こんにちは 岡本しょういです

京都の南部、和束町で日本共産党の町会議員をしています。町や議会などの情報をお知らせしています。

小学校卒業式

2008-03-19 14:36:39 | Weblog
 今日は小学校の卒業式でした。今年は25人で、人数が少ない世代です。子どもたちが少ないと、必然的に保護者の数も少なくなるので、一番後ろの保護者席は、何となくさびしい感じにも見えました。
 卒業証書が1人1人の子どもたちに渡された後、校長先生の祝辞。「病んだ社会を変えていく人間に」との言葉には同感の思いでした。病んだ社会になっているのは、まぎれもなく大人の責任。彼らが大人の仲間入りをするまでに、少しでも良い社会になるように、そして、彼らが「社会は変えられる」と思えるように、がんばらないといけないですね。
 小学校では、いつも「お別れの言葉」という呼びかけあいがあります。最初に在校生が、卒業生への感謝をこめて行い、「さよなら、さよなら、またあう日まで」と歌います。その後、卒業生が6年間のいろいろな思い出を織り交ぜながら言葉をつないでいきます。今日は途中で、一瞬というか、けっこう長い間があって、彼らも少しあせったようでしたが、頑張って最後までつなぎ、中学生と同じ「旅立ちのうた」で締めくくりました。
 退場のときに、みんな、何かをやり終えたような、良い表情をしていたのが、印象的でした。おめでとうございました。
 

予算委員会終了

2008-03-18 16:49:39 | 議会報告&議員活動
 ついさっき、昨日、今日の2日間開かれた予算委員会が終わりました。いつもの事ですが、準備不足を感じ、申し訳ない感じです。
 今回の予算委員会で、私が質問した問題は、次のような事です。
○職員体制の充実について
○運動公園、グリンティ、製茶体験工場、海洋センター、森林公園など、施設の有 効活用について
○学童保育の充実について(指導員の研修参加保障、おやつ代の増額、利用料の引き下げ
○保育サービスの充実(ゼロ歳児保育の実施)
○同和行政について(運動団体への補助金、運動団体主催の研修会などへの公費での参加、解放新聞のまとめ買いなどをやめる)
○一時保育事業の内容について
○東部3町村業務連携について(協議会の公開を)
○後期高齢者医療について(保険料の減免を、資格証明書発行はやめよ)
○障害者への支援(給食代、送迎費などへの補助、児童デイサービス負担への補助を)
○紙おむつ代への補助(対象の拡大を)
○健診費用の無料化を

という感じでした。まだいろいろ聞きたかったのですが、時間切れ。2日間といっても、1日目の半分以上の時間は議案説明だし、実質6時間程度の審議時間でしょうか。小さい町とはいえ、一般会計で25億円もの予算を決める事を考えれば、もっと時間をかけて議論するべきだと感じます。質疑をした議員も委員長を除いて11人中6人で、今日は午後から2人欠席で、採決にも加わらず。午後から欠席した議長は府の会議というが、自らの議会よりも優先する会議とはなんだったのか。もう一人の岡田議員も、欠席の届けはでていなかったのにどうしたのか。何となくしまらないというか、全体として低調な予算審議でした。
 私の予算審議の基本姿勢は、「町の財政も大変だが、住民の暮らしはもっと大変であり、出来る限りの創意工夫で、住民への還元を行うべき」という事です。予算的にはそんなにかからなくても、出来ることはけっこうあるものです。「お金がない」と思考停止にならずに、出来ることはやるべきです。
 来年度の予算では、一時保育事業の充実、中学生の通学定期代の全額補助、山の家研修所の改修、公共交通についての全世帯アンケートの実施など、これまで繰り返し要望してきた事も反映されました。今後もがんばります。
 3月議会は、来週の24日が最終日となります。お気づきの点やご要望など、ぜひお寄せくださいね。

