原子炉の状態がわからないのに、何で収束なんて言えるのか、おかしすぎます。

未曾有の災害だったとは言え、再建の遅れは、まさに政治の責任です。

こんな事態になっても、政府の目は大企業・金持ち・アメリカにしか向きません。

前にも書きましたが、たった90億円でできる福島県の子どもたちの医療費無料化さえも、やろうとしない。
民主党1党だけの政党助成金だけで160億円。Fなんとかという戦闘機1機99億円。

福島の子どもたちの命よりも戦闘機1機の方が大事・・・これが今の政府の実態です。

そんな怒りをこめて、訴えました。


奥畑線ウォーキング

2012-02-06 09:16:19 | Weblog

昨日、投開票された京都市長選挙では、中村和雄さんが18万9971票を獲得、46.1%の得票率と、かなり迫りましたが、勝利できず本当に残念でした。

前回が951票差で、今回が約3万票差と言われると、引き離された感がありますが、前回は4人でのたたかいだったし、それにそもそも、現職の方は、政党で言えば、民主、自民、公明、みんな、社民と、共産党以外の主要な政党が、みんな相乗りです。政党の力関係だけで見れば、現職は圧勝してもおかしくないのが、ここまで肉薄したのは、とてもすごい事だし、大きな前進でもあると思います。

もちろん勝てなかった事は痛いし、変えるチャンスを逃した事は、もったいなかったですね。

特に、投票率の低さが残念です。
4割も投票に行っていない。6割以上の有権者が意思表示しなかった事が一番残念ですね。

今朝の新聞にも、棄権された方のコメントがいくつかありましたが、いろいろと理由はあるにしても、やっぱり投票しないと何も始まらないし、変わらないと思います。
棄権した人に政治が何をしようが影響ないなら、それも良いかもしれないですが、選ばれた市長がおこなう政治の影響は、棄権したしないに関係なく及んできます。棄権や白紙は、「変えられたくない」人たちにとっては、何の打撃にもならず、むしろ助けるだけです。

チャンスがあっただけに本当に残念です。
でも、社会を前に進めるたたかいに無駄なたたかいはありません。
市長選挙で得た宝を生かして、次のたたかいですね。

 

さて、昨日の日曜日は、久しぶりの陽気に恵まれましたが、そんな勢いも手伝ってか、ちょっと長めの散歩をしてきました。

家から徒歩で、白栖運動公園から石寺、加茂の奥畑、口畑とぬけて163号線、加茂駅というルート、以前、奥畑線として町営バスが走っていたルートを踏破してきました。

↓私の家がある別所陽光台から府道バイパスに抜ける道です。

↓和束茶カフェ、運動公園付近

↓旧西和束小跡、JA製茶工場付近

↓旧西和束小の跡地にも少し立ち寄りました。滑り台の名残かな?

↓府景観資産指定の風景のところ

↓石寺地域に入るところ。段々畑がきれいですね。

↓石寺をぬけ、加茂町内に入ったところ。

↓奥畑のバス停に到着。このあたりで、ちょうど1時間ほど歩いたかな。

↓どんどん、歩いて・・・

↓口畑バス停に到着

↓恭仁京跡を望みながら

↓ようやく、163号の信号だああ・・・!

↓恭仁大橋まで来ました

↓ついに、加茂駅が!

↓最終の目的地、駅東側の須田公園に到着!

家を出てから、2時間ちょっとのロング・ウォーキングでした。
さすがに、ちょっと脚にきましたが、公園のベンチで持参したおにぎりやおやつを食べて、元気回復。
公園で2時間ほど、キャッチボールやサッカーを楽しんで、帰りは夕方5時13分のバスに乗って帰りました。

2時間以上かかったのが、バスだと15分ほど。
やっぱり「文明の力」はすごいですねえ。

思いつきと勢いで歩いてみましたが、なかなか良いものでした。
たまには歩いてみるのもいいですね。

奥畑線のバスがないのは、いろいろな意味でもったいないし、何とか復活させて、有効的に生かす方法を考えたいですね。

ちょっと疲れましたが、いい汗の散歩でした。