寒いですね。
日曜日は、朝、「しんぶん赤旗」を配達していると、雪が降ってきて、みるみるまっ白になりました。
「どれだけ積もるの?」と思ったりしましたが、その日は午後から晴れてきて、あっけなく溶けてしまいました。
昨年の冬は、けっこう雪が多かったですが、この冬はどうでしょうか?
雪の日曜日は、午前中に、木津川市の東部交流会館で、相楽郡・木津川市としての日本共産党の「新春の集い」がありました。
今年の集いでは、ケイ・シュガーさんという方のコンサートがあり、とても素敵な歌を聴かせていただきました。ケイ・シュガーさんは、京都市生まれの女性で、現在、大阪の共産党が発行する地方新聞「大阪民主新報」の編集長を務めながら、音楽活動をされているんです。仕事を通じて出会った方や、出来事をもとに歌をたくさん作られているんですが、コンサートでは、痴呆症の奥さんを介護されている男性の事、子どもたちへの応援歌、ベトナム戦争、小林多喜二などをモチーフにした歌を披露してくれました。
音楽で自分の生き方を表現するシュガーさんの歌を聴きながら、日本共産党の一員として、自分自身はどう表現できているか、表現しようとしているか、あらためて考えさせられた感じです。本当に、素敵なコンサートでした。
さて、本題ですが、
今日、「相楽東部広域連合」の議会が初めて行われたんです。
朝9時半から、和束町議会の議場でという事で、傍聴をしたいと思い問い合わせてみると、連合議会として傍聴の規定も含め、様々な規則をこれから決めるとの事で、それが決まってからしか傍聴が出来ないとの話。議長などの役職を決めてからになるとの事ではありましたが、それでも傍聴の規則を定めるのは、2番目の議案だったので、10時すぎくらいには傍聴が可能になっているかなと思い、それくらいの時間に
議会に行ってみました。
ところが・・・・
「まだ、議長も決まってない。いま全員協議会をしている」との事。
全員協議会で、役職の配分などの協議をしているようでした。
「なんと段取りの悪い」と思いながら少し待ちましたが、なかなかだったので、一度議会を出て、11時前くらいに再度行きました。
ところが・・・・
何と、まだ議会が再開されておらず、少しの休憩の後、また全員協議会。
結局、議会が再開し、議長と副議長を選出したら、時間は11時半もすぎ・・・。
9時半からの議会で、午前中いっぱいかけて決めたのが役職だけで、具体的な議案は午後からに回され、結局、午前中は傍聴できず。なんと、まあ!
ところが・・・・
午後1時から再開された議会では、「順調」に、「シャンシャン」と進み、3時半までには、20あった議案や案件はすべて承認されて閉会・・・。
私は午後から用事があって、夕方4時半頃に行ってみると、「もう終わりました」で上のような話。結局、傍聴できず終いという結末・・・。
議長、副議長を決めるだけに午前中いっぱいの時間をかける一方、それと同じような時間で、20もの案件を「シャンシャン」と決めていく。
もちろん、今日は、議会や連合の組織としての根拠となる条例の制定が多くを占めていた事もあるにしても、予算審議もあり、情報公開条例や、定例会を年に何回開催するかの条例など、大事な議案もいくつかあったわけで、これでは単なる「承認機関」にすぎないではないか!・・・これからの連合議会の行くすえを見る感じでした。
中でも、重大だと思うのが、定例議会の回数を年に2回とした事。
各町村議会は年4回開催です。一部事務組合のケースと同じ扱いにしたらしいけれど、広域連合というのは、一つの独立した自治体ですし、しかも3町村の教育予算や取り組み全体に責任を負うのに、議会の関わりが、議員の数だけでなく、回数としても半減する事は重大です。しかも、これまでは、各町村議会での委員会でも教育分野を審議してきましたが、連合議会では委員会もありません。
子どもたちや教育をめぐる状況は、今までになく課題も多く、重要になっている時に、住民代表である議会、議員の教育分野への関わりを弱める事は、致命傷です。
これだけとっても、教育の後退と言わざるを得ないと思います。
議会、議員の関わりが弱まる事は、住民との関わりも弱くなる恐れが広がりかねません。今後の連合議会の動きをしっかりと監視するとともに、議会のあり方の改善を求めていく必要を感じました。各町村議会でも、可能な限り、教育問題の議論を保障させなければなりません。そして、連合議会や教育委員会への住民サイドからの活発な要求運動を進めていく事が大事だと思いますし、学校の保護者の1人としても、おおいに教育を良くする取り組みを進めなければと思っています。