中学校卒業式

2008-03-13 11:55:50 | Weblog
 今日の午前中、和束中学校で、卒業式があり出席しました。今年は、男女ともに22人ずつ、44人の子どもたちが、巣立ちました。本当に、おめでとう!彼らは、平成で言うと4年生まれが多いみたいで、私が和束に来たのが平成7年なので、2~3才くらいの乳幼児。いま子育てサロンに来ているような子どもたちが、あんな風に大きくなるのか、と思わず感心してしまいます。
 「卒業証書授与」のときに、それぞれのクラスの一番最初の男子が、「よっしゃ!」と声をあげるシーンがあり、会場が笑いで包まれましたが、あれはそういう約束でもしているのかな?それとも最近の「伝統」なのか?とかいろいろ思いながら、微笑ましく見ていました。「送辞」とか「答辞」の時には、女の子を中心にすすり泣く人もけっこういました。彼ら、彼女ら、それぞれ、思いでは異なるのだろうけれど、いろいろな事が思い出されるのでしょうね。そして、和束では、小学校も中学校も1つなので、小さい時からずっと一緒に遊んだり、勉強したりしてきた仲間、友人と、はじめて本格的な「別れ」を経験することもあるので、その思いも強いのかもしれませんね。でも、これから新しい出会いがいっぱい待っている彼らがとても輝いて見えました。
 最後は、「旅立ちの日に」「仰げば尊し」を歌って式は終わりました。それにしても、新しい門出に、「君が代」はやっぱり似合わないですね。

3月議会はじまる

2008-03-12 10:16:39 | 議会報告&議員活動
 3月議会が昨日から始まりました。
各委員会や広域組合議会などの報告の後、一般質問。今回は、私一人のみの質問。
今回取り上げたテーマは、子育て支援と同和行政。
 まず子育て支援では、子育て支援充実を目的に「次世代育成支援行動計画」が策定されて丸3年、進み具合や現状についての評価を聞き、その上で、具体的な充実策として、学童保育、子どもの医療費、妊婦健診、保育サービスについて質問。和束では、平成13年に策定された総合計画で「子育て家庭にうれしいまちづくり」が掲げられましたが、現状は若い世代の流出、出生数の減少(平成13年が30人で、以後32、31、30、17、26、22)に歯止めがかかっていません。しかし答弁は、そのあたりの危機感が感じられないものでした。また、具体策についても、今回唯一前向きだったのが、公費による妊婦健診回数の増で、当初予算には盛り込まれていないのですが、回数増に向けた医師会との協議が終了した事を受けて、「相楽でもトップクラスの支援を行うよう指示した」との答弁。具体的な回数はまだわかっていませんが、充実が図られるようです。しかし他の問題については、これまでも何度も取り上げてきた事ですが、まともな検討がされた様子が感じられませんでした。とりわけ学童保育については、利用料が府下で一番高い1万円もの負担となっていて、利用者や希望者からも「高すぎる」との声もあがっているし、開設時間についても、町外勤務となると到底間に合わない状態があります。利用料については、当初町長は、「高い現状だが、内容面で補う」とか「運営費の半分は利用者負担でやっている」とかで合理化していましたが、この間の論議の中でことごとく根拠が崩れ、結局は「お金」の問題だとなりました。しかし財政的にも、仮に半額にしても年間で120万円、2500円値下げでは年間60万円程度でできます。昨日の質問では、団体への補助金や集会参加費などにあてられている予算110万円ほどを学童にふりむければ出来る、そういう額だと追及しました。町長は「こちらが必要ないから、これを回せばとかは短絡的だ」と答えましたが、値下げのために予算をつける事はあくまで拒否。私は「充実が求められる学童保育への町の一般財源からの支出は60万円で、特別法もなくなり出す根拠もない関係の方には110万円も確保する。町長は和束の子どもたちへの支援より、団体への補助金を確保する方が大事だと言われるのか」と指摘し、「せめて学童にも同じくらいの予算を確保したらどうか。そうしたら出来るではないか」と重ねて要求し、町長も「今後も検討する」と答弁しました。
 通院も小学校卒業まで助成すべきと要求した子どもの医療費についても、「町長は以前、相楽郡内で足並みをそろえて拡充となれば、うちだけやらないわけにはいかない、と答弁している。という事は、できるという事で、これも結局はお金の問題でなく、やる気の問題であり、できない理由はないのだから、直ちに決断されたらどうか」と質問し、町長も「できない」とは言えず、「検討しているという事」と答弁しました。
 ゼロ歳児保育の実施も、「保育園統合で実現すると計画にちゃんと書いているのだから、責任を持って取り組むべき」と質問し、平成15年の段階で、当時の担当課長が実施のために何が必要かを具体的に述べ、「出来るだけ早く実施したい」と答弁していることも紹介し、実現を迫りました。担当課長もその経過は認め、検討していく旨の答弁をしました。
 なかなか前向きな答弁が得られず、力不足を実感しましたが、町には子育てをめぐる町の現状を踏まえて、もっと危機感を持ったとりくみをお願いしたいものです。

 同和行政の問題では、特別法がなくなった以後も、あいかわらず続く「特別扱い」の根本には、運動団体の視点からしか人権問題を考えられない主体性のなさがあると指摘し、そういう状況を温存する役割を果たしている、人権啓発課の廃止や、解放同盟やその関係団体が主催する集会などへの公費による参加、解放新聞のまとめ買いや全職員への回覧の中止を強く求めました。しかし町長はあいかわらず昔の答申の立場を繰り返し、差別が残る限り必要な事との姿勢を強調しました。私は、この間多くの不祥事を生んだ解放同盟自身が、不祥事を「個人的な問題でなく、体質的、構造的な問題から生まれた」とし、その要因に行政と同盟の一部幹部との癒着がある事や、行政も運動団体も主体性を欠いたこと、またを特別扱いする傾向などもあげていることを紹介し、「少なくとも、そういう団体と一緒に組織を運営したり、無批判に公費で集会に参加させたりは適切ではないと思わないのか」と迫りました。町長は具体的な答弁をしませんでしたが、この問題は大事だと思っているので、引き続き追及したいと思っています。
 また、以前、同和対策で行われていた貸付金事業の未返済金が800万円以上にのぼり、まともに返済が進んでいない事を指摘し、適切に返済を進めるよう求め、担当課長は「計画をたてて、進める」と答弁しました。
 保育園で行われている「」地域の保護者と子どもを対象にした「たんぽぽ会」活動への支援は、明らかに特別対策なので、すぐにやめるべきと質問しましたが、園長先生は「園が主導して立ち上げたのは事実ですが、今は保護者の自主的な活動へとなってきています。解散については、園は関与できない」と答えました。しかし実態はそうではない事を指摘し、園が立ち上げたものである以上、園が責任を持って解散すべきだ」と重ねて求めましたが、「関与できない」を繰り返されました。それなら保護者の判断で解散できるという事だと思いますが・・・。
 今回の質問を通じて、同和行政の特別扱いが温存される背景には、やはり運動団体との深い関係があると実感しました。情報公開で手に入れた資料に、解放同盟地協との統一交渉というのがありますが、一民間の団体との交渉に、宇治市から以南の首長や教育長がすべて出席しているんです。こんな事をしている団体は他にはないと思いますし、行政もしないと思います。和束でも2年ほど前にあった同盟支部との懇談会に、町長、教育長をはじめ、すべての課の担当者がずらりと出席していました。これは明らかに特別扱いとしか言い様がありません。ここを変えていかないといけないと思います。

 一般質問の後、意見書の質疑、採択があり、4本の意見書が議論されました。私が提案した①「暫定税率の廃止、道路特定財源の一般財源化を求める意見書」②「海上自衛隊と漁船との衝突事故に関する意見書」は、①は私のみ賛成、②は私の他、井上議員が賛成、で否決されました。イージス艦事故の意見書は、府議会をはじめ他の議会でもだいたい全会一致であがっていたので、大丈夫かなとも思っていたのですが、私単独の提案である事がネックだったのか、「人命救助の記述がない」などを理由に否決。後で、議運の委員長から「良いことは採択していきたいと思っているから、これからは事前に相談してくれるか?」と言われたので、今後はそうしたいと思いましたが、難しいものです。

議会は、17,18日に予算委員会、24日に本会議2日目が予定されています。
何か、お気づきのこと、ご意見ご質問などありましたら、ぜひお知らせください。

一般質問のテーマ

2008-03-07 01:19:46 | 議会報告&議員活動
 3月議会が11日からはじまります。11日に一般質問や意見書審議、来年度予算の提案、条例改定などが予定されています。
 今回の一般質問は、私1人だけの質問。なんか、さびしいですね。
3月議会の一般質問では、子育て支援の充実と同和行政について取り上げます。
具体的な内容はこんな感じです。
◎子育て支援の充実
1.次世代育成支援行動計画の進み具合をどう評価しているか?状況の点検や住民への情報周知はできているのか。
2.学童保育の充実を
(1)「ガイドライン」に基づいて、事業を総点検し、充実に向けた方針を持て。
(2)利用料をただちに引き下げ、開設時間の延長を。
(3)指導員の身分保障を充実させ、有資格者の配置を。
3.子どもの医療費助成を、通院も小学校卒業まで拡充を。
4.公費による妊婦健診の回数を増やせ。
5.ゼロ歳児、病児・病後児保育の実施、早延長保育の充実など、保育サービスの充実を。

◎同和行政の終結について
1.同和問題を、他の人権問題と区別し、特別扱いする行政はやめよ。特別扱いを温存・継続する役割を果たす人権啓発課をなくし、関係団体への補助金や、公費による運動団体主催の集会等への参加や派遣はやめよ。
2.「解放新聞」のまとめ買い、各課職員への回覧をやめよ。
3.生活更生資金事業による貸付金残の適切な返還に、責任ある対応を。
4.保育園主導で運営、支援がされている「タンポポ会」の解散を。

 以上のような内容で質問します。いま、その準備中です。しっかり頑張って、少しでも前進をかちとれる質問にしたいものです。質問の結果は、またお伝えします。がんばります!

4月から「一時保育」充実へ

2008-03-05 10:09:16 | 子育て安心の町に
 4月から、一時保育事業が大きく改善されます。
大きく変わる点は、これまでは、子育て支援センターで月2回、日を指定して実施されてきましたが、4月からは、月曜日から金曜日に毎日受け入れがされて、利用者の都合に合わせて利用できるようになります。
 「和束町一時保育事業実施要綱」によると・・・
①どんな場合に、どのくらい利用できるのか?
・保護者が、就労や職業訓練、就学等で、週2回を限度に、家庭で子どもが保育できない場合。週2日利用可能。
・保護者が、病気、けが、事故、出産、介護、看護、災害、冠婚葬祭などで、緊急に家庭での保育が困難となった場合。年間で1週間以内で利用可能。
・リフレッシュを目的とする場合。1ヶ月に2日利用可能。

②対象となる子どもは?
・町内に住んでいる、保育園で保育をうけていない、満1歳から就学前までの子どもが対象です。

③保育の場所、定員は?
・和束保育園で受け入れ、1日おおむね5人

④保育を実施する日、時間は?
・土日、祝日、12月28日から1月4日を除く、平日に実施し、保育時間は午前8時30分から午後4時30分まで。

⑤申し込みの方法は?
・申請書を、利用希望日の5日前までに提出する。
・緊急保育の場合は、事後処理が可能。

⑥費用はどれくらいかかるの?
・午前1000円、午後1000円で、1日だと2000円。
・4時半以降の利用は、30分ごとに200円加算。

⑦生活保護世帯、災害による生活困難世帯は利用料免除。

 以上のような内容です。
福祉課のお話では、これまで子育て支援センターで実施してきた一時保育についても、並行して実施したいとの事です。詳しいことは、役場福祉課78-3001(総務課にかかり、福祉課に回してくれます)まで問い合わせてくださいね。

 一時保育は、私の子どもが1歳の時に、月1回で始まったのですが、それ以後、「利用者の都合にこたえたものに改善を」と要望してきましたが、その後、月2回になり、今回ようやく本来の一時保育として実現にこぎつけました。昨年取り組んだアンケートでも、要望が強かっただけに、本当に良かったです。実現へ努力いただいた福祉課や保育園にも感謝したいと思います。
 まだ実施までに少し時間がありますので、もし気になる点がありましたら、ぜひお知らせ下さい。そして、4月からおおいに利用していただいて、その中で改善すべき点も出てくると思いますので、また教えてくださいね